二兎を追う者はラーメンを啜った。

 お金を沢山持ったことがないから、お金がそんなになくても幸せだ、とは言い難い。ふむ。色んなことに言い換えることができるけれども、果たしてどれだけの人が両方を経験した結果、自分の答えはこれだ!と断言できているのだろう。

 自分が作った音楽でもそうだけれども、多くの人に聞いてもらうためには、第一に音楽そのものの魅力やクオリティが担保されていないといけない。そして作品をどのように公開するのか。要素は多いけれど、沢山の人の耳に届けるにはこの二つが大きな柱だろう。

 しかーし!僕はあくまで今は魅力とクオリティを追求していきたい...例え多くの評価を得ることができなくても...僕は特に承認欲求が強いので評価の為なら手段を選ばない、いい評価を得ようとする為の行動を取りすぎてしまうからだ。一生懸命チラシを刷って、呼び込みを行なって、テレビ局への根回しをしたって肝心のラーメンが不味ければ何の意味もない。それなら色の落ちた看板を横目に夜な夜な美味しくなーれ、とスープを煮込んだ方が誠実だ。僕は誠実に生きていきたい。

 最初の話に戻ると、こういうのはいい作品を作り最適な販促を行った人がこっち派だと言うべきで、僕にとっては今ではないのよねってこと。そんなことを考えていた一日だったわけですよ。何この固ったい話。ハリガネか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?