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反省なくして成功なし

「私、”反省はしても後悔しない人生”にしたいんです」

20年以上前に会社の後輩に言われた言葉。その時彼女は20代半ばで、私は
アラサーだった。すごいこと言ってるけど、核心突いているなと思った。
その時から私は反省と後悔は似て非なるものと考えている。


私が考える反省とは振り返り。なぜ自分が思ったような結果にならなかったのか?見直して違う方法や調整でやり直し...を繰り返して納得できる
着地点を見つける。
ウィキペディアの解釈で言えば、行動手法としてのフィードバック、省察に近いかもしれない。

ふと思った。多くの人が使う反省する後悔するという言葉そのものの誤認がその本人を苦しめているのではないかと。

日本人は、時に自分にも他人にも厳しい。何かに失敗してひどく落ち込んだり、他の人を責めたり責められたり。

まずは
どうしてその問題が起きたのか?
避ける方法はなかったのか?
人的なミスなのか?
それとも何か環境やシステム的に問題があったのか?
など、俯瞰で見てみないと問題そのものが見えてこない。

反省に似たようなもので内省という言葉を見つけた。

内省(ないせい)とは、自分の心と向き合い、自分の考えや言動について省みること by カオナビ
https://www.kaonavi.jp/dictionary/introspection/

これをよくやる人が多いかもしれない。
そして、省みること=後悔...

いやいやいやいや。ちょっと待って!

状況をきちんと把握しないまま、自分や相手を責める必要はないと思う。
誰かが悪いのではなく、ルールそのものがおかしいのであれば人を責めても問題解決できない。あなたが落ち込む必要なんてまるっきりない。関係ない人に責任転嫁するなんて愚の骨頂...そんなことするだけ無駄かも。
だって、また繰り返すだけで負のループから抜け出せないし。

ある一時期、後悔することは私にもある。で、落ち着いてから反省モードに切り替える。同じ失敗を繰り返さないようにすればそれでいい。無理にやめる必要もない。または別な道を探す。すごくシンプルなんだよな~

初めてだったら失敗するのが当たり前。初めから成功したとしたら、それはただのビギナーズラック。永遠には続かない。

失敗は成功の元。そして反省は成功への必要不可欠なもの。
反省=後悔が正しいと思うのであれば、それは日本の慣習だと思ったほうがいい。世界共通認識ではないので、英語だろうとフランス語だろうと1つの動詞で表現できないんだよね。


反省はしても後悔しない人生

20年前に後輩から受け取ったこの言葉は私の宝物。彼女は今日の投稿を読んでお空の上から笑ってくれてるだろう。

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