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会津大四年間の締めくくり

この記事は会津大Zliサークルが2023.2.22に開催した「追い出しLT」で発表した内容を文章化したものです。

さいごに

こんにちは!
2022年度で会津大学を卒業するほしのです。

この長い文章を全て読めるほど会津大生の集中力は高くないでしょう。
なので、一番伝えたいことを最初に言っておきます。

現状、私の人生で一番楽しく幸せだったのは会津大学の4年間です。
それは周りにいてくれた、これを読んでくれている皆さんのおかげだと思っています。

本当に会津大4年間、ありがとうございました!!!
いつか会ったらまたご飯行きましょう!

はじめに

たいてい去る側の人は今までの大学生活や後輩に向けたアドバイスを言うものだと思います。しかし、私の場合は問題がありました。私がめちゃくちゃ捻くれていたということです。

これから消える人の自分語りをするのも気が引けるし、そもそもつよつよメンバーがたくさんいるZliで話せる成果が大してありません。
アドバイスといっても、生存バイアスとか、再現性、応用性という言葉が頭の中を駆け巡ってしまって、自信を持って話せるものが何も残りませんでした。

困りまくった結果、匿名質問サービスの「ましゅまろ」を使ってテーマを他人任せに募集することにしました。

ということで、この記事は勢いよく投げられた17個のましゅまろにコメントするだけの記事です。協力してくださった方、ありがとうございました!


(1) 誕生日いつですか!教えなさい!

国家機密なので秘密です。

(2) 卒業してからもZliのポスター制作依頼して良いですか?w

いいっすよw。

ただ、私が会津にいない+知らない後輩が増えていくので、コミュニケーションの負担が今後は増えると思います。あと、属人性が単純に高くなってしまいます。

したがって、基本Zliの人が頑張る > 星野は部分的に手伝ったり、アドバイスする みたいな形がいいのかなと思っています。

(3) 銀行の書類手続きめんどくさい

がんばれ。〇〇さん。

(4) 午後の紅茶って午前に飲んでもいいらしいですよ

な、なんだってぇーーーーー!!!

ちなみに、午後の紅茶のイラストの女の人は
アフタヌーン・ティーを広めたといわれる
イギリスの公爵夫人アンナ・マリアさんだそうです。今度見かけたら「マリアさん」と声をかけてみましょう。

(5) 知らない人もいると思うので、生い立ちから小中高大学までのことを含めた自己紹介とかどうですか?

○クルートの面接かよ!
というか結局話すのかよ。

- 小学校

映画を母に見せられてSF映画にハマり、厚紙工作をよくしてました。戦隊モノよりウルトラマンよりゴジラが好きでした。

休み時間は自由帳に騙し絵や電柱、机の木目を書いて窓の外を眺めて物思いにふけっていたので、厨二病全盛期だった気がします。

- 中等6年間

2クラスしかない自称進学校に6年間監禁されていました。

特に問題があったわけではないんですが、性格的に多様性が全くない環境や、高校のシステムが合わなかったです。

それらに対してイライラしたり、小難しいことを考えたりしていましたが、言語化能力も低く、自分にとってのロールモデルがいなかったので無限に悶々としていた気がします。 

- 大学1、2年

高校までIT知識は0でしたが、それがいい危機感になりました。馬鹿みたいに勉強した結果、学部1、2年で2位以上の成績を取れました。
自慢しといてなんですが、今から考えると脳死で勉強していただけなので、あまり良い良いことだとは思っていません。

この時期は学業以外ではもっぱらサークル活動をしていました。
手芸同好会ではUnityとBlenderで遊びまくっていました。フォトサークルでは、初めてカメラを買いました。初めての先輩後輩システムも経験し、本当に楽しかったです。

他にも早めに研究室に入ったり、授業のSAをしたり、施設関係のSAをしたり、高校では想像もできないほど色々手を出していた気がします(Zliの他の人にはかないませんが)。

- 学部3年

人生が捻れまくった年です。

まず、手芸同好会で部長になりました。いままで、リーダー的なことは全くやっていなかったのですが、結構楽しかったのを覚えています。

その後、Zliに入部してAIzu Hack様々なイベントに主に運営で参加しました。大抵はポスター制作ですが、たまにがっつり運営に入ったりもしました。

その繋がりから、3年の後半は外部のハッカソンやプログラムにもたくさん参加しました。

そこで、「自分はデザインをしたいのであって、見えない部分は他人がやっても気にしない。エンジニアになったら一生、自分のアイディアをビジュアルに反映できなくね?」という「アンパンの中にはあんこが入っている」くらいの当たり前のことに気づきました。

ということで進路をUI/UXデザイナーに急カーブさせました。

それ以降はしばらく8時に学食で朝食を食べ、深夜2時に帰る生活をしていました。体には悪いですが、充実感がドバドバ感じられてキマってました。あの、新しいことをどんどん学べて自分の成長に陶酔できるのは、学びはじめの特権だと思います。

あまりに楽しすぎて落単しました。

その後なんだかんだでデザイナー系のインターンに行って、大量のおか、経験をすることもできました。

最後に、私は自分にデザインの才能があるとは思っていません。
「デザインをすること」が好きになってしまったから、仕方なく最強になろうと必死になっているだけです。

初めて作ったUIを見ればいかに才能がないか分かるでしょうか。

- 学部4年

研究室の年でした。

まず、脳死で大学院に行こうとしていたので、院試を受けて普通に受かりました。その後に夏休みに専門に行こうと考えて、院を蹴り、教授にキレられました。なんかこの段落だけ文章の流れが早い気がしますが、実際二週間程度で決断したのでこれくらい意味不明な早さです。

一応理由としてはこんなことを考えてました。

  • 自分や社会の将来に活きない研究をやる意味を感じなくなった

  • 教授との相性

  • 大学院と並行して独学でデザインをするのに限界を感じた

  • アカデミックな学習より、単純に綺麗なものを作る力が欲しかった

専門が決まったと後は、もう卒論をするだけです。

卒論自体は楽しくなかったですが、卒論を同期とヒーヒー言いながら取り組むのは好きでした。
深夜まで同期と大学に残って作業をして、休憩時間にお互いの思想や面白いと思った知識を共有して、帰りにコンビニに行く日常が、高校で経験できなかった青春を取り戻しているような気持ちになっていました。

また、教授(ブチギレた人とは別の人)が海外の方だったのですが、とても明るく楽しい人で、本当に出会えて良かったと尊敬できる人でした。

(6) クソマロって何だと思います?
そう、愛ですよ...

あなたをたくさん愛したいのでぜひTwitterでましゅまろ募集しろしてください

(7) ウェイトトレーニングにはパーシャルレップ法やディセンディングセット法などがありますが、オススメのテクニックは何ですか?

黙れ筋肉だるま。
旅館ですら筋トレする筋肉のしもべがぁ!

(8) 会津大の男って女の子に弱いんですか?

弱いなんてもんじゃないです。激弱です。
可愛ければ種族・次元・性別関係ないらしいです

(9) 卒論解説

3文で説明するのでよく聞きなさい。

  1. VRの選択手法を1つ考案して

  2. 既存手法と戦わせたら

  3. 既存手法に負けた悲しい研究

(10) 人生において重要な決断ってどうやってしますか?

おっも。
またもや長い文章を書きますが、お付き合いください。

まず、決断には3つの段階があると考えています。

  1. 情報収集

  2. 決断

  3. 決断後

テスト風に言うと、問題を読む、問題を解く、「おい、問3ってAだよな?」みたいな感じでしょうか。

- 1. 情報収集:視野を広く持つ

とりあえず定量的な情報はGoogle先生や現実の人に聞くなりして調べてください。定量的なので、比較で優劣がつきます。

問題は、定性的な情報や複雑な定量的な情報を決断の根拠にしないといけない場合です。この場合は、視野を広く持つことが重要だと考えています。

そうすることで、多くの選択肢を持ち、それらを客観的に判断して、後悔する確率が下がると思っているからです。ケースバイケースであっても、ケースを増やしまくれば平均的な選択肢と外れの選択肢くらいは分かることがあります。

- 2. 解く:書く

次は情報を元にただ決断するだけなのですが、頭の中だけで決断するのが私は苦手なので、文章化することをおすすめします。

私はA4の紙かノートアプリでの箇条書きが好きですが、マインドマップなど自分の好みの方法で構いません。

- 3. 解いた後:正当化する

決断した後、決断の結果が失敗に終わった時に後悔や自責に虐まれることがあると思います。

まず、決断したこと自体は変えられないので、それに対する認識をポジティブに変えるしか対処法はないです。私がよく使う2つの考え方を紹介します。

[ そもそも博打だししょうがないじゃないか論 ]

多くの重要な決断はほぼ博打、宝くじ、ランダム関数だと私は思っています。決断をした時の想像は実際の体験の1%も予測できていませんし、決断をしたときの人格は時間が経てば変化します。そのような中で成功の結果を作る決断をし続けろというのはそもそも無理ゲーです。

失敗しても、「あ、クソゲーの運がなかったな」と思うくらいで十分だと思います。

[ あの時の自分が可哀想じゃないか論 ]

私は自分大好き人間なので、過去のバカなミスをした自分を責める気にはなりません。反省して次には繋げますが、否定はしません。

「過去の自分はバカ」というのは因果関係が理解しやすく批判をしやすい現在視点だからできることです。過去の自分は、どの行動が失敗に繋がるか予想が難しい中、それら全てに対処しようと頑張っています。

YouTubeを見すぎたとか、深夜にポテチを食べたとかについてもそうです。その時の誘惑を断るということがいかに難しいことなのか、結末を知っている現在の自分はもう想像できません。

そもそも過去の自分が「正しい選択肢を選ぶ能力があった」と結論付ける方がおこがましいと思っています。私含め多くの人はそんなに天才じゃないです。

ということで、過去の自分は多分それなりにどうせ頑張っているので、尻拭いは現在の私がしてやるか、ドヤ。くらいでいいのだと思います。

他の考え方だと、アドラー心理学とか私は好きですね。

(11) マシュマロは英語でmarshmallowマァーシュマロゥ(ネットリ)みたいな感じがしますよね

わかる。めっちゃわかる。

(12) いつも配信見てます!ファンです!マシュマロ募集してるって聞いて思わず送っちゃいました!
と言っても送る内容がないよ〜☆σ(^^;)ナンチャッテ
じゃー今晩プリンとゼリーどっち食べたらいいと思いますかー???
あ〜これクソマロだって思ったでしょ〜!!!
し☆ば☆く☆ぞ
きゃーあたしったら野蛮な言葉使っちゃった!!
ゴメンネ💦
てことで回答してネ!😁🙏

私の人生の無駄な時間ランキング15位くらいに入れてあげましょう。
ちなみに私はプリンの方が好きです。

(13) 「口」と「十」が合体したらどうなっちゃうんだああああああああぁぁぁ??????


























なっがいわ!
UIのバグかと思って5回くらいリロードしたじゃないか!

(14) 好きなコンテンツで見つけた面白いと思ったデザインの紹介とかどうですか?

会津大生らしくIT系のプロダクトに関わるデザイナーと企業を1つずつ紹介します。

- ディーター・ラムス

ラムス様は1961- 1995までブラウン(家電製品メーカー)のデザイン部門のディレクターに勤務していました。

推しポイント1つ目は「Less, but better(より少なく、しかしより良く)」という思想を持っていたことです。ネットでぜひ調べて見て欲しいのですが、本当にシンプルで綺麗な製品をたくさんデザインしています。

もう1点の好きなポイントとしては、Apple製品のデザインに多大な影響を与えたと言われているからです。こちらのサイトなどを見て欲しいのですが、「ほぼパクリやんけ」とツッコミくたくなるくらいに似ています。

ちなみに、この頃のAppleのデザイナーはジョナサン・アイブと言います。
この方もApple本社をデザインしたり、Appleを辞める時にAppleの株価を一兆円吹き飛ばしたりと非常に調べてみると面白いと思います。

- Teenage Engineering

こちらはスウェーデン・ストックホルムを拠点にしている電子楽器メーカーです。

私はこの企業のニューモーフィズム的な可愛いデザインが大好きです。有名なのは「OP-1」という製品ですかね。シンセサイザー系は個性のあるUIが多いので、見ていて楽しいです。

また、この企業は最近話題のnothing(背面が光るスマホなど)とも提携しています。Nothing Phone (1) はSF厨二病の私的には最近のスマホの中で一番好きなデザインでした。

(15) 募: クソまろの投げ方

募集しなくて大丈夫です。もう成功してます。

(16) そろそろdesignくんをdesginって書くのやめてあげてください

脳ではわかっていても、なぜか「i」より「g」の方が早くタイプできてしまいます。
流石にTwitterのプロフィールまで間違っていたのは流石に震えました。

(17) 星野先輩の制作物のデモンストレーション及び外見、今後のアドバイスを希望します!

ZLiのポスターテンプレについて話しちゃおっかな。(にちゃ)

最後に2

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
こんな文章を最後まで読むほど暇なあなたの人生が心配になr

正直もっと書きたいことが山ほどあります。

深夜まで一緒に残って作業をしてくれた友人のこととか、将来のことを話し合って鍋を囲んだこととか、クリスマスに開発している様子を配信したとか、尊敬できる人がたくさんいるとか、その人たちの良さとか、もっと話したいし記録したいです。

ただ、それらに対する思いが多すぎるので、文章化して記録してもその思いや感動を1%も残せないと思います。それが悲しいと思っていますが、その時間を過ごした事実を大事に生きればいいのだとも思っています。(だんだん何を言っているのか自分でも分からないと言う思い+羞恥心でおかしくなりそうですが深夜テンションで乗り切りましょう)

つまり事実を言っておくと

未来の私よ、4年間は最高に楽しかったぜ。いえーい

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終    
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