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入学式がない!フランスの小学校

今年は桜の開花が例年より遅れて、桜と一緒に入学式、入園式に参列できた新入生たちがたくさんいたかもしれない。

3年前は つーちゃんを里帰り出産しに日本に滞在していたから、兄のO おーちゃんは幼稚園の入園式に間に合った。私が小学生の入学式のときに実家の桜と一緒に撮った写真をよく覚えてるから、同じように、幼稚園だけど桜の下で写真を撮れたのは本当にうれしかったな。

4月ももう後半になってしまったけど、4月からもうO おーちゃんが日本でも一年生になることを、日本大使館からの、

教科書を受け取りに来てください!

というメールが思い出させてくれた。

日本人学校や、日本語補習校に通っている児童は、その学校で教科書が配布されるようだけど、現地の私立校に通うO おーちゃんのは、大使館に申し込みをして取りに行かないといけない。フランスは日本と教育システムが違って、まだ5歳半だったけど去年の9月からすでにフランスでは小学生になっていたので、バカンスが2週間もあるし、日本の4月入学を忘れがち。大使館からのメールは防犯、災害など注意喚起も含めて、とても助かってる。

日本では4月から次の年の3月生まれまでという年齢のくぎりになっているけど、フランスは、1月から12月までで、同じ学年の子は同じ年の生まれ。だから、学年が上がる9月の時点では9月から12月生まれの子たちはまだ年齢が一つ年下のまま。ややこしいけど、日本では早生まれになる1、2、3月生まれの子たちは、フランスでは日本より半年遅れることになるし、4月から12月生まれの子は、日本の学年より半年早くなる、ということ。

フランスには、日本のような、体育館に集まって、校長先生のお話があったり、先生の紹介があったりする、入学式という儀式はない!綺麗に着飾って、親子でわくわくどきどき、一生に一度のあの初々しい体験ができないのはなんとも寂しいかな。そういえばランドセルも買ってあげてないな。

縦割りクラスの少し特殊な学校へ通っているので、幼稚園と同じ敷地にあり、小学校へ一緒に上がる子もほとんどが知り合いで、初日から9時から16時までちゃんと授業もあったはず。何も感慨深いこともなく、あっという間に過ぎ去っていってしまった!と何にもお祝いしてあげていなかったことに今更少し後悔してる。

そして大使館から受け取ってきた教科書たち。なんて素敵なものばかりなんだ!!挿絵がすばらしくよい。特にケイクスでも連載していた、ながしまひろみさんの絵がかわいすぎて、にまにましてしまう。ヨシタケシンスケさんの挿絵も!子どもたち、こんな教科書なら、いつでも眺めていたいよね。本当にありがとうございます!

日本の教科書は完全家庭学習になってしまうので、これからどうやって勉強していけばいいか模索中だけど、家庭学習のために今の教科書、すべてに音声や映像のQRコードが書いてあるのね。ほんとにすごい!一緒に勉強するの楽しみになってきたよ。

通っている学校についてはまた詳しく書くのでおたのしみに!!

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