アニメの113系が話題に

 ツイッターの方でアニメに登場した113系らしき画像がRTされてきた。塗装は横須賀線や千葉地区のものだが、両開き2扉で現実世界では製造されなかった仕様である。

 鉄道好きというと、2次元作品でも実物と同じでなければいけないという派閥も確かに存在するが、私はというと、むしろフィクションの世界なんだからそれに合わせて車両も実物とはどこか異なると考えている。

 この場合、国鉄で直流で両開き(多分固定)クロスシートって、ありそうでついぞ生まれなかった。つまり「可能性はあった」ので、これはこれでいいと思うのだ。
 ライトの大きさから判断すると、これの影響で富士急5000が製造されていると見て差し支えない。
 また、これの実車自体は多分小田急2320の影響を受けている。
 ミッシングリンクの欠けたピースと言えそうだ。

 113系であるというのは前面のブルーの部分のカットの仕方から判断したもので(斜めになっている)、千葉地区の「遜色急行」の解消の為に生まれたのかなあと思う。
 これ直角にカットされていたら115系で中央本線だろうね。いわゆる山スカ。富士急に乗り入れたりしていて。
 いずれにせよ、地元の通勤通学だけでなく、ちょっとしたハイキング需要のようなものもあるように想像できる。

 架空車両の傑作の一つ、「耳をすませば」の京王線(5000+6000)÷2系は確か銀路画報さんもネタにしていた。
 これは「第一世代」と「第二世代」から「じゃ、その間もあるよね」を思い付くみたいな話で、架空ガンプラを作るような手法だと思った。

 件の113系の画像が流れてくるちょっと前に、185系にハイデッカーグリーン車が挟まっている画像が流れてきて、それは無いというような意見があった。
 しかし私はそれくらい作っていいだろうと思う。185系のグリーン車ってイマイチ面白くないからというのもその理由の1つだ。「鉄道模型趣味」誌にはダブルデッカーのグリーン車の作品まで出ていた事だし。

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