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COFFEE BAR

今私は、マイソールの駅の近くのホテルのベッドにいる。今日は安宿ではなく、ダブルベッドのホテルだ。(と言っても2500円くらい。この旅では高級)

マイソールに来るまで長かった。し、本当に人との出会いは面白い。
必要な時に必要な人と出会わせてもらえるってほんとだなぁとつくづく思っているところです。

昨日、結局列車の時刻をネットで調べていたけれど、いまいちわからず。
直接駅に聞きに行こうかと思ったが、その前にふと思い出し、長野の知り合いの方にオススメしていただいていたバンガロールにあるローカルの珈琲屋さんに行ってみることにした。

リキシャを呼んだ。
今回インドに来て初めて乗る。

運転手さんがフレンドリーな人で、何も言ってないのに、マイソールがいいところだと勧めてくれて、道中通った場所を指さしてくれ、このあたりが町で一番のマーケットがあるから行くといいと教えてくれた。
ついでに、インド人はいい人が多いけど気をつけて、とも。

フレンドリーなリキシャの運転手さん

辿り着いたのは、COFFEE BARと呼ばれている、SINCE 1965と書かれている老舗の珈琲屋さん

趣のある看板

さっとコーヒーか軽食を頼み、立ったままくいっと飲んでさっと食べるスタイルらしい

入れ替わり立ち替わり人がやってくる

私もローカルの皆さんに混じり、あちらこちらから目線を感じつつ甘いミルクコーヒーを少し冷ましてからくいっと飲んでみる 
(インドに来てからまだブラックのコーヒーは飲んでいない。何も言わなければ、甘いミルクコーヒーが出てくる)

高い位置から空気を含ませて入れた熱々のミルクコーヒー

時刻も夕方。ザックが重たいので、駅まで聞きに行くにも身軽に行きたい。
マイソールまで列車で2時間半。スムーズに乗れるかもわからない。

もう一泊、バンガロールの駅近くの安宿を予約して、身軽に駅に聞きに行くことにした。

駅までの道は、地面がでこぼこしているところも多く、ゴミが散らばってたり排水が流れていたり、時々人が倒れていたり(多分、寝ている)
あちこちから鳴り続けるクラクション音 
カメラで撮って!と話しかけられたり、hello madam (インドではマダムと呼ばれる)と話しかけられたり、賑やかでカオスな道のり

30分ほど歩き、辿り着いた駅がまた賑やかで、待つ人でごった返している

駅員さんらしき人3人にマイソール行きの時刻を聞いてみたが、ヒンディー語もしくは訛りの強いインドの方の英語は、どうにもわからず、、

困ったなぁと立ち止まっていると、座ってたおじさんに話しかけられ、あの人に聞くといいと言われた方のところへ行き、
そしたら紙に時刻を書いてくれ、その様子を見ていた女性が Can I help you? と話しかけてくれて、分かりやすい時刻表を携帯で見せてくれた。
(どこまでも人に興味を持ってくれるインド人)

おかげで時刻が大体わかり、またカオスな道のりを帰る。
お腹が空いたので、近くの食堂に寄ったがローカルすぎて半分以上の人が手で食べている

私は好き嫌いはないが辛いものが苦手だ。
一番辛くないものをオーダーした

やや、スパイシーなスパイスごはんと、やや、スパイシーなスープが出てきた。

スプーンでいただきました
手で食べると美味しいと聞くけれど

テーブルの隅っこで食べていると、隣にも目の前にもインド人がやってきて、いつの間にか相席

相席したお二人

目の前に来た人は日本語検定を受けたみたいで、日本語が少し話せた。すごい!
言葉が通じるだけで安心して近くに感じるのだから、言葉ってすごい。
その国の言葉を覚えることは自分だけじゃなくて、誰かの為にもなるのだなと思った。

隣のインド人は日本円とルピーを交換したかったらしく、タイのコインならある話をしたらルピーと交換したいと、少し多めにルピーをくれた。

インドの人との関わりは、なんだか距離が近くて短時間なのに濃い時間。


宿に戻り、お客さんはインドの人しかいない安宿に泊まった。

昨日までご一緒させていただいたうつみさんから、マイソールへの列車に乗れたか連絡が入っていた。
数日前に出会ったばかりなのに、優しい方だなぁ。

事情を話し、明日リキシャの人に勧めてもらったマーケットに行ってから列車に乗る話をしたら、タイミングが合えばマーケットで会おうという話になった。
また最後に会えるなんて、嬉しい。

コーヒー産地を目指して急ぎ足になりそうだったけど、バンガロールをもう少し味わおう。

さらっと牛が歩いてる
牛に向かってクラクションを鳴らしている

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