酔生

私の生きた史実を見つけてくれてありがとう。

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最近の記事

天使になりたい

1300円を握りしめてドラッグストアに行く。 それだけで幸せが買えて、私たちは天使になれる。 PTPシートから錠剤をだしてそれをざらざらと口へ流し込む。 ついでにブロンも20錠くらい流し込む。 そうするとバッドに入りにくくなるといつからか学んだ。 親にバレないように空箱にゴミを入れてタンスの奥に押し込みながら、ふと40錠入りの箱が目に入って懐かしくなる。 1年前くらいからだったか。 徐々にODが世間的に問題視され始めてドラッグストアからメジコン40錠入りの箱が消えた。 場所

    • 死ぬのがちょっと、怖くなくなるおまじない。桜は散るから儚くて綺麗なように、人も死ぬから生きた史実が美しいものとなる。だから死ぬのは怖いことじゃないし、私たちの救いになる。

      • 幸せを遠ざけずに、幸せに生きれるようになりたい。

        • 遺書に代えて

          3月8日、些細なことで溜まってた感情が溢れ、ブロン半瓶とロラゼパム約1シートを口に含んだ。 死にかける間際に気づいたのはスマホに入った遺書が開かれることは無いかもしれないこと。 だから少しでもみつけやすくなるようにと2枚目の遺書はここに残しておこうと思う。 中学3年生、死に損ねたあの日から人生のゴールを18歳に決めた。 親が相続放棄できる年齢。 たくさんの愛をもらって、何も返せなかった私の親不孝な親孝行。 そんな18歳が近づく度に私は本当に死にたいのか不安になる。 でもき

        天使になりたい

        • 死ぬのがちょっと、怖くなくなるおまじない。桜は散るから儚くて綺麗なように、人も死ぬから生きた史実が美しいものとなる。だから死ぬのは怖いことじゃないし、私たちの救いになる。

        • 幸せを遠ざけずに、幸せに生きれるようになりたい。

        • 遺書に代えて

          それでも世界に存在したい

          「生きる」ことが普通とされる社会では、死を願うことも生きて欲しいと相手に願うことも利己的な行為であるのに、前者だけが悪とされる。 人は2度死ぬ。 その考えでいくとニーチェだって、孔子ですらまだ生きている。 けれどそんな人達はほんのひとにぎりで、ほとんどの人は何者にもなれずに肉体の死も記憶の死も直ぐに迎えてしまうから、私が死んだらこの頑張った17年もすぐに無かったことになる。 生き物って報われないね。 本当、生きる意味って何。 私は世界のどこかに私の生きた史実を刻み込みたい

          それでも世界に存在したい

          あの頃に戻りたいなんて絶対思っちゃいけない。決めた道を正しくしないと私たちは報われないから。

          あの頃に戻りたいなんて絶対思っちゃいけない。決めた道を正しくしないと私たちは報われないから。

          魔法使いは健常児

          母親に言われたことがある。 「あなたは普通だから大丈夫、そんなのみんなある事だよ。」と。 今年の冬はマフラーを2つ、アダプターを1つ、充電コードを1つ、帽子を1つ無くした。 これが世間でいう普通らしい。 幼い頃から手に持ったものはだいたいどこかに消える。 部屋で出かける準備をしている途中のもの、スマホ、鍵、水泳バッグ、学期末の絵の具セット、ぬいぐるみ、トイレで降ろした荷物、傘、手提げに入った荷物、スマホ、ICカード。 私は魔法使いだった。 幼児期の発達検査では処理速度の

          魔法使いは健常児

          死ぬためのnote

          死ぬために読んでいたnoteは、いつしか生きる希望になっていた。 あれは中1の頃だっただろうか。 小学生気分が抜けず、ろくに勉強もせずにネットに浸りまくっていた自分は猛烈に死にたかった。 自傷行為のピークである。 いま思えばあの時死んどいて欲しかったけれど、まぁ生きるという選択をした自分もまたそれで偉いので褒めてあげたい。 そんなこんなで私は毎日死ぬ方法を探していた。 そんなある日失敗体験の記事を読んだ。 衝撃が走った。 生きるのに絶望しても、失敗したらもっと 生き地

          死ぬためのnote

          夢見る学生屍になる

          この曲が好きだ。 神門さんの人生を歌った詩。 真面目に未来を見始たことでラッパー人生を辞める決意を固めたものの夢破れ、リリックの最後には“これからはラッパーとしての人生が夢をあきらめて現実を生きる人生だ”と歌う。 今日はそんな夢の話をしたい。 私は小学校6年生の頃友達と夢を語り合った。 その中で自衛隊看護師を知ったものの、最終的には看護師を目指すようになる。 少なくとも中学3年の時の道徳の授業で作文に書くほどには看護師になることに憧れていた。 空っぽな自分は誰かに必要と

          夢見る学生屍になる

          夢の中で溺れる

          深夜に目が覚めることがよくある。 朝起きると、ほんのり目元が濡れている。 私はもう高校生になったのに夢の中ではまだ幼稚園を卒園していない。 幼稚園も小学校も中学校も未だに全部通っている。 過去に囚われている。 物に溢れた生活をしていたあの日、ふとそのことに気がついた。 捨てられなかった入学バッジ。 捨てられなかった卒業バッジ。 あの時の修学旅行の飛行機のチケット。 小さな大会、検定のたくさんの賞状。 体操服。部活着。 アルバムを除いてほとんどのものを手放した。 高校生

          夢の中で溺れる

          日記 01.11

          朝3時くらいに目が覚めた。 最近寝落ちることが増えた。 お風呂に向かう。 人生生きてるだけで丸儲けと言うけれど、結局人間らしくいるためにはお風呂と歯磨きは欠かせないと思う。 それが出来ない日もあるけど、まぁやろうという気持ちだけでも常に持つことが大事なのである。 お風呂から出てとりあえずベッドに倒れ込む。 まだ髪を乾かしていない。 お風呂の難易度はどうしてこんなに高いんだといらいらする。 しっかり寝たはずなのにまだ眠い。 髪はいつの間にか乾いた。 いつも結局乾かす気力が

          日記 01.11

          何に縋ってでも、生きる希望を見つけたかった

          有料
          300

          何に縋ってでも、生きる希望を見つけたかった

          灰かぶりのシンデレラ

          光る画面を閉じ、小さなため息をついて布団から出る。 梯子を下りる。 真っ暗な部屋で顔を洗う。 顔を上げる。 じっと見つめる二つの光が気持ち悪くて電気をつける。 そこには朝寝て昼に起きて糞しか生産しないくせに生きてる、世界にとって邪魔な存在でしかない私が写っていた。 今日も私は世界で一番醜い。 おかあさんも、 おとうさんも、 幼稚園の頃の同級生も、 小学校の頃の同級生も、 中学校の頃の同級生も、 高校の同級生も お母さんの知り合いも、 お兄ちゃんの友達も、 バイト

          灰かぶりのシンデレラ

          くらげになりたい。

          クラゲになりたい人生でした 感情を一切投げ捨てて この体ごと海にしずめたら ぼくは楽になれるのかな くらくらくらくらくらくらげ ゆらゆらゆらゆら 海に浮く 汚れた世界も 愛も 八苦も 何も知らずに 海に溶ける

          くらげになりたい。