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マイソールへ

今朝、なんだか不安な気持ちで目を覚ます

ふと、自由に旅をしていると、1人でいると、どこからともなくやってくる不安。

思っても仕方のない過去や未来を思ったり、日々、移動や諸々どうしようの連続で、頼れる人もいないので わからない言葉に囲まれながら不安になったりもする。
だけど、そんな時は前進あるのみ。動くのみ。

気持ちを切り替えてマーケットへ

やってきたのはバンガロールで一番賑わってると言われている、KRマーケット

お花が有名なマーケット

なんだかもう、行くまでの道もマーケットも、どローカルすぎて、立ち尽くしてしまった。

行くまでの道のり
皆さん頭に乗せて運ぶ
この通りはバナナストリート
バナナの葉など自然素材から作った器を売ってたおじさん
野菜や果物がたくさん
牛やリキシャ
いつものクラクション祭り
リキシャからバナナがこぼれ落ちそう

うつみさんから連絡がきた。近くにいるらしい。

こんなに人も車もごった返しているのに、すぐに発見。日本人は私たちしかいない。

数日前に出会ったと思えないくらい、安心して、嬉しくなる。

私がこの旅で現地の可愛い蝶番やドアノブなどの金具を探していると話していたことを覚えてくださってて、うつみさんが店員さんに聞いてくれた。そこから流れは金具屋さん探しに。

うつみさんのおかげで、金具屋さんが集まってるエリアに来れた。

うつみさんファミリーは午後から予定があるとのことで、みんなでチャイを飲んでお別れ

バンガロールで出会えて本当によかった!
いつかの再会を楽しみに。
沢山ありがとうございました。

せっかく見つけてもらった金具屋さん通り
この後早く送らないとまた重くなってしまうと思いつつ、物との出会いも一期一会。

帰国後可愛いDIY金具をコーヒーの横で販売できたらなぁと描いていたので、まずはやるだけ。
色々、少量ですが買ってみました。

金具屋さん
いい店だった!


その後、宿に戻って荷物を取り、ますます重くなった荷物を背負いリキシャを呼んで駅へ

今から乗れるチケットを買った。
バンガロールからマイソールまで、2時間半。65ルピー(約100円)

この値段は、きっとかなりローカルな電車だ。

チケットは買えたが乗り場がわからない。
駅員さんの周りは人で溢れてて声が届かない

大きめの声で駅員さんに、マイソール行きはどこ?と聞いたら、このおじさんマイソール行くから着いていけ!と駅員さんが叫んで指を指す

そのおじさんに、come! と、言われたので人混みの中着いていく

おじさんが振り返り、Want some coffee? と言ったので一応頷く
おじさんは、聞き取れなかったが多分、出発まで時間あるからコーヒー飲もうと言った具合で甘いミルクコーヒーを注文してくれ、お金はいらないと言われた

一見強面な雰囲気のおじさんだったが、いい人だということはすぐにわかった

コーヒーは金属の小さなカップで熱々で出てくる

おじさんは水で洗って冷やした別のカップを持ってきておじさんの分も私の分も移し替えてくれて、お礼を言う私に quickly! と急かした

思い出に写真を撮っていいか聞いたら、quickly と言われた。すみません(笑)

ホームに向かった。まもなくして来た列車は、人々がぎゅうぎゅう詰めで乗り込んでいって、おじさんは次のを待とうと言った。

おじさんの後を着いていく

次の列車があと30分後
椅子を探してくれて、1個空いてるところがあって、sit down と言われたがどうぞってジェスチャーをしたら、また歩いて2個空いてる椅子を探してくれた。
30分待ったが列車は来ない。おじさんはヒンディー語の新聞を読んでる

近くにいたカップルにカメラで写真を撮って!と話しかけられた。
インドではよく言われる。そしてみんな、SNSで写真を送ってと、頼まれる。
カメラ持って来てよかったなぁ。

何枚か頼まれた

結局列車は待つことそれから45分。ようやく来た。

おじさんがまた、席を探してくれた。
どんどん人がやってきて、おじさんと先に座ってた別のおじさんに挟まれた。一緒に乗ったおじさんが、通路にいた小さな女の子を膝に乗りなと自分の膝を叩く

このおじさん、顔は強面だけどほんとにいい人だ。

女の子が移動して私とおじさんの間に。
大人2名(ぎゅぎゅっと座って3名)席に大人3名と女の子。
これがローカルな列車だ

途中、おじさんは自分のリュックからサモサを取り出して、女の子に渡して、女の子のお母さんや少年、私にもくれた。ティッシュと水まで。

ヒンディー語で話しかけてくれる女の子にカメラで撮って来た写真を色々見せて、途中で下車した一家と別れた。

明るいファミリー

おじさんに今夜の宿を心配された。

バンガロールを出てからなぜだか電波が悪く宿を検索できなくて、もう夜の19時だというのに宿が決まってない私は、マイソール駅に到着したら調べるか、電波がダメなら直接行こうかと思っていた。

そんな私を見かねたのか、宿の値段を聞かれたから1000ルピーくらいで探してると答えた(約1500円。ちなみに昨日の宿は1000円だったから背伸びして伝えた(笑))

おじさんは突然電話をかけ始め、ホテルにも連絡したし着いたら送ってくれるという。

なんてことだい(笑)

どこまで親切なんでしょう。

インドでは特に、1%は最後まで疑いの気持ちを無理にでも持つようにしているけれど、やっぱり私は人を信じて関わる方が自分が気持ちいい

国が違っても変わらない。人は人な訳で、心を感じたり伝える事はできると思っている。

結局、おじさんはまた駅に着くなり Want some coffee? と聞き、甘いミルクコーヒーを頼んでくれた。

再びおじさんとコーヒータイム

リキシャでホテルに送ってくれて、シングルの部屋が空いてなかったらしく一つランクのいい部屋だったけれど、おかげさまでマイソールに来ることができた。

おじさん、本当にありがとう。

日々私は人と出会って助けてもらい、今ここにいる

これからの道のりを思うと、どうやって行こうどこに行こうと考えることばかり。

今朝はあんなにどんよりした気持ちで起きたのに、金具屋さんで買い付けもできてマイソールにも来れた。

今夜は若干いいホテルなので、部屋にmenuがあってガーリックナンとラッシーも電話で注文したら届いた。(笑)

ガーリック粗みじんで3片分くらい入ってたかな(笑)

目的地に向かって動いていたら、誰かのおかげさまでちゃんと辿り着く。

明日からはコーヒー産地にアンテナ立てよう

久しぶりにクラクション音の少ないマイソールの夜です。

写真を撮って送ってと頼まれる
彼は撮る場所にもこだわりがあったみたいで、このスパイスショップで、とのこと


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