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旅行で仲違いは切ない...

先日、日本の結婚式の様式について尋ねられたことから、婚約・婚約者→神前式・教会式・人前式→披露宴→新郎新婦→結婚届→新婚旅行→成田離婚(現在で言うスピード離婚)→離婚届…という一連の流れを連想ゲームのように話していた。
日本の結婚式の様式に関する話題だったのが、「新婚旅行→成田離婚(スピード離婚)→離婚届」とネガティブなところに繋がってしまったのが、かなり微妙だが、特徴的なことで思いあたったため、言及してみた。

なぜ新婚旅行からスピード離婚に至るのか?という点をふまえて、カップルだけではなく、仲の良い友人同士でも何日も一緒に密に過ごす旅行に行くと、悲しいかな、何かの理由で決裂してしまうってこともあるよね……という話になる。
「そういう経験はありませんか?」というわたしの問いに、「ああ、わたし、あるわー!」とバルバラさんが言う。小学生ぐらいからの親友だった友人と大人になってからアフリカ旅行に行って、帰って来たら、連絡しても彼女はかなり素っ気なく、それから疎遠になってしまったとのこと。何が良くなかったか話すこともなく決別してしまったと。思い当たるところでは、もしかして自分は外国語が話せるけれど、彼女はあまり話せなかったからかも……と。

振り替えると、わたしは、学校や職場以外の旅行で、友人と密に過ごすような旅行に行った経験が少ないように思う。旅先・出張先で一緒に過ごすような機会を持った人たちとも、別々の部屋だったこともあり、べったり過ごして、その後、ぎくしゃくしたとか、喧嘩別れをしたということはないように思う。一緒の部屋にふたりだけというシチュエーションの職場の旅行でも、相手の先輩がかなりさばさばしている方で、夕食や朝食は共に食したものの、現地にお互いに友人がいたので、食事以外は心おきなく別行動することができ、問題なく過ごすことができた。その先輩曰く「こんな機会で一緒にならなければ、わたしたち、外では友だちにならないタイプだよね」とのこと。かなりはっきりしている方だった。

ただ、中学の修学旅行の最中に、それまで近しく付き合っていた友人のひとりが、なぜか遠ざかることに決めたということがあった。それを、共通の友人がわたしに告げたが、理由はその後も知るよしもなかった。おそらく、修学旅行での振る舞い(だけ)が要因ではなくて、それまでにも何か思うことがあったのかもしれない。
近しくしていたが、親友と呼ぶほどの関係ではなかったのだろう。

先日の話題のまとめとしては、「仲違いしたくない人とは何日もの遠出の旅行は避けた方がよい」と、身も蓋もない締めくくりになった。

でも、本当のところは、一緒に旅することで得られることも大きいという可能性を信じたいものだ。



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