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Z世代ってどう思う?

昨日の上長1on1で話題にあがった「Z世代」の話。
・ワークライフバランスを重視する
・SNSが身近な世代
・社会への不安から安定を求める
・・・色々な傾向がある

上司がなぜこの話題を1on1に持って来たのか
具体的な意図は共有されなかったが
私には上司の気持ちが分かる。

学生時代のNPO活動で、私にも後輩がいて
会社で言えば上司のような立場を2年経験した。

・仕事に対する時間の使い方
・ストレス耐性
・部下の育て方

部下が辞めないように
そして自分を守るためにも
おそらく、色々なことに気を遣っているんだろうな。
上司としてもZ世代の部下への向き合い方に
難しさを感じているんだと思う。

今は私が部下だけど
私には上司の気持ちが本当によく分かるし、
私には気を遣ってほしくないと思う。

ここで書きたいのはZ世代が良い・悪い議論ではなくて
なぜZ世代は「ワークライフバランス」を重視する傾向があり、
仕事においては大きな責任を負うことに消極的で
自分のペースで仕事をしたいと考える人が多いのだろうか
という答えのないテーマへの発散。

私なりに考えてみた。
それはやはり「SNS」の影響だと思う。

一度にたくさんの情報量に触れることができ、
私たちは社会の悪い側面も
多様な生き方も
自分を客観的に見る機会も増えてきた。

そして、SNSは賢くて
自分に興味関心のあるテーマを分析してくれて
それが優先的に表示されるようにしてくれる。

これは思考のループにハマる1つのきっかけだと私は思っていて
例えば「働くのしんどいよね。だからゆるキャリで行こう!」
という記事を初めて読んで
その関連記事を読み進めて
何度も同じテーマの記事を読んでいると
SNSの中はその記事であふれるようになって。

仕事って自分のペースでできるんだ。
キャリアに緩いとかってあるんだ。
そんなに自分って頑張らなくていいんだ。

という考え方に偏る。

もしこれが、
「働くのしんどいよね。余計な力を抜くために今必要なインプットをしよう!」というテーマだったら、
同じ「働くのしんどい」という導入でも
解決の仕方が違ってくる。

情報に上手く付き合わないと
こんな感じでループにはまってしまいそう。

私はループにはまるというよりは、
同じ悩みを持っている人がいることを
SNSで知って安心を求める。

だから、落ち込んだ時は「立ち直り方」よりも
「落ち込んでいる人の悩み」を集める。

いつまでも落ち込んでいる時間なんてないから
本当は「立ち直り方」を調べた方が楽で一番の解決策なのになあ。

昔も読んでいる新聞によって情報が偏っているとか
同じようなことがあったと思うけど
今はスピードが違う。
一旦はまると、一気にはまる。

あとは、社会の悪い側面をたくさん知れるようになったのも
考え方に大きく影響していると思う。

・日本で働いても給料は上がらない→じゃあ今は安定した職についておこう
・ハラスメントがある→組織に属することは辞めて1人で働こう
・世界と比べて日本人は働きすぎ→正社員だと給料に見合わない労働量だから、派遣やアルバイトで自分の時間を大切にした方が幸せなのかな
・・・

情報って浴びれば浴びるほど
分からなくなる。

白黒をつけられる物事って
世の中にはほとんどないんじゃないかって
最近強く思うようになった。

それを生きづらさと捉えるか
生きやすさと捉えるかは
人それぞれ。