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羽生結弦、北京に

昨日、羽生結弦選手が北京に降り立ったらしい。

他の選手はみんな1週間以上前から来ていて、メディアもまだ来てない!とザワついていたのだが

日本の濃いファンは、彼のやることにはいつも驚かされているだけに、きっと彼が自身で最善と思えることをしてるのだとわかっているのだ。

そんな私も2015年の秋から彼のファンになって、ずっと彼の動向を見ている。


どういう経緯でファンになったか、それは長くなるので、また次の機会に


とにかく、北京オリンピックでは今日が公式練習で、明日はもう本番のショートプログラムなのだ。


実は私は前回の平昌オリンピックでは現地観戦した、それも奇跡のジャッジサイド最前列の席で


その席をゲットした経緯もまた次に


あの金メダルを取った平昌の会場はまるで羽生選手の為のライブ会場のようだった。


はっきり言って、オリンピックでは無くなっていた。


会場の殆どの人達がオリンピックでは無く、羽生結弦を見に来ていたのだ。


彼はほんとに凄い人で、会場の空気を完全に支配していたのだ。


それは、彼が金メダルを取ると決めていて、その意志が他の誰よりも強くて、それを上回る思いを持った者がいなかったからだ。


ほんとのファンなら、彼の敵は他の選手では無い事知っている、色んな意味で


しかし、彼のような人が魂から決めた決断がどれだけ凄いか、それを実現する力がどのような形に現れるか


それをあのオリンピックで見せて貰った気がする


そして、今回…


8年前のソチでは、不本意なミスのある演技ながら金メダル
だけど彼はそれが悔しくて、次は完璧な演技で金を取ると決めて


4年前の平昌では、半年前に大怪我をするが何とか奇跡的に回復し、ギリギリのラインで出場、しかしノーミスの演技でやり切り金メダル


ここで、彼としてはオリンピックで欲しいものは達成したのだった。


しかし、それならもう一つ、子どもの頃の自分が夢見た4回転半ジャンプをまだ誰も成功していないそれを1番に成功したいという願いを実現したいと思ったのだ。


そこで彼には、オリンピックよりも4回転半を実現させることが重要になった。


しかし、以外にその壁は高くて
結局、跳べるようになるのに4年かかってしまったのだ


もし、もう少し早くそれが実現していたら、彼はもう引退していたかもしれない


しかし、神様はその完成と次のオリンピックのタイミングを合わせて来たのだ。


北京出場が決まった時に彼は、勝つためだけなら他の道があるが、自分にとってはリスクの高い4回転半を成功させて完璧な演技で勝たなければ勝ったことにならないというようなことを発言していた。


もう、それをすることに決めている表情だった。


もしかしたら、それを実現しても、ジャッジは他の選手の方に高い点数を付けるかも知れない
他の失敗しないジャンプを並べた演技の方が安全に勝てるかもしれない


だけど、彼にとってはそんな勝ちは意味が無いし
点数すらも意味が無いのだ


もう既に、彼の意志が北京を支配しているのではないだろうかと私は思っている


そして、今回はどんの形でその意志が顕現されるのか楽しみに日本から応援したいと思う


写真は平昌オリンピックの席から撮った表彰式

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