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あともう少しだけ、時間をください

恋の終わり、冷静な自分でいられますか?
自分で終わりを告げるとしても、相手から終わりを告げられるとしても、好きだったという事実がある限り、私はきっと冷静に受け止められない気がします。

9月から12月まで、上記のような企画を開催しております。

今日は、この企画に参加してくださった、七屋糸さんをご紹介します。

恋の終わりを感じたとき、自分の中で気持ちの整理をするのに、どのくらい必要なんだろうか?

この恋には終わり以外の選択肢はないと思ったとき、私ならどうするだろうか?

ひとつひとつ、「モノ」を捨てても、想いだけが残る。
昨日は、こんな明日がくるとは思っていなかったのに。
去年は、こんな未来なんて想像していなかったのに。

ひとつひとつ、大切なモノを捨てながら、ひとつひとつ整理するのは、部屋だけじゃなく自分の心。
3日かけて、整理された彼女のココロ。
3日間、彼女のココロに向き合おうとしなかった彼。

大切な恋を、なかったことにはできない。

この街ではどこに行ってもなんだかあなたがいるようだから
次の春にはこの街も捨てることにしたよ

3日間かけて、街ごと捨てた彼女はきっと、幸せになっているはず。
逆に3日間、彼女の気持ちに触れようともしなかった彼はきっと、どこかで彼女が忘れられない存在になってしまったはず。

糸さんのこのお話に出会えた私も、彼と同じように、彼女が忘れられない存在になりそうです。

糸さん、ご参加いただきありがとうございます。


2020.12.3

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いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。