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向こうからの、東京

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東京に出会って20年ほど。なぜか好き過ぎて見たり、喋ったり、書いたりします。韓国の人なのに。相手としての東京、居場所として、僕としての東京。
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記事一覧

僕が、僕でいられる勇気

年がすぎた。年末だから、一年の最後の日であるから特別な何かが起こるとは、もう思わない。い…

HYOKKI
3年前
9

夜中、私の部屋に生まれたズレ

多分、星野源さんのラジオを聞いていた夜、その時からだった。普段のオープニングトークも、ス…

HYOKKI
3年前
5

濡れた日々の過ごし方

梅雨がやっと終わった。テレビをつけたら天気予報が今週末を機に今年の梅雨は終わりだと教えて…

HYOKKI
3年前
7

私ではなく、私のようなものとして一日

コロナの影響の中、人生初のリモートインタビューを行った。8月号の記事だったから、もはや一…

HYOKKI
3年前
5

夜が、またどこか行ってしまう

毎晩、なぜか忙しい時間を過ごしています。昔からのルーティンで寝る前に次の日のことを考える…

HYOKKI
4年前
3

なにもしない人になっちまった。

何もしない人は店の行列に代わりに立つ。何もしない人は花火の場所取りに上野公園へ向かう。何…

HYOKKI
4年前
7

寂しさの、お隣さん。

なぜか少しは早起きができた朝。トースト二枚とコーヒーだけだったが、少しはホッとする時がある。洗い物をし、歯を磨き、外へ出て一ぷく。風はだいぶ収まり、暖かさが遅めの春を知らせてくれる。タバコを吸いながら携帯を見るのはあまり好きではないので、色々くだらないことを考え、そろそろ家へ戻るごろには頭が痛くなるだろう。病院から出て5年目、なぜか今年は頭痛が多い。痛くなりそうで、まだ痛くないようで、今の時代マジで困る。机に座り、先週から始めたエッセイの原稿を割と早めに1枠終えた。まだ未定な

コロナ時代、雑誌が教えてくれたこと

半年前、多分そのごろ私は10以上のメール送っていた。イラストが一つのライフスタイル向けの…

HYOKKI
4年前
5

志村けんの木、私の白木蓮

志村けんさんが、お無くになられた。テレビで、多分何回は観てたけど、彼について詳しくはなく…

HYOKKI
4年前
8

私が、知ってるその寂しさ。

一昨年、青山ブックセンターの閉店から始まった本屋の話は、なぜか今まで続いている。年号の変…

HYOKKI
4年前
6

彼の、行動する言葉

去年、夏の終わり。同じ道をなんども回ってしまった。多分、間違ってないはずなのにグーグルの…

HYOKKI
4年前
7

あの日、その腸炎

たまに、不思議ループみたいのを感じてしまう。会社をやめて、フリーになって、もう5年目にな…

HYOKKI
4年前
4

ダサすぎで、波でが出た。

10月2日、一つの時間が線路に墜落した。おそらく何100回は通りすぎた場所。歌舞伎町の小道をす…

HYOKKI
4年前

MADE IN JAPANを、思う

最近、日本を語ることが、少しややこしいことになってる気がする。不買運動から始め、旅に行くことすら躊躇する動きがある。東京を始め日本のあちらこちらを多分100回ほど行ってた私にとっては、なんとも言えない違和感を覚えてる。不買運動から二ヶ月、日本人シェフの店でハイボールとパスタを食べ、相変わらず好きな日本のミュージシャンの音楽を聞き、この間には奥山大史監督の’僕はイエス様が嫌い’を見た。何が間違いで、何が正しいのかを語るつもりはなく、そういう能力もないと思うが、ある大きな動きの中