〜Live in the moment〜 認知症のママと暮らす日々のこと

アルツハイマー型認知症と診断され 最近では前頭側頭型認知症 重度の認知症 要介護2 実…

〜Live in the moment〜 認知症のママと暮らす日々のこと

アルツハイマー型認知症と診断され 最近では前頭側頭型認知症 重度の認知症 要介護2 実母75の母 ほとんど覚えていないけど 今を生きて楽しんでいる 母からもらう大切な今 笑ったり、時々落ち込む時もあるけれど 今しか覚えてないんだから 今を生きよう そんな親子の日々を綴ります

最近の記事

睡眠との戦い

8/17 昨日退院と同時に往診の先生が来てくださり 血液、レントゲンの検査の結果の連絡がきた 退院する前に水をぬいたばかりなのに もう随分溜まってしまっているということ 帰ってきたばかりだけど また入院が必要かもしれない。 日中母はリハビリの先生の頭をはたき(すみません) その後はいつものように何もなかったようににこやかに 父も朝昼晩としっかりご飯を食べてくれて安心したけれど 咳が増えてきた。 40年間程働いている間 父は夜勤が多い仕事をしていた そのせいか夜眠れない

    • やればできる!と思う

      現在の我が家 母 要介護3 在宅介護 重度のアルツハイマー認知症 自分の意志や、 認知能力はほぼないけれど軽いコミュニケーションは取れる 一年前救急で入院退院後 ほぼ寝たきり  一年をかけてリハビリの結果なんとか、デイやショートにいけるまでに! 父 重度の肝硬変 腹水や肺に水がたまり薬では効かず 呼吸障害で救急車で運ばれ入院 現在は水を10日程に一度抜いてもらい 酸素を吸っている状態で退院 (介護認定未) 私 自営業 現在ほぼ休業中  昨日から二人介護が始まりました 現

      • よみがえれ、お元気DNA

        随分ご無沙汰をしてしまいましたが 去年の夏に母が救急搬送で入院し寝たきりになり この一年に一気に沢山のことがおこりました。 介護の大変さを、高齢者の脆さを そして沢山の学びを得た時間 退院してからも原因不明の高熱が続いた日々 初めての寝たきりの介護で余裕もなく そんな毎日でブログから遠ざかっってしまっていたのですが なんとか階段を支えがあれば降りれるまでに! そしてデイサービスやショートにいけるまでに。 けれどなんと次は、今度は父もほぼ寝たきりに。 我が家は小さなグ

        • こころのバリアフリー

          母は 「こんにちわー」 と錦鯉のまさのりさんのように 大声で元気な元気な挨拶をします。 歯医者に行っても 美容院にいっても どこに行ってもご挨拶 道で知らない出会った人にも ご機嫌で「よっ」と声がけ どんどん話しかける うちの母は人が大好きなんです。 ゴミ収集車が来ると ベランダに必ず出て 「ありがとうっ」とお声がけをし 外で隣の家の子どもが遊んでいると 気をつけやーとお声がけ けれど 人との付き合いが希薄な時代 知らない人から話しかけられたら相手にしてはいけない

          そうなのか?そうじゃないのか?

          「あっ、よいしょ、よいしょ」と 私がいうとたいてい悪ふざけで踊ってくれるので 「だいたいふざけているねぇ」 と私がいうと 「ふざけてへんよ普通が出てくるだけ」 ヨーグルトにくるみを乗せると 美味しいくるみしか食べないし 酢豚とか野菜炒めとか 気づいたらお肉だけ全部ないし ママさん大好きよと 私が言うと 「あんたの鼻こうやなと」 わっはっはっはと手で大きなグーを作って鼻の前においている。 私の大きくて低いお鼻をいじっているのです(笑) 本当に認知症なのか? そう思って

          助けられた言葉 1

          介護を始めた頃、情報もよくわからず まだお母さんには必要ないとなかなか 介護認定を受けていませんでした。 どうしていいかわからない日々 それでも周りの勧めで介護認定を受け ケアマネさんが決まっても 信用していいのかな? なんて少しかたくなっていました。 そうこうしているうちに お一人目のケアマネさんが辞められることになり 次のケアマネさんとの面談の日も 私はがちがちになって壁をつくっていました。 そんな私をみてなのか ケアマネさんが私に聞いたことは 母親のことよりも何

          おしゃべりは続く

          母:ちょっとちょっと、 あそこの人可愛そうやな 私:誰が? 母:そんなんしたらあかんいうてん 私:そうなんや、ほななんていいはったん 母:わかりました 私:わかったんや! 二人:わははははは 母:これ誰のん? 私:お母さんのよ 母:なんで?あの人そんなンちゃうって言ったよ   おいとくで 私:おいとくんかーい 二人:わははははは 私:ままさんここにお茶置いとくで 母:はーい ありがとうと スタスタスタと自分の部屋へ行こうとする 私:どこいくねーん! 二人:わはははは 私

          知ることの大切さ 1

          介護をするにあたってお互いのことを知ること 理解することが大切だなと思います。 母のことが大嫌いだった16年 昔から母娘仲が良かったと思われがちですが 私の反抗期は小学3年から24歳頃まで続きました。 母親が本当に嫌いで 母との関係に距離を置きたくて 実家を離れました ママさんはいわゆる過保護、毒親?で心配性 私が友達と遊びに行くのですらいい顔をしないし 何をやるのも心配でやめときという人 私ができることも率先して全て母がやってしまうのです。 自分の概念以外はなかっ

          脳の摩訶不思議

          今日ママさんに ちょっと ほらほら ひばりって書いてある! それは新聞のテレビ欄の メインではなく小さな小さなBS欄に サラッと書いてある 美空ひばりの文字でした 私も見たけど全然気づかなかった表記。 いつもいつも どんな小さな端っこの文字でも 美空ひばり様を拾ってくるのです コップがどれか、リモコンがどれか、今が夏かすら わかっていないのに。 恐るべしひばり様 好きなものは本当に凄いなと思います 記憶される場所が違うのだろうか? 昔のことはよく覚えていると認知症

          ヘルプマークをつけた日

          今朝玄関のドアが開いたような音で目覚めた 時計を見ると6時 うん?開いたよね。まさかお母さん? いやいつも早くても7時半くらいに目覚めるし 気のせいかな そのままもう一度ベッドに横たわろうとしたけど 念の為見に行こう 玄関の鍵が開いていた あれ?私締め忘れたかな? 母の靴はある。 とりあえず3階の母の寝室へ もぬけの殻 ドクドクドクドク やばい 今まで徘徊らしいものはしたことがないけれど 外に出て少し歩いたらわからなくなってしまう。 急いで階段を駆け下り 玄関

          その言葉を信用しなくていいときもある

          私は時々「ママさん、ママさん、 お元気ですか?お元気ですよ♪  よいっしょよいっしょ 踊りましょ」 などと節をつけながら声をかける まあ私もふざけているけど、 大体は一緒に変顔しながら踊ってくれる けれど10回に一回くらい 「きもちわる」 とか言ってくる だから 「誰が可愛いねーん、私か」と返すようにしている 10回に一回 ハグしにいくと 「くさっつ」と 言ってくるので 「誰がいい匂いやねん、私か」と返すようにしている そして母の体を拭いている時 「気持ちよかったわ

          その言葉を信用しなくていいときもある

          大好きなデイサービス

          今日は大好きなデイサービスの日 私が(笑) 前回デイサービスをやめないといけないお話をしましたが トラブルを起こした認知症の人が 次のデイサービスを見つけるのが実はとても難しいのです。 先に入っている利用者さま優先 そりゃそうです。 なのでケアマネさんが探しに探して見つけてくれたデイサービス それでも一つの場所で初めから複数日受け入れてもらえず 3ヶ所行くことになりました。 その中でも一番の私のお気に入りが水曜日 小さなデイサービスでアットホーム トイレの回数や、水

          コメ付きバッタ

          母は人を見た目で判断する 特にふくよかな人があまり好きではない だからテレビや実際にそういう人が いた際に大声でこの人えらいブーやなと それはそれは堂々と言う 今そんな見た目を言う時代でもないし そういう人も少なくなったので より人を傷つける けれど本人にそんな意志は一切ないし そして理性も一切効かない だから私はいつもペコペコ謝り歩いている 認知症を知っている人や、認知症なんですと言える時はいいけれど 知らない人にいったときなんてわたしはコメ付きバッタになる (※コ

          覚えているのがたった1分でも笑っていたい

          今日嬉しい言葉を聞けた 母:わっはは あんたが笑うからまた私笑うやろ! 私笑えてるのね、お母さんにとっては面白い存在でいれているのね\(^o^)/ 認知症の母は 今を生きている。 昨日のことは覚えてないし明日のことはわからない 今見てるテレビだってCMに入れば忘れちゃう ご飯食べたの忘れてまたたべちゃう だから母の覚えている今だけは 笑って過ごしたい 何より彼女の笑顔はめちゃくちゃ可愛いから 純粋に見たいのです 認知症だって誰だって 楽しい空間を嫌いない人なんてい

          覚えているのがたった1分でも笑っていたい

          介護に疲れたときのお守り

          介護を始めた頃 全てを一人で背負い込んで わからないことだらけで イライラして爆発しそうで がんじがらめだった頃 私を助けて頂いたサービスがあります それはココナラさんというサイトで 介護の悩みを聞いてくださるサービスです。 その頃は本当に頭も整理されてなくて 愚痴や不安などを沢山伝えてしまったにも関わらず 丁寧に丁寧に私の立場になりながら 実際の介護現場で働かれている経験をもとに 沢山の困りごとのアイデアを下さいました。 そして決して無理しないようにと それからも

          たまには干されたいのよ

          ママさんはアーティストだ。 時々とんでもないものを作ってくれる 最近の作品 いつも干しているんだもの たまには干されたいよね シュールだわ。 凄く好き これを真剣な顔で 綺麗に作っていた。 頭の中を知りたい 何を思い、何を考えて作ったんだろう 脳の仕組みをやっぱり知りたい たとえ何かがかけてこうなったとしても 私はとっても好き そして自慢気にこの写真を友達に送りまくる私 干すのは気に入っている お箸だって眼鏡だって 何だってほしちゃうぞ! そして何気に見つけ