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日記 | スパコミに参加した

なんかまた月末ギリギリ投稿になってしまった。
光陰矢の如しすぎる。

2023年5月3日に開催された、【SUPER COMIC CITY 30 -day1-】に行ってきたので、日記にして残しておこうと思う。
あ~楽しかった。

同日の、スパコミ以外で楽しんだ日記はまた別に投稿する予定だ。
久しぶりの東京にはしゃいでいるのでそちらも是非。

スパコミって何?

って思う方もいると思う。
平たく言うと同人誌即売会なんだけど、分からない方は分からなくても生きていけるので、なんらかのイベントが開催されたと思ってくれればそれでOK。

参加形態

今回わたしは、売り子として参加した。

最後が何年前なのか忘れてしまったが、わたしはサークル参加する側だった。
同人誌の漫画本を作ったり、小説本を作ったりなどをして、最後のジャンルではやっぱり漫画本を作ったりしていた。
なんとなく創作活動をする情熱が薄れていって、自然と活動を終えた。
その後も少しだけ友達の作る本の表紙デザインを手伝ったりしていたけど、住んでる場所が長野県ということとコロナ禍でイベントの様子が変わったりなどで、もう参加することはないんだろうなぁと思っていた。

なんで今回イベントに足を伸ばしたかというと、友達に声をかけてもらって久々に同人誌の表紙デザインを手伝うことになったのが発端。
その同人誌が5/3合わせで発行ということと、当日売り子さんがほかにいないというので、じゃあ久々に行ってみようかな、ということになった。
なんて理由を列挙してみるものの、その友達に会いたかったのが一番だったなぁと思っている。たぶん3年ほど会ってなかったので。会いたかった!

表紙デザイン+α

サイズと表紙に表記する文字、使う予定の印刷所を教えてもらって何となくで作り始める。
友だちがおおらかな人柄なので、お任せをしてくれるのがありがたい。
細かい要望がある人からのオーダーは受けれない気がする。
わたしからは「(本のタイトルの印象から)明るい感じでいい?」と、確認をとった程度。
早めに依頼してくれたので、のんびり作業となった。ありがたい。

同時に、ノベルティにマグネットを作りたいというので表紙デザインとセットで作ることにした。

で、色々すっ飛ばすけれど出来上がったのがこれ。

本とマグネット !一部加工!

自分で言うのもあれなんですけど、めちゃくちゃかいわくない??
フリー素材を使わせてもらいながら作ってるので100%わたしの力ではないんだけど。なかなかよく出来たと思う(自画自賛)

裏表紙はこんな感じ。

! 一部加工 !

ビール瓶をつやつやにするのが楽しかった。
光の反射は正確ではないけど、それっぽく見えればOKでしょ。

この本の現物を見たかったというのも、イベントに行った理由のひとつでもある。

やっと当日の話

宿泊はお金がかかるので、やむを得ず日帰りすることに。
特急電車の始発に乗るも、ビックサイトにはギリギリ10時に着く予定。
地元の朝の気温が寒すぎて、駅のホームで電車を待つあいだ凍え死ぬかと思った。
5℃だった(ダウンジャケットの人も見かけた。正解だと思う)
特急電車が東京都内に入ったころ、車内の気温もふんわりと暖かくなった。
東京が暖かくなる予報、ほんとうに当たるのかもしれない……と、ここで天気予報のすごさを実感。
新宿駅で降りると、ちょっとパーカーが邪魔かも? と思うほどだった。
順調に乗り換えて、予定通り10時頃にビックサイトへ。

確定の遅刻

最初から分かってはいたものの、イベント開始10時には間に合わず。
いちおう早歩きしたので、息切れ+汗ばみながら友達のスペースへ到着した。
3年ぶりくらいの再会。
最後に合ったのは2019年に日本科学未来館で行われたマンモス展に一緒に行った時だったはず(わたしが別件で東京に行き、声をかけ一緒に行ってもらった)あの頃はまだ独身だったなぁ。

すでにバタバタしてたのと、友達がスペースで仕事をしていたのでゆっくりとした感動の再会はなかった。
久しぶり~荷物ちょっと整えさせて! からのドタバタ。
朝あれだけ命を守ってくれたパーカーが暑くて邪魔だったので……。何よりも早く脱ぎたかった。
朝の気温の話だけは聞いてほしくて友達に言ったのは覚えている。うざかったと思う。

イベントの空気に浸る


友達の在籍しているジャンルは、なんというか穏やかな空気が漂っていた。
流行りすぎて通路が激混みということもないし、行き交う人々が殺気立ってることもない(人気のジャンルはそういうのがある。こわい)
気になるものを手に取って、吟味できる余裕がある感じのジャンルだった。

わたしとしては、原作に触れたことがないのでよく分からないジャンルなのだが(すみません……)、なんていい空気感なんだ! と心の底から羨ましくなった。
創作がしたくて作品を作ったひとと、好きなものを求めて作品を手に取るひとが同じ空間にいる。最高!

作る側からも、手に取る側からも退いてしまったので、なにもかも懐かしいという感情で見ていた。

前回イベントにサークル参加したとき、同人誌即売会に参加するのはこれが最後だろうとうすぼんやり思っていた。
今回はほんとうに突発思いつきで、数週間前に行こうと決めたので、あの前回が最後じゃなかったことを不思議に思いながら、色々と過去を思い出していた。
サークル参加は結果的には楽しいけど、作品を作るのは苦しい。
楽しいけど、己の力不足でとてもしんどい作業なのだ。
印刷会社のホームページを見て〆切を調べ、自分で原稿を用意し……という一連の作業が、いま思うと一般人がやることじゃない。
出版会社や印刷会社に勤めてるわけじゃないのに、印刷について詳しくなったのは、まあ、いい経験ではあった。
朝はイベント開始に間に合わないので、前日に上京し、いつもの友達の家に泊めてもらう。
夜更かしして、深夜にやってるアニメを見ながらおしゃべりが止まらなくて、翌日寝不足になりながらイベント会場に向かう。
自分のスペースに近づくにつれ、なんとなく緊張して「かえりたい」なんてよく言っていた。
実際にイベントが始まれば、楽しくて、イベントが終わると「つぎは何を作ろうかな」と考えている。
そういう20代から30代を過ごした。

懐かしいなぁ。
2023年になって、またイベントを体感できると思わなかった。
わたしが通っていた頃とは様子が変わってるところもあったけど、変わらない部分のほうが多かった。
安心したし、ずっとこういうイベントが続いてほしいと思った。

生の声を聴いた

今回、ぼんやりと売り子をしていた。
売り子を……していたのは少しの間で、友達がスペースにいるときは友達がやっていた。
友達が不在のときにお金を守ってるひと、くらいの役割だった。

そんな感じで過ごしていたが、買いに来てくれた方が表紙を見て「かわいい!」と言ってくれる。
わたしはすぐにマスク下で、でへっとにやけてしまう。
友達が「このこがデザインしたんですよ!」と紹介してくれる。

この流れが何回かあった。

嬉しかった!!!!!
ものすごく!!!!!

嬉しさを表現するってすごく難しいんだといま実感している。
お世辞でもっぽろっと感想を言ってくれた方々も、なによりわざわざ紹介してくれた友達も。

今後、またちょっと違う形でデザインをしていけたらいいなと想定している。
素人だけど、デザインするのは好きなので学んでいきたい。

おそらく最後

なんとなく、今回こそ最後のイベント参加だと思っている。
なにより東京まで行くのが大変だし。
ということで、ビックサイト内の空気をじっくり眺めてきた。
穏やかに、イベントが続きますように。

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