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<第3話> 旅人、「◯田」息子の存在を知る

リュールエン( GM ):と、その時、街の人達から、こんな声がもれてきます。

街の人A:「おい、◯田……もとい、ロックの息子、この街にいるらしいぜ!それも相当深い傷を負ってるってよ!」

:「え?」

ゲオルグ:「キナ臭い話になってきたなぁ……」

街の人B:「え?どこかに冒険に出てたんじゃなかったの?」

:「む、むむむむむ、息子さん、来ているんですか?って怪我?!」

街の人A:「それが、いるらしいんだ。傷の手当てのために、診療所に担ぎ込まれたらしい」

:「ししし、診療所に行きましょう!」

ミィム:「大変です@@しかし、コインの安全をはかったほうがいいかもです」

リュールエン( GM ):さて、どうしますか?

ゲオルグ:「街中で襲ってくるほど血迷ってはおらんやろう……ひとまず息子さんの話を聞かへん?」

:「そ、そうですね」<聞く

リュールエン( GM ):診療所に向かいますか?ちなみに診療所は街の広場近くにあるようですね。

:診療所に一票です。

ミィム:「では、診療所に向かいましょう!」

ゲオルグ:では参りましょう。

リュールエン( GM ):それではあなた達が診療所に向かうと、野次馬がちらほら見えます。が、さすがにそこまで有名人ではないので、人だかりができている、というわけでもなさそうですね。

ミィム:怪しい人が周りにいないか注意しときます。

リュールエン( GM ):診療所にはいります?

ゲオルグ:野次馬にまぎれつつ、中に入りますかな。

:はいりましょー。

ミィム:はーい。

リュールエン( GM ):では入りました。中で受け付けの人が「まずはここに症状とお名前を……」と言ってますが。

ゲオルグ:「ロック氏の息子さんに会いにきたんやけど、面会できるかな?」

受け付け:「ハーブ・ソルトさんですか?少々おまちください」

ミィム:「いらっしゃるみたいですね」

ゲオルグ:「面会謝絶ってほど、重症やないみたいやね……よかったわ」

リュールエン( GM ):一応中には通してくれそうですね。

ゲオルグ:では遠慮なく、中に入りましょうか。

リュールエン( GM ):では、皆さんで病室(?)に入りました。

:「たのもー。なんて、えへへ」

ミィム:「しつれいします」


旅人、コインを巡る話を聞く

リュールエン( GM ):そこにいたのは、包帯でぐるぐる巻きにされているひとりの男の人が寝ています。寝ているというか、意識はありますが……。その人は、どうみても石像の◯田さんとは似ても似つかぬ感じの人ですね。

ミィム:「あゎゎ。ひどいけがです(><)」

リュールエン( GM ):体は華奢で、本当に冒険ができるのだろうかという細身です。

:「こ、こんにちは・・・」

:「あのぉ・・さかt・・・ハーブさんですか?」

ハーブ・ソルト:「そうだけど……あなた達は?」

ミィム:「はじめまして。紙芝居職人のミィムと申します(ぺこり)」

:「おりがみ職人のりんですっ」

ゲオルグ:「私はゲオルグ。旅人や。私らはちょっとした縁で、あんたのオヤジさんの事を調べててな。もしかすると、あんたのオヤジさんの名誉を回復させる助けができるかもしれへん」


ハーブ・ソルト:「父さんのことだって?も、もしかしてあのコインのことかい!?」

ミィム:「ロックさんは、ほらふきなんかじゃなくって、立派な冒険家だって証明しましょう!」

:「しましょう!」

ハーブ・ソルト:「どうやって証明するんだい?コインはないってのに……」

リュールエン( GM ):彼は体を投げ出して詰め寄ろうとしますが、さすがに痛いらしく、そのまま寝ころんでしまいました。

ミィム:「あぁ、ご無理なさらないで」回復魔法とかはきかないんでしょうか?

リュールエン( GM ):一応ききますよ<回復魔法

:MP がたりません・・・。<回復魔法  シューティングスターと集中で・・・orz

ミィム:はわー。まぁ、診療所ですからちゃんと治療してくださいますよ。「ところで、そのけがはどうされたのですか?」

ハーブ・ソルト:「ああ、この怪我のことか。実はね……」

リュールエン( GM ):怪我についての話を、彼はぽつりぽつりと話します。

ハーブ・ソルト:「実は、強盗に襲われたんだ」

:「ご、強盗ですか?!」

ミィム:「強盗@@」メダルを狙ってる悪者かもしれませんね。

ハーブ・ソルト:「ある荷物を全て盗られてしまってね。あの片割れのコインも……」

ゲオルグ:「なかなか物騒やなぁ。……ところでアンタ、ガメッツってオッサンを知ってるか?アンタのオヤジさんのお友達、らしいけど」

ミィム:「お父さんのご友人とおっしゃっていたのですが」

ハーブ・ソルト:「ガメッツ?あのコイン収拾家のことかい?父さんの友人だって?僕は昨日訪ねていったけど、そんなことは一言もいってなかったな」

ゲオルグ:「昨日訪ねた……?」

ハーブ・ソルト:「ああ、コインを収拾してるっていうから、父さんの片割れのコインのことについて、知ってるか聞こうとおもってね」

ゲオルグ:「その時、あんたが持っていたコインの片割れの話はしたんかな?」

ハーブ・ソルト:「したよ。その時、ガメッツ氏から僕が見せたコインを譲ってくれって頼まれたんだ。でも、さすがにあのコインを譲ることはできなかったし、断ったんだよ」

ゲオルグ:「なるほど。よーく分かった」

ハーブ・ソルト:「この街に来たら、見つかると思ってたんだけど……でも今更だよね。僕に片割れのコインがない以上、父さんの偉業を証明することだってできないんだ」

ミィム:コインのことは伏せたままにしておくのですか?>ゲオルグさん

ゲオルグ:言ってあげてください(笑)。本物っぽいですし、大丈夫かとー。

ミィム:「実は、私たち、昨晩あの滝の下に行ったのですが、そのとき上から」

ミィム&凛:「鮭の切り身が!」

ハーブ・ソルト:「鮭の切り身!!!」

ゲオルグ:ハモったなぁ(笑)

:さきこされた・・・T_T

ミィム:…ではなく、「そのとき上から、コインが落ちてきまして」

ハーブ・ソルト:「え、コイン……て、まさか……」

ゲオルグ:靴からメダルを取り出して、ハーブ君に見せます

ハーブ・ソルト:「こ、これが……鮭の切り身と一緒に……」

ミィム:「色々調べたところ、ロックさんのコインだとわかったので、ぜひロックさんか息子のあなたにお返ししたくて、探していたのですよ」

リュールエン( GM ):彼はしばらくそのコインをじーっと見つめています。見つめている目がみるみる赤くなって、一筋の涙がこぼれ落ちます。

ハーブ・ソルト:「そ、そうか……やっぱり……しゃ、鮭の切り身……」ずるずる(鼻をすする)。

ミィム:「鮭の切り身に何か心あたりが?意外と新鮮だったので気になっていたのですが…」

ハーブ・ソルト:「父さん、鮭の切り身が大好きだったんだ。かならずいつでもおいしく食べることができる方法があるって。そうか、冷やして保存する方法、成功してたんだね……」

リュールエン( GM ):いや、そういうことではなく(笑)。

:・・・笑。

ハーブ・ソルト:「やっぱり天空に消えた大地は存在していたんだ……父さん、このコインを使って、絶対に証明してみせるって言ってたから……」

ミィム:「ロックさんは、ほら吹きなんかじゃないですよ!」

:「コインを使って・・・冷やして保存する方法を・・・ご、ごくり」

リュールエン( GM ):彼はミィムさんの言葉を聞きながら、無言でうんうんと頷いています。

ゲオルグ:「ちなみに私らも、ガメッツにメダルを売ってくれと頼まれて、その後強盗に追いかけられたな。偶然って怖いもんやねぇ」

ハーブ・ソルト:「……え、それはどういうことだい?」

ミィム:「さっき、船に乗っていたら、メダル強盗に襲われたんですよ。ゲオルグさんが 2 回も落ちて猛烈な泳ぎを…」

:「そうなんです、ゲオルグさんが 2 かい・・・」って、また先を越された・・・orz

ゲオルグ:「そこはどうでもエエから」

ハーブ・ソルト:「舟に……もしかして、4 人組?」

ミィム:「そうですそうです!」

ハーブ・ソルト:「そういえば、僕を襲った強盗も、それぐらいだったかもしれない。はっきりは見てないんだけど」

ミィム:「船の扱いがものすごく上手で、スイカ踊りにも屈しない精神力を持った、恐ろしい相手です」

ハーブ・ソルト:「うん、そこまでは把握できてないけど」

:関西人の漫才が面白すぎる・・・「あの 4 人組に、心当たりがあるんですか?」

ハーブ・ソルト:「いや、心当たりはないなぁ。」

:「え?でも、さっきもしかして 4 人組って行っていませんでした?」

ハーブ・ソルト:「うん、4 人組だけど、僕がおそわれた 4 人組にはこころあたりはないんだ」

:「あ、そういうことですか。同じ人たちなのかなぁ」

ミィム:「そうですね。盗まれた荷物も探さないと」

ゲオルグ:「ハーブ君、このメダルどうしようか?キミに渡すつもりやったが、今のキミは強盗に襲われたらひとたまりもないやろ?」

ハーブ・ソルト:「そ、そうかもしれない……。」

ゲオルグ:「それでも持っていたい、っていうなら渡すけど。」

ハーブ・ソルト:「だが、君たちがもっていたら、逆に君たちが危ないんじゃないのかい?」

ミィム:「安全な場所にひとまず保管しておいた方がいいと思うんですよ。」

ハーブ・ソルト:「安全な場所?」

ゲオルグ:「エエ場所あるかなぁ……」

ミィム:とりあえず、ぬいぐるみの中に縫い込んで隠しておこうと思っているのですが。

ゲオルグ:「そやったそやった。ドタバタしてたせいで忘れてた」

ミィム:「ハーブさんが元気になったらお返しします!」それまでに、強盗騒ぎも決着着けたいですね。

ハーブ・ソルト:「片割れのコインのことなんだけど、結局 2 つなければ父さんの偉業を証明することができないし、僕の中では父さんの偉業を証明できたから、君たちが持ってるといいよ。物騒だから、すぐに売った方がイイかもしれない。片割れでも、おそらく 4万 G にはなると思うんだ」

ゲオルグ:「あのオッサン、えらく買い叩こうとしたんやなぁ……」

リュールエン( GM ):そう言うと、彼は少し寂しげに顔を伏せます。

ミィム:「いや、やっぱり、両方そろってこそですよ。あきらめずに探しましょう!」

ハーブ・ソルト:「探すってったって、何処をさがすんだい?」

ミィム:「私たちなら、船から 2 回も落ちても猛烈な勢いで泳ぐゲオルグさんもいますし、大丈夫ですっ」

リュールエン( GM ):おすね、そこ(笑)。

ゲオルグ:「いやいや、それ関係ないから!」

ミィム:「ここはそれ、強盗さんはもう片割れが絶対に欲しいはず。待ち伏せ作戦です」

ゲオルグ:「せやね。捕まえて、もう一つの在り処を吐かせよう」

:「ですね!」<待ち伏せ

ゲオルグ:「4 万 G より、私を濡れ鼠にした恨みを晴らすほうが大切や」

ミィム:本物はぬいぐるみの中にかくして、全員でダミーのコインを持っておきましょう。

ゲオルグ:「じゃあ任せたで」 ミィム嬢に本物メダルを渡します。

ハーブ・ソルト:「君たち……」


旅人、今回の終わりを迎える

リュールエン( GM ):彼は再び目に涙をためてみんなを見ます。その時「ハーブさんに面会ですよー」と受け付けから声がかかります。

ミィム:あわてて、本物を靴の中にかくします

ゲオルグ:靴の中でなくてもいいのに(笑)お客さんの顔を見に行きますかな。

リュールエン( GM ):さて、ハーブに面会を求めに来たのは誰なのか!?真犯人を突き止めることはできるのか!?続きは C パートで!ということで、今回のセッションは終了です~。

:ええええーーー。< C パート

ミィム:え!?B 終わり!?

ゲオルグ:なるほど、そうきましたか(笑)

リュールエン( GM ):はい、終わりです。物足りなかった?

:あ、なるほど。把握しました(^-^

ミィム:いえ、C があるかもってかんじだったので、続いてるとは。あ、コインを私たちが売っちゃったら終わりだったのか。

リュールエン( GM ):ですね。

ゲオルグ:10,000 G……。

:それは哀しいです^^;;

リュールエン( GM ):まあ、どう行動するかは皆さん次第だったので、そこは皆さんに委ねようかと。

ミィム:ぬ…ぬいぐるみだけでも作らせといてくださいーーー。

:はかわいい寝袋を作らせてくださいーーー。

リュールエン( GM ):それは C パートのマスターにお願いしてください!!(笑)

:ぎゃー。

ミィム:あうー。せっかく材料買ったのにー。

ゲオルグ:今回も歌を覚え損ねたなぁ……

リュールエン( GM ):ま、隣でつくってもいいよ、とはいうてるけど(笑)※。

※この時 A パートの GM は B パート の GM の席の隣でセッションの様子を覗いていました

ミィム:運河の歌とか。

ゲオルグ:水にぬれた男のブルースとか。

リュールエン( GM ):いい男ですから。<水に濡れた 一応途中なので、保留ということで。

:はーい、りょうかいしましたー。

ミィム:では、ステータスもひきつぎ?

リュールエン( GM ):ですね。

:了解です、めもっておかなきゃ。久しぶりに一日座っていたから、足が凄いむくんでるーT_T

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りゅうたまリプレイ『天空に消える滝―Bパート―』は、これにて本編終了です。

この後、A パートの GM を交えた感想戦を掲載しますので、もうしばらくお付き合いいただけると嬉しいです。

👇次の話
【余章】『天空に消える滝 ―Bパート―』感想戦 プレイ後の雑談会

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