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なぜライフプランが実行できるのか

「実行できるライフプランを組むのが得意です」とご相談頂いた方にお伝えしています。

実際に「ライフプランを作って家計が改善しました」とお言葉を頂くことが少なくありません。
すぐに実行できていなくても、実行できていないことについて自覚してアクションを起こしている方もいらっしゃいます。

いずれもライフプランを作成した結果だと思っています。

ライフプラン、作ったきりになっていませんか?

実行できるライフプランと実行できないライフプラン。

その違いを分析してみました。

1、現状の数字が出来るだけ正確であること

ライフプランを作成する際の数字はできるだけ丁寧であることを心がけています。

可能であれば、源泉徴収、ねんきん定期便、返済予定表、各種保険証券、通帳、iDeCoの資料等をご準備頂いてライフプランを作成します。

ライフプランの最重要事項は現状把握です。

前提がズレてくると、その後の改善案も砂上の楼閣になってしまいます。

現状の数字をできるだけ正確に把握することは、実行できるライフプランにするために非常に重要です。

一方で実行できないライフプランは、保険や住宅の販売が前提となっていることが多く、商品販売に関係のない情報はざっくりな数字であることが多いです。

2、家計での気付きが得られること

現状の数字を正確に洗い出す作業の中で、ある気付きを得られるお客様が多いです。

「自身が思っていたよりも、多く出費している」という気付きです。

例えば、下記のようなケース。

年収が500万円で手取りは約390万円。
毎月の生活費を洗い出すと20万円。
1年間で150万円貯まる計算になった。
『390万円-20万円×12か月=150万円』で1年間で150万円貯まる計算。
しかし実際には100万円しか貯まっていなかった。

このようなケースでは、月々の出費以外の特別な出費を計算していなかったり、日々の生活費が思っていたよりもかかっていることが多いです。

この気付きは家計管理の上で非常に重要になります。

ご自身での管理について見直すきっかけになり、お金に対する意識が高くなる方が多いです。
お金に対する意識が変わることで、理想のライフプランに向けてより実行しやすくなります。

3、強制しない。優先順位を一緒つける。

ライフプランを作成する際に、ここの経費を削りましょう、この出費を辞めましょう、とお伝えすることはありません。

ライフプランの結果を見て、お客様と一緒に考えます。

固定費削減に取り組んでいなかったり、障害者控除やひとり親控除等などの社会保障を使い切れていなかったりする場合はアドバイスします。

ただ、どこをどう見直すかは一緒に考えるようにしています。

他の人から見ると「もったいない」と思うような出費でも、その方にとってはとても大切な出費であることは多々あります。
例えば、僕でいくと音楽のサブスクとAmazonプライムは絶対に削りたくなく、それを削るぐらいなら食費を削ります。

大切なのは節約ではなく、出費のメリハリをつけることです。
そのために一緒に優先順位をつけていきます。

人生を豊かにするための出費を削らない代わりに、優先順位が低いところをどのように節約するか一緒に考えていきます。そのためのアイデアを提供していきます。

それでも難しい場合は、転職や引越し、ご家族の力を借りれる方には借りることを検討します。

どのようなお金の使い方をしていくかお客様と一緒に考えていきます。

4、使える金額を決める

何にいくら使っているか不明瞭な方の場合は、細かい支出ではなく、1ヶ月に使っていいお金の上限を設定していきます。

その中でのやりくりをお客様ご自身に考えて頂きます。

「こんなに使って大丈夫なのに、普段何に使っていたんだろう」
と感想をいただくことが少なくありません。

5、一緒にやる

ライフプランを実行するために行っていることに「一緒にやる」があります。
例えば、1人だと後回しにしがちな格安SIMへの変更や、証券口座の開設や定期買付の手続きを一緒にします。

一緒にすると言っても、ほとんどはお客様とそれらをやる時間を決めて、その時間にオンラインを繋ぐだけ、です。
証券外務員を持っていないため、具体的な名柄等についてはお伝えせず考え方と操作方法をお伝えしています。
発達障害の方に限らずかもしれませんが、1人だと後回しにしがちなことは一緒にやります。
もし分からないところがあれば、その都度入力のサポートをしていきます。


ライフプランの目的は、作成することでなく、実行することです。
ライフプランは振り返りのためのツールにもなります。
安心して自分らしくお金を使っていくことなので、その点もフォローしていきます。

6、できなくても

多くの方は「改善しました」と仰って頂きますが、中には「毎月使い過ぎてしまって」という方もいらっしゃいます。

すぐにできなくてもいいと思っています。

なぜなら、これまでは使い過ぎたかどうかもわからなかった方が、使い過ぎたか、予算内に収められたかを振り返ることができている点で大きな一歩だと思っています。
徐々にできるようになる方や改善のためにコーチングなどを受けてアクションを起こす方もいらっしゃいます。

すぐにはできなくても、できたかどうかを確認して振り返るための『モノサシ』があることが大きな一歩だと思います。

まとめ

ライフプランを実行するためには、
正確に現状把握を行い、
自身の家計の正しい姿を把握し、
使えるお金の幅を知り、
支出の優先順位を自らつけて、
一緒にやることです。

同じライフプランを作るのであれば、実行できるライフプランを作っていきましょう!

以前ライフプランを作って保険には入ったけどそれっきり、という方のご相談も受け付けております。

発達障害の方向けのFPサービス活動しています。

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