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私設ライブラリーへの道⑥ 地道な作業を経て、本が本棚に納まったのだが‥

私設ライブラリ―設立準備を進めている。

作ろうと思った意図(コンセプト)と設営のプロセスなどについて、記録として書き留めておきたい。
今回はライブラリーづくりのこまごましたこといろいろ。

本をクラウドサービスに登録。これは簡単だ。

本棚は無事に設置完了した。
次は本の登録だ。
いずれ貸出しする予定なので、管理上登録しておかないとワケがからなくなる。
登録にはリブライズの仕組みを使うことにした。

リブライズは、PCとバーコードリーダーだけで、自分の本棚を図書館にできるサービス。無料で蔵書の登録・管理・検索・貸出が行える。

使い方は簡単。
まず自分用のアカウントを設定してブックスポット(本棚)を登録。
本に付いているISBNコードをバーコードリーダーで読ませると、書名、著者、出版社などの基本データと本の表紙写真(書影)が紐づけられて保存される。保存された本は、リブライズ上の自分のページで一覧できる。

ISBNコード
リブライズに登録されたうちの本。

バーコードリーダーはだいたい5千円くらい。
操作はとても簡単。PCにつないで、ピッ、ピッ、とISBNコードをスキャンするだけだ。
一部表紙写真が出てこない本があるが、自分で撮影した写真をアップして紐づけられる。
ただし、古い本にはISBNのバーコードが付いてないので、そこはアナログで管理しなくてはならない。ま、しかたないか。
古い本は借りる人が少ないだろう。
とりあえず、1,400冊ほど登録できた。
登録できなかった約300冊と合わせて1,700冊くらいをライブラリーにならべることになった。

本を1冊ずつクリーニング。ヘソクリと恋文に注意。

本は結構汚れている。読まなくてもホコリがつもり、表紙にシミが付いたり、カビが生えたりする。古本屋さんで買ってきた本の中には異臭のする本もある。
コロナ禍で衛生観念が強くなったので、本をきれいにするのは必須だ。
1冊1冊チェックして、ホコリを払い、表紙をアルコール入りウェットティッシュなどで汚れを落としつつ消毒した。
小口が茶色くなった古い本は紙やすりでこする。破れたり、製本が崩れてきた本はできる範囲で補修をする。
この作業にはかなり時間がかかった。パートナーのmihoとその友人たちが、この気の遠くなるような作業をほとんどしてくれた。

本を1冊ずつチェックしていると、結構おもしろい本があるものだと我ながら関心したり、「え、これ、家にあったんだ」とか、「2冊あるやん」、などという発見もある。
ちょっとドキドキするのは、本の間からメモやチケットが出てくることだ。
漫画「サザエさん」だと、本に間からヘソクリが出てきたりするが、残念ながらお金は出てこなかった。
しかし、女性からの手紙が出てきた。「!」。
本を貸してくれたお礼だったので事なきを得たが、私設ライブラリ―をするときの「あるある」ではないかと思う。ご注意を。

一冊ずつクリーニング

本を本棚に並べただけではおもしろくない

本を本棚に並べてみた。
まずはわかりやすいようにジャンル別に分類してみた。意外に少ない感じだ。それと本棚に納めてしまうと、本の個性が消える。主張がない感じだ。
表紙を見せて並べればいいのだろうが、もちろんそんなスペースはない。
最近の書店では、手作りのPOPが目につくが、なるほどそういうアイキャッチが必要だと思った。
100円ショップで画用紙を買い、カラーマーカーなどを揃えて、ほんと久しぶりに工作をしてみることにした。

本を分類して並べてみた。なんだか物足りない感じだ。
大好きな和田誠さんのコーナー。こんな風に集めると目立ってくる。
本好きの義理の兄が本を寄贈してくれた。読みたい本ばかり。本の選択眼に敬服。
レコードの持ち込みも。歴史的名盤ぞろい。レコードも1枚ずつクリーニング。


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