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映画「『宇宙戦艦ヤマト』という時代」を見て

 こんばんは。今日6月11日は、映画「『宇宙戦艦ヤマト』という時代」の公開初日。ということで、公開初日、上映1回目の回で見てきました!! これから見られる方もいらっしゃると思うので、とりあえずネタバレにならなさそうな感想などを述べていこうと思います。

作品自体の感想の前に

 ちなみに私のヤマト歴は、オリジナル「ヤマト」を26話全話完走済み、「ヤマト2199」「星巡る方舟」「ヤマト2202」は一通り見ているという感じです。

 作品自体の感想ではありませんが、MOVIX京都で朝イチで見てきたときの様子などご紹介します。(感染対策で席1つずつ空いている中で)かなり見られる席は埋まっていて平日の午前中なのに人が集まる関心の高さに驚きました。お客さんとしては少しご年配の方が多かったように思います。旧作「ヤマト」をリアルタイムで見ていた世代の方かなと推察します。まあ、曜日と時間帯的に考えて若年~中年層はなかなか見に来られなさそうな時間帯だったのもあると思いますが…

 感想本編

 感想に入りますが、一言でいうと「まとまってる!」という感じでした。監督や脚本など、制作陣には少し変化があった「2199」と「2202」の2作品。両方完走した当初、世界観を共有する作品にしては少し違和感みたいなものも多少感じていました。
 例えば、「星巡る方舟」と「2202」でのガトランティスの描写を挙げます。「星巡る方舟」では「蛮族」という呼ばれ方をしていて、所謂「先住民」的描かれ方をしていたと思います(特に"雷鳴"のゴラン・ダガーム)。一方で「2202」では「滅びの方舟を司る人造兵士」という描かれ方をしており、「クローニングによって世代を重ねる」等の設定がありました。
 自分の中では、どうにも「蛮族」と「滅びの方舟を司る人造兵士」に繋がりが見いだせず、2作品の繋がりがよくわからないな、という印象を持っていました。
 でも、うまく説明を付けたというか、うまくつなげたというか、「ヤマトという時代」を見てそういう感想を抱きました。

 「まとまってる」という言葉もそうですが、これまで我々がリメイク作品を見てきて(特に「2202」で)よくわからなかった部分をうまいこと補ってくれるというか、そのような印象でした。「2199」「2202」ではどうしてもアニメの時間枠的に収まりきらない部分も多いのだろうと思いますが、それをうまいこと補完している。そんな印象ですね。

 また、所謂「総集編」ともちょっと違う(公式の「宣伝会議」でも繰り返し言われていましたが)というのは確かにその通りでした。新規カットがいくつか入っていて、それこそ「2199」でセリフにちらっと出てきたようなヤマト乗組員にとっての歴史が映像付きで描かれているというのは(予告などで分かっていたけど)よかったです。我々の今歩んでいる時空からの繋がりを意識している点も、世界観に入り込みやすかったかなと思います。

 私はおそらく映画を「批判的」に見られない人で、レビューサイトで辛い評価がつけられている作品に関しても見終わった後には「よかった」と思うことが多い人間です(後々色々な意見を聞いたときに「確かにあの表現は○○だったかも?」と思うことはなくはないですが)。なのでこの作品に関してもそんなに「気に入らなかった」という部分はパッと思いつきません…
 強いて言えば、「2199」「2202」を見ている人間にとって「え、そことそこ取り上げる順番変えるんだ」と思う部分は多少ありましたが、おそらく意図あって変えてあるものなのだろうな、と思いましたしストーリー展開の違和感はなかったです。

 新規カット部分で「ココが良かった!!」とか言うとネタバレになってしまいそうなのでまた2週間後くらいに(おそらくもう一度くらいはそれまでに見に行くと思うので)書こうと思います。

 最後のエンドロール見て思いましたが、声優さんが豪華ですね… リメイクシリーズ通して登場人物の数もかなり多いので、いろいろな方が色々なキャラクターを演じられていることに今更ですが圧倒されました…。

まとめ

 まとめると、「ヤマトを知らない人でも是非見に行ってほしいし、見に行きやすい作品だと思う。よく、わかりやすくまとまっている」というのが1回目にこの作品を見た感想です。10月には続編の「2205」が上映されることも発表されました。劇場でしか見られない特報も最後についているので、見に行く価値は十分あるように思います。あっという間の2時間でした。

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