見出し画像

#035. VISUAL系から紐解くブランドイメージ.


ビジネス系YouTubeや ネット記事に目を通してますと
買い物をするお客さんにとって 重要な項目になっているのは、
「誰から買うか?」の要素と云われています。

売る側の観点ですと「何を売るか?」に スポットを
あてがちですけれども、その前段階として お客さんから
「物を買う時の対象として 認識して貰えているか」が
重要になるわけです。

「あなたは、自分ブランド持てていますか?」の問いとも言えます。

たとえば。 「生命科学的思考」を買いたいと思い
ネット検索しますと、たくさんのショップから
出品されています。自分としては、本を入手出来れば
良いわけですけれども、そうなると、誰から買おうかを考えます。

ここで「誰でも良かったけど、今回、あなたから買うね♪」と
お客さんを惹き付けられる力が 今後、増々重要になっていきます。

「ブランドイメージ」の根底にあるのは、
人間が持っている 印象や 漠然としたイメージです。

では、印象やイメージというモノは、どのように
形成されてゆくのでしょうか?

VISUAL系Rockバンドの代表曲を考察事例として
noteさせて頂きます。

-------------------------------------------------

(1) 考察、検証方法.

Twitterに実装されてますアンケート機能を用い
調査を実施させていただきました。
ご協力いただた皆様、本当にありがとうございます。

Twitterアンケート機能には、選択肢を
4つ設営できる仕様です。そのため

・デビュー曲
・ブレイクした曲
・セールス的に成功した曲
・ファンなら推しますよね、の隠れた名曲
・ライブの終盤で定番の曲

これらを私の独断と偏見で選択肢として
ご準備させていただき、調査結果を確認し
人間の印象やイメージは、どのように形成されるかを
見ていきたいと思います。


-------------------------------------------------

(2) 調査結果.

(2-1) X Japan

画像1

まず、何事においても一つの指標となって頂けるXです。
紅とXの票が伸びると予想していたのですけれども
私の想像以上に、Silent Jealousyが伸びました。

(2-2) BUCK-TICK

画像2

Jupiterが ぶっちぎると予想していたのですけれども
悪の華です。

(2-3) Nightmare

画像3

他のバンドと比較すると、相対的に票が伸びにくいこと
想定の範囲内であります。


(2-4) Sleep My Dear

画像4

正直申しますと、Sleep My DearがNightmareよりも
多くの投票をいただけたこと想定外でした!

(2-5) Eins:Vier

画像5

君すてが票を伸ばすと予想していました。
私としては、予想通りにございます。


(2-6) ROUAGE

画像6

まさかのendless loopが0票。インディーズ時代からの
ライブ定番曲である Cry for the Moonに票が集まったこと、
ここから、ROUAGEがコアなファンに支持されていることが伺えます。

(2-7) Pierrot

画像7

インディーズ時代からライブ定番、蜘蛛の意図に
票が集まりました。クリア・スカイかなぁを予想していました。

(2-8) Plastic Tree

画像8

プラは、まず候補曲の選出に悩みました。パブリックイメージは
sinkと予想しておりまして、想定通りになりました。

(2-9) La'cryma Christi

画像9

商業的に成功した未来航路が票を伸ばしました。
インディーズ時代からのライブ定番 White Periodにも
一定数ありまして、根強く愛されていることが伺えます。

(2-10) Laputa

画像10

商業的に一定の成功を収めた 揺れながら が伸びました。
個人的には、EVEを予想していました。

(2-11) MALICE MIZER

画像11

もともとマリスが持っていた独自の世界観と
歌謡曲テイストとが融合した月下の夜想曲がTopです。

(2-12) FANATIC◇CRISIS

画像12

デビュー曲のSUPER SOULが0票なのが意外でした!

(2-13) LUNA SEA

画像13

今回のアンケートを取りたいと考えましたのは、
「皆の中のLUNA SEAのイメージって、ROSIERなの? I for Youなの?」を
知りたくなったのがキッカケでした。

(2-14) Penicilline

画像14

LUNA SEAよりもPenicillineの方が多くの票を頂いたことが
自分にとって予想外でした。

(2-15) 黒夢

15_黒夢

黒夢は、初期のV系全開の時代、feminism~fakestarの中期、
Drug Treatment以降とで音楽性が異なっているので
選曲に悩みました。私は、Like@を予想していましたものの
少年がTop得票です。

(2-16) SHAZNA

画像16

Twitterにて、フォロワーさんの多い方に拡散頂きまして
圧倒的に沢山の投票を頂きました。ありがとうございます。
こちらは、予想通り、「Melty Love 1強」の結果となりました。

-------------------------------------------------

(3) 考察~結び.

最初に興味深く感じたのは、SHAZNAの調査結果と感じています。
デビュー曲にして最大のヒットですので、それが
パブリックイメージに繋がるのかな、と考えられます。

お客様に、自社のはっきりとしたブランドイメージを持って
いただけることは、喜ばしい要素である一方、
特定のイメージ、特定の製品の一択になっていることは、
ポートフォリオが 極端に偏ってしまっている、という
捉え方もできそうです。

商業的に成功しているXやLUNA SEAよりも、 SHAZNAが 圧倒的に
多くの票をいただきました。これは、SNSで拡散いただいたり、
沢山の方にサポート頂いた結果であります。独力では、
できなかったことを実現することが出来るのだと、あらためて
SNSの可能性を感じました。と同時に、ブラントを広めてゆくためには、
SNS活用が 今後 も重要になると考えられます。


黒夢の結果からは、表現する側(ビジネスならば売る側)が
ブランドを変化させていっても、変わってゆく毎に
しっかりとした作品を(ビジネスならば製品)リリースして
ゆくことが出来れば、
顧客の層も あわせて変化してゆくかもしれないけれど
ブランドイメージを固定化させなくても良い戦略も取り得る、
と解釈できます。


ROUAGEやPierrotの結果からは、一度、コアなファンに
巡り合えると 心のどこかで ずっとサポートいただける
可能性が生じるのだと感じました。
自分の中のイメージですと Appleの製品は、
熱烈なファンに支えられている印象です。

出逢いがあり、深く刻まれ、ふとしたキッカケで
ある時、別れてしまっても、良い想い出があれば、
またどこかのタイミングで ブランドを
肯定的に認識していただき、
また戻ってきて いただけるかもしれません。
( 恋愛でも そういうこと 時々 ありますよね♪ )


当たり前のことになってしまうのですけれども
とにかく一度でも 良い想い出だったり、良い印象を
持っていただくことが、ブランドを作ってゆく
第一歩なのだなぁと思いました。

どのような内容が、どなたのココロにヒットするか
まったく分からないのがSNS。今回のデータから
デビュー曲が 必ずしブランドイメージとなっていないことも
分かります。ということは、ヒットするまで
リリースし続けてることが大切と考えられます。

今回、SHAZNAが LUNA SEAの得票数を上回ったことは、
あまり知られていないブランドでも、戦い方によっては、
大手企業と互角以上に渡り合えることを示しているように
感じます。

コンスタントなリリースと、一本一本に込める熱量の
両立とが難しいこともあると感じてますけれども
自分も、誰にとっての 「良いイメージ」となりえる言葉を
残せるよう、努めてまいります。

-------------------------------------------------

最後まで お読みいただき ありがとうございます。

有限の人生のお時間をいただき, ありがとうございます. サポート頂けると 望外の僥倖にございます. いつの日も ご自愛くださいますよう.