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「子どもたちが将来に希望をもつことが、持続可能な社会に繋がるのではないか」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

最高気温が30度を超え夏が近づいてきた6月18日、ヴァンフォーレ甲府戦。キックオフ前のスタジアム外では、「ファミリーDAY」と冠して家族連れも楽しめるイベントが盛りだくさんでした。

大人も子どもも楽しめる! 毎試合がお祭りのような楽しいスタジアムで

NDソフトスタジアム山形のスタジアム場外では、毎試合さまざまなイベントを行っています。大人はもちろんのこと、射的や宝石探し、ボールすくいなどができる「こども縁日だモン!」など、小さな子どもたちも楽しめるブースも設けています。この日は「ファミリーDAY」として、敷地内を運行するSL型などのロードトレインに親子で乗車できる「鉄道Parkだモン!」や、父の日にちなんだ「お父さんの似顔絵展」など、親子で楽しめる催しをいつも以上に展開しました。

SDGsコーナーで行っているユニバーサルスポーツ体験コーナーは、毎回、親子で参加される方もたくさんいらっしゃいます。親が子どもに競技のコツを教えていたり、親子で競っていたり、一緒に汗を流していたりと、家族の会話や団らんのきっかけになっていることも多いようです。家で過ごしている姿とは違う家族の一面を見たと驚いている方もいらっしゃいます。
今回のユニバーサルスポーツ体験コーナーは、5月1日以来の登場となる「ペタンク」でした。ビュットと呼ばれる小さな目標球に向かって、直径7〜8センチの鉄球を投げ合い、より近づけたほうが勝利というスポーツです。芝生の上でもできるスポーツで1910年にフランスで誕生しました。体力に左右されにくいスポーツのため、この日も親子で対決している姿がありました。また、車椅子ユーザーの方も体験していました。

ユニバーサルスポーツ体験コーナーの運営を手伝ってくれたのは、羽陽学園短期大学でモンテディオ山形のボランティアを行うために結成しているサークル「もんてらんど」のみなさん。こちらの短期大学では、保育士や幼稚園教諭、介護福祉士などを目指している学生が学んでいます。「将来、仕事をする上で、学生時代にいろいろな人と関わった経験というのはとても大切だと思います」と話してくれたのは、引率されていた同短大の先生。「また、ユニバーサルスポーツを知っていると、保育や福祉の現場でも生かすこともできるかもしれません。こちらのボランティアにも複数回参加している学生もいます」と続けて教えてくれました。
参加者の年齢に合わせてルールを説明したり、競技のサポートをしたり、ときには対戦相手になったり……。就職した後にも、この経験を少しでも生かしてもらえればと思います。

子どもたちが将来に希望をもつことが、社会の活力になる

また、並木道周辺では「はたらく車大集合supported by NEXCO東日本」を開催しました。会場には道路パトロールカーや約5メートルまで上がることができる高所作業車(以上、ネクスコ東日本)をはじめ、白バイやパトカー(以上、山形警察署)、はしご車(天童市消防本部)などが集合。JAF(日本自動車連盟)による車の走行時におけるシートベルト効果体験も行われました。
ネクスコ東日本の高所作業車の乗車体験には長蛇の列ができていました。「モンテディオ山形での乗車体験や展示は初めての試みでしたが、たくさんの子どもたちが興味をもって集まってくれてうれしいです。普段は、高速道路の建設や管理をしているため、お客さまと直接接する機会がなかなかありませんが、私たちの仕事や会社のことを少しでも知ってもらえれば。道路パトロールカーを見たら『あ! モンテで見た車だ!』と思い出してくれるだけでもうれしいですね」とネクスコ東日本様は話します。

世の中には、一般消費者に対して商品やサービスを直接提供するB to C(Business to Consumer)の企業だけでなく、メーカーとサプライヤーの関係のように、一般消費者には目に見えないB to B(Business to Business)の企業もたくさんあります。今回のイベントを通して、子どもたちが少しでも社会を知る機会につながれば、持続可能な社会にも近づくのではないかと思います。

SDGsコーナーでは、ユニバーサルスポーツ体験コーナーを中心に、大学生や専門学校生が、毎回、ボランティアとして参加してくれています。「モンテディオ山形でスタッフができるなんて、ちょっと楽しそうじゃない?」、そんな気軽な気持ちがボランティア参加のきっかけかもしれません。しかし、ボランティア後の学生からは「普段は出会うことがないような年代の人と交流できてよかった」とか、「ブースに立ち寄ってくださったみなさん、良い人ばかりでとても楽しかったです。今日の経験を就職後に生かしていければ」と感想をいただいています。また、今回、さまざまな働く車を通して、未就学児をはじめ、たくさんの子どもたちが、社会で活躍する職業を知る機会になりました。「将来、この車に乗って働きたいから●●になる!」、そんな声も聞こえてきそうなくらいに、子どもたちの笑顔で溢れかえっていました。動悸はシンプルだとしても、職業を知り、将来の夢にする。それが社会参画の第一歩です。
NDソフトスタジアム山形がさまざまな年代の集まる場所だということを生かし、子どもや学生と社会をつなげる役割を果たしていければよいのではないでしょうか。
 
2022モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.9
2022/6/18(Sat)
第22節
vs ヴァンフォーレ甲府戦
 
ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

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