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【持続可能な働き方】長く続けるコツを娘から学ぶ

SDGsという言葉をよく聞くようになって、世の中は持続可能なモノに価値を感じ、投資をしていく時代になりました。

働くことに対しても、長く働き続けられることが人生100年時代を生きる現代人には必要だと説く書籍も多いです。

早期退職して老後人生を謳歌する人はほんの一部の人たちだけで、大多数は持続可能な働き方を目指すのが現実的。

といっても働き続けることに対して、わたしは結構ポジティブに受け止めています。

だからと言って、
今の仕事をずっと続けたいですか?
と聞かれたら即答で「Nooooo!!!!」と叫びます。

じゃあ、どうしたらいいのか?

今回は長く続けるための思考について考えます。

長く続けるためにはマイペースを貫く

娘は3歳の頃からピアノを習っているのですが、最近ようやく練習する習慣が身につきました。

見ていて気づいたのですがら、習慣にするために娘なりに貫いていることがあります。

それが、マイペース

先生に怒られようとも、母に怒られようとも、弾きたくないときは弾かない。

周りの同年代の子たちから遅れを取ろうが気にしない。

できないことは「できない!」と口に出し、できることから少しずつやる。

少しできた自分を、自分自身で過剰に褒める。

一見自己中心的だし、協調性はないし、向上心がないように見える。
もし学校だったら、先生に注意されてしまうかもしれない。

でも「持続」という点においては最強のマインドセット。

娘はマイペースを貫くことで、自発的に練習に取り組むようになり、ピアノが楽しいと言うようになりました。

自分で自分のご機嫌を取りながら、確実に前に進んでいく方法のひとつです。

楽しむ工夫をする

期間が限定されていることなら我慢して嫌なことにも取り組めます。

でも長く続けるとした場合、嫌なことでは続きません。

だからといって、都合よく「好きなことだけで生きていく」のも難しいなと感じてしまいます。

そういう時は楽しむ工夫を考えるです。

娘の場合、2ページ宿題をしたら、1本好きなYouTubeを見られる。
わたしの場合、苦手なテレアポを5件したら、1時間アイスを食べながらマンガ本を読む。
(わたしの方がご褒美が豪勢なのは大人の特権です♡)

あとは「5分で1ページ終わらせられるか」、ゲームのようにしてしまうのも効果的です。
制限時間は短めに設けることで、やる気も集中力も増します。

子供の頃、想像力を働かせて楽しい遊びを考えたように、目の前のことをどう楽しもうか考える癖が大切。

亀のようなスピードだけどウサギより確実

娘はジャングルジムの一番高いところまで登るのに1年かかりました。

「わたしはまだできないんだよ~。仕方がないの!
だから一段目だけ登る!これでいいの!」
と言いながら、一段目を登ったり下りたりを繰り返していました。

そして、一段目に自信が持てるようになったら、二段目まで登り下りを繰り返す。
二段目の次は三段目…

はたから見るとゴールまでは気が遠くなるような道のり。

でも娘の視界にはいつもできるようになった世界しか見えていませんでした。

「二段目まで登れるようになったよ!やればできるんだから!」
と目を輝かせながら自信を持ち、三段目への期待を膨らませています。

スピードは亀でも、彼女は確実にやりとげるだろうと感じました。

ウサギのように遠くに見えるゴールに向かってスピーディにゴールを目指すことは、無理やりモチベーションを高めて気合いだーって取り組めばできます。

でも気合と根性が持続しなかった場合、目的であるゴールまでたどり着けません。

わたしはそのやり方は向いていませんでした。

大体が最初の数時間で糸が切れてダラダラしてしまいます。(まさにウサギ…)

ここは娘を見習って「でーきない!」って認めてしまうことにしました。

そのかわり、「できることは何か?」をみつけて、取り組むことにしています。

仕事でもそうですが、なんでもかんでも「できます!」と言って苦しむよりも、「ちょっと難しいな」というモノは素直に「できません」と伝えて、解決する方法を探ることに素早く移行する方が結果的にスピーディー且つ、確実に物事が進みます。

気合いでどうにかなるかもしれない…という不安定なものに頼るのではなく、確実な方法で着実に進めるという思考は、メンタル的なストレスも軽く持続性があります。

好きなことで生きたいわたしの先生

長く続けるコツに正解はなく、自分のやりやすい方法を見つけることなんだと思います。

その方法が見つからないんだ!
という人が多いから、習慣術の書籍が多く存在しているんですよね。

書籍は事例がたくさん載っているので参考にはなりますが、正解を教えてくれるものではありません。

結局は、自分の想像力と創造力を発揮して見つけるしかありません。

でも子どものときは、それが当たり前のようにできていたはず。

役に立つか、無駄にならないか…というような損得は考えずに、マイペースに取り組む。

基準だって自分で決めていい。
そもそも基準なんていらないのかもしれない。

やりたいから続けるし、満足したからやめる。

仕事だってそんな風に変えていっていいんじゃないかなと思います。

それが持続可能な働き方。
(もちろん、人に迷惑をかけないような配慮は大切)

「自由」を体現している娘の背中は、多くのことを教えてくれました。


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