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色彩検定UC級に合格した

この記事はGMOペパボデザイナー Advent Calendar 2023 12日目の記事です🎄

ずっと気になっていた「色彩検定UC級」を受験し、めでたく合格しました🎉
色彩検定協会から「UCアドバイザー」という資格もいただきました🥳

UC級とは

色彩検定には1級、2級、3級と、2019年に導入されたUC級があります。
1〜3級は主に色彩理論や実践に焦点を当てるのに対して、UC級は特定の色の組み合わせが判別しにくい人々の色覚特性に理解を深め、配慮することを目的とした検定です。

UCとは「色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い」です。特定の色の組み合わせが判別しにくい人は、日本人男性の20人に1人、女性の500人に1人で、約300万人以上存在するといわれています。
また、加齢によって色を見分ける力などの視機能が衰えることがわかっており、高齢化が進む中で大きな問題となることが予想されます。このような特性について理解し、配慮した色使いができる人を増やし、誰もが暮らし易い社会を目指します。(色彩検定協会HPより)

https://www.aft.or.jp/pages/feature/uc

受験のきっかけ

以前の仕事ではアパレルやグッズデザインなど見た目重視のデザインを手がけていましたが、現在は株主様向けの資料作成や、450名以上のパートナー(社員)向けのプレゼン資料作成、コーポレートサイト運用などを行っており情報を伝える仕事が多くなりました。
対象ユーザーは年齢も見え方も多様ですが、個々の違いを超えて多くの人に伝わるデザインが求められていると考えています。

そのため わかりやすく情報を伝える方法のひとつとして、色覚や色のユニバーサルデザインの正しい知識を学びたいと思う気持ちが強くなり、「自己学習だけでは偏った知識だけになるかもしれないな….😥」と思いUC級の受験を決意しました⚡️🤘

もちろん「仕事だから」「求められてそうだから」という面もありますが、私は会社のファンなので「GMOペパボが発信したいメッセージを多くの人にわかりやすく伝えたい!!!」という強い気持ちがあります🔥💪

GMOペパボのデザインプリンシプル(デザインにおける基本的な指針や考え方)でも「ユーザーファーストであること」「アクセシブルであること」「メッセージとその表現を最適化すること」を大切にしていると明記されています。

検定試験について

検定内容

  • 色のユニバーサルデザイン

  • 色が見えるしくみ

  • 色の表し方

  • 色覚のタイプによる色の見え方

  • 高齢者の見え方

  • 色のUDの進め方

勉強方法

UC級の勉強には1か月ほどの時間が目安とされています。私はなかなか時間を作れなかったので2ヶ月ほどかけて少しずつ勉強を進めました。

最初はテキストを読まずに過去問を解いてみたのですが、思った以上に知らないことのほうが多かったため合格点を下回ってしまいました。
テキストを読み、分からない部分をノートに書き、再び過去問に挑戦… を繰り返しました。

ちなみに、試験の難易度が2022年夏季頃から急に上がったようです。(SNSで驚いている人も多かったです💦)
また、2022年冬期からテキストが新しくなりました。

試験勉強するまで知らなかった事

目の仕組みや部位などの名称、病気などについてはほぼ無知だったので詳しくなれました。(夫がちょうどICLの手術をしたので「ここにレンズが入っているのか…」と思いながらテキストを読みました。)
高齢者の見え方と老眼は違うということ。老眼は思っていた以上に身近な存在だった事を知りました。
高齢者の見え方についても知らない事が多く、勉強して良かったと感じました。
白内障・緑内障に関しても、この機会でしっかりと理解できて良かったです。

感想

合格できて良かったです☺️

勉強を通じて、知らなかった知識を得ることができました。

具体的な応用・実践の知識も学べたので、デザイナーでなくてもプレゼン資料を作る人や資料作成に携わる人には有意義な内容だと思いました。

誰もが情報を理解できるバリアフリーな環境を作ることでやさしいせかいを築くことができたら素敵だなと思います🫶🍀

これからも、物事をデザインの力でわかりやすく伝え、多くの人へ必要な情報を届けられるよう、一層精進していきたいと思います。

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