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ラッキー

小学先だか中学生だかの時に読んだ国語の論文に、ラッキーという言葉の使い方について憂いている内容がありました。

具体的に何が書いてあったのか覚えていませんが、“ラッキー”が相応しくない場合にも使われているのでは、といった内容だったと思います。

どんな場面で使うかはまぁ感覚的なところもありますが、なんとなく僕は自分の中に留めておくような言葉だと思って使っています。

間違っても、目の前の相手に「ラッキー!」とは言いません。ちょっとした幸運が舞い込んだ時、心の中でラッキー!と喜んでいるような。

ちょうど先ほど、そんなラッキーなことがあり書き始めました。・・通勤電車の中で、僕が乗った駅の次の駅で目の前の座席が空いたのでした。

乗り換え駅とされる大きな駅では何人か降りて座席が空くことはありますが、隣の駅で空くことはあまりありません。毎日立って通勤しているので慣れているはずですが、座れるとホッとします。

今日は運がいいのかな・・なんて思いながら、座り、ついつい周囲を観察してしまいます。なんの正解もありませんが、目の前に座っている人の職業を予想したり、どこで降りるかを予想したりします。

朝の電車はとても静かなので、こうしてスマホを眺めたり、本を読んだりすることが多いのですが、そうしているとあっという間に降りる駅まで着いていることがあります。

そして、ラッキー!と心の中でつぶやいて座った席は、次の駅で乗って来て、僕の前に立っていた方に譲りました。ひと駅だけの着席(笑)

とはいえ、席を譲るのもなんか徳を積んだ(自分で言うな)ような気分で、ラッキーの一つかも知れません。

満員電車で身動きがとりにくくなる中で、座席での時間は、魅力的です。目を閉じて、ひとやすみできるのも電車の中だからこそ。

電車の中だけでなく、職場や生活の中でも、ラッキーのことは多くあって、そのたびに心の中でだけつぶやいています。

あ、席が空いた。あとふた駅だけど座れる。

ラッキー。

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