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教会に住む? 不思議な繋がりについて

今回はローマで最初の頃過ごしたホリデー・ハウスのお話です。(写真はハウスを出た通りから)

ホリデー・ハウスというのは馴染みのない言葉ですが、バンガローなど貸別荘に近いもののようで、ここはシスター達を中心に運営されています。

もともとはバチカン市国にあるサン・ピエトロ寺院を訪れる巡礼者の方のための場所で、イースターの時期は大変混み合っていました。

Nazionale通りの都会の街並みから一歩中に入ったところに位置し、建物にはプライベート・チャペル 小さな教会があります。また時々、歌やギターの音色が聞こえてくるなど、部屋の中に居ても楽しいです。

屋上からの風景

しばらく滞在していたのもあり、またアジア人が僕だけなのもあるかも知れませんが顔を覚えて貰えるようになりました。

ある朝、いつものように階段を降りると シスターに突然
「また貴方がここに戻って来るのを待っているわ。焼きたてのパンをどうぞ。」と声かけられました。

僕は「まだ、ここにいるよ」と言い、チェックアウトと勘違いしたのかなと考えましたが、そうではないようなんですね。そして、religionのことを思い出しました。

日本だとreligion は宗教と訳されますが、ラテン語のreligio 結びつくに語源があるとされています。つまり何かと自分自身とが強い結びつきを感じること、繋がりがもともとの意味だと考えています。(諸説ありますが)

現在は病院の近くのアパートに住み始めました。
都合の良い解釈かも知れませんが、しかし確かに戻りたいと不思議な繋がりを感じる、心落ち着くところでした。

Ciao!! Ciao!!

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