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旅ブックスMAGAZINE|2023年9月記事まとめ


2023年9月に公開した記事を紹介します。


9月4日(月)
「全国最中図鑑」59 くらづくり最中『店蔵』 (埼玉県川越市)

 埼玉県川越市には「蔵造りの町並み」が今も残っている。蔵造りは類焼を防ぐための耐火建築で、江戸の町屋形式として発達したものだが、現在の東京ではもうほとんど見られない。そんな貴重な江戸の面影を、ここ川越では見ることができる。



9月7日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」ナン【2】 インド各地のタンドール

「大きく作ったナンを、その大きさを強調させるためノーカットでサーブする」
これが日本のインド料理店で独自進化したナンの提供方法だった。一方インドでは数片にカットされて出される、と前回説明した。しかしそれはあくまでもレストランでの場合である。



9月11日(月)
【日本全国写真紀行】 52 大分県津久見市保戸島

 大分県と四国の愛媛県に挟まれた豊後水道ぶんごすいどう
太平洋からの黒潮の暖流と瀬戸内海の寒流とがぶつかりあうこの水域は、全国屈指の好漁場こうぎょじょうとして知られている。その利を生かして古くから漁業の島として栄えてきたのが保戸島である。



9月14日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」ナン【3】 ナンをもとめて何千里

パキスタン国内に絞ってみても、さまざまなナンが各地に存在する。
パキスタンの西端ペシャーワルにいくと、独特の民族衣装に身を包んだパシュトゥーンの人たちが下町といわず街の至るところに店を出し、大きなタンドールでナンを焼いている。彼ら職人はナンバーイー(ナーンバーイー)と呼ばれ、パキスタン国内ではパシュトゥーン人は「ナン焼き上手な人たち」と認識をされている。街の人々は腕のいいナンバーイーのもとに行き、日々のナンを買うのだ。



9月14日(木)
【新刊試し読み】 『やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周』|小林みちたか

『死を喰う犬』で第1回わたしの旅ブックス新人賞を受賞した小林みちたか氏の受賞後第一作『やがてすべては旅になる 壊れた自転車で行く四国一周』が2023年9月13日(水)に発売されたことを記念して、本文の一部を公開します。



9月18日(月)
「全国最中図鑑」60 可麻久良〈かまくら〉最中 (神奈川県鎌倉市)

万葉集には、鎌倉は「可麻久良かまくら」という万葉仮名で記載されていることからつけられた、三日月堂花仙の名物もなかである。最上級の北海道産の大納言を丹念に炊き上げ、じっくり練り上げて丁寧に仕上げたつぶしあんをたっぷり挟んだ逸品。



9月21日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」ビリヤニ【1】 本物のビリヤニとは何か?

ビリヤニ用のハーンディーください。今度新しいメニューで出すので」
そんな電話が増えたのは、ここ2~3年のことだろうか。とりわけインド料理店を経営しているネパール人店主あたりから、こうした依頼が多くなった。



9月25日(月)
第17橋 月見橋(岡山県)「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」 |吉田友和

 「月見橋」という名の橋は全国各地にあるが、岡山県岡山市の「月見橋」の話だ。岡山城と岡山後楽園を結ぶ、岡山市民にとってはたぶん、お馴染みの橋。



9月28日(木)
「インド食器屋のインド料理旅」ビリヤニ【2】 ビリヤニの多様性

屋台やレトルト製品化されるなど、インド国内でも広く大衆化しているビリヤニだが、それでも「ハレの日のごちそう」というイメージがまだまだ根強く、婚礼やパーティー料理の中では主役級の座を占める。久しぶりに再会したインド人の友人から「じゃあ今夜はビリヤニでも食べに行こうや!」と誘われることも多い。スーパーのお惣菜コーナーや回転寿司チェーンの登場で大量消費されるようになった今でも、「寿司」と聞くと晴れやかな気持ちになる日本人のメンタリティーと似ているかもしれない。




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