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本場の焼酎は酔わない

お酒が飲めそうな顔してるのに・・

飲めないんですか?それ人生半分損してますよ・・

お酒の席で何度言われたことか・・もうあまり気になりませんし、言う人も風潮として少なくなっているのでかなり以前の記憶になってしまいました。飲める人が羨ましい、とは思います。

僕は、お酒に弱いという自覚があって、ふだんはお酒を飲みませんし、ここ数年は飲み会でもあまり飲まなくなりました。でも、お酒をたくさん飲んでいた飲み会はあります。

もちろん、気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりして体調が悪化することが多いので、あまり良い記憶とはいえませんが・・。ごくたまに気分良く終わっている記憶もあるのです。

10年以上前に、従姉妹を訪ねて、九州の鹿児島に旅をしたときのことを書いています。従姉妹は、島の出身でしたが、さつま揚げ屋の方と結婚し本土に暮らしていました。

ちょうど僕は、前職を辞めて公務員試験を受けて合格し、来年度から公務員として働くのを待っている時期、いわゆるモラトリアムな社会人という、稀に見る状況でした。

鹿児島は、僕の母の故郷である島があって、島の人は本土と呼んでいました。幼い頃から島には行っていましたが、本土を訪ねることはあまりありませんでした。大人になってさらに島へ行くことも減りましたが、時間がたっぷりあったので、好きな旅行をすることにしたのです。

鹿児島空港からバスで市街地へ出て、電車で従姉妹の暮らす街へ。お互いに大人になって、社会人となり色々な経験をしていたら、子ども時代の記憶はだいぶ薄れていました。僕が虫が苦手でよく泣いていた・・というのはいつ会っても笑い草ですが・・。従姉妹の旦那さんにも一緒に来ていただいて、鹿児島市街を回ってもらいました。

桜島を遠くに見渡す高台の景色や、西郷隆盛が隠れていたとされる洞窟など、地元らしい景色を楽しんで、晩御飯もご一緒してもらいました。

鹿児島といえば、焼酎の美味しい場所、ということで焼酎を。鹿児島の人はお酒が強いのか焼酎をよく飲むのか、ついつい僕も一緒になって飲みました。普段の僕では考えられないほど、何杯も飲んだ気がしましたが、頭が痛くなることもなく、気持ち悪くなることもなく、ずっと笑っていたような時間でした。

従姉妹と別れて〆のラーメンまで食べて、泊まっていた宿へ。何か心地よい疲労感があったのが新鮮で、焼酎なら悪酔いしないのか・・とも思いましたが、そうではなく、楽しく飲めたことが良かったのだと気がつきました。


それ以来、楽しい飲み会の時にはお酒を飲んでもいいかなと思えるようになりました。とはいえ、顔が赤くなってしまうのが恥ずかしくて自粛しています(笑)

従姉妹たちと飲んだ翌日、やはりたくさんの焼酎が効いていたのか、早起きができず、行きたかった博物館へのバスに乗り遅れてしまったこと、思い出しました。


独特の色合いのサムネイル、異国情緒があります。infocusさんありがとうございました!同じく日本でも、気候や方言など、さまざまな違いがあって、場所も人もまた会いたいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd