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子どもは育てなくていい

子どもが生まれると、子どものことを「育てなきゃ」と思う。

確かに、誕生後赤ちゃんは自分で起き上がることも、お腹が空いたらお腹を満たすこともできない。守ってあげなければ、生きていくことができない。

でも、「育ててあげる」「育てる」という考え方は、どうしても大人が上に立った捉え方になりやすい。

「子育て」は「子どもの育ちを助けること」であり、大人が育ててあげるわけではない。

子育ての主役は誰なんだろう?
育っていくのは誰なんだろう?
誰の人生で、育っていくのは誰の課題なんだろう?

育っていくのはあくまでも「子ども」で、
「子ども」の人生で、
「子ども」の課題。

子育ての主役は、「子ども」なのだ。

あくまでも、私たち大人はその育っていくのを助けているにすぎない。

しかし、自分たちがこの世界に招いたことが始まりであるが故に、大人の方が上で、子どもは下という上下関係や子どもは自分たち親の元にいる存在という感覚に陥ってしまう。

そして、日々時間と労力を割いて育ちの手助けをしていると、益々子どものことが自分ごとになってしまう。

でも、あくまでも育っていくのは子ども。

子どもには「自ら育つ力」が備わっていて、自分の力で自分のベストなタイミングで自分のペースで、人間として生きていくために必要な力を獲得していく。

一人で歩けるようになった時。
子どもを一人で歩けるようにしたのは誰なんだろう。
大人がさせてあげた?

いや、子どもが自分自身の力で歩けるようになっていったのだ。


子どもが自ら育つ力をもっているのなら、私たち大人は何もしなくていいのかというとそうではない。

子どもが自らを育てていくためには、「環境」が絶対的に必要である。

ここが大人の出番なのだ。

子どもに必要な「環境」を用意すること。
この「環境」を通してのみ、私達大人は子どもの育ちを助けることができる。

子どもは、その「環境」の中で自ら育つ力を発揮して、自らを自立に向けて発達させていく。

子どもは、育てるものではない。
子どもは、育てなくていい。
子どもは自分で自分を自立に向けて発達させていく。

そのために必要な環境を用意して、子どもが自分で育とうとするのを助けることが私達大人、そして、教育、子育てに必要な役割なのだ。

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モンテッソーリ教師あきえ

モンテッソーリ教師(国際モンテッソーリ協会ディプロマ)、保育士・幼稚園教諭。子どもの自立を助けるモンテッソーリ教育の子どもの見方や関わり方について紹介しています。
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