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モスキートハンターもえこ、夏の夜をゆく。

気づけば夏も本番。夏が一番好きな私だが、毎度夏にはあることに悩ませられている。それは、蚊が部屋に入ってしまった夜のこと。

窓を開けて網戸のまま寝るのが夏の至福、なのだけれど、時々風に紛れて蚊も入ってきてしまう。

なんとな〜く違和感を感じた時にはもう、「プチプチッ」と刺されてしまっていて、痒くて眠れず凹むのだ。

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...しかし、そこで凹んだままではいないのが私である!すぐさま、モスキートハンターもえこに変身する!

モスキートハンターは、どんな些細なモスキート音も聞き逃さない。
布団で体を守ったまま、装着した眼鏡と自慢の耳で蚊の居所を探る。
もしもしばらく蚊が現れなくても、ここで油断は禁物である。奴らはいわば血を吸うプロ。油断をした隙にそ〜っと忍び込んで、ほら、ご自慢の針で「プチプチッ」と血を盗んでいくのだ!

恐ろしや、夏の蚊。

しかしどんな時でも、モスキートハンターは蚊に冷静に立ち向かう。
唯一布団から出した耳で蚊の動きを察知すると、素早く部屋の電気をつけ敵を視認。逃す隙なく両手で(今度はこちらから)「プチッ」と潰して差し上げるのだ。

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敵を倒してすっかり安心したモスキートハンター。
さっきまでの気迫は何処へやら、すぐに眠りにつくのだった。。。
(めでたし、めでたし)


美味しいお酒を一杯飲んで、そしてそのぶん幸せになります。一緒に呑みましょう。