自分の公休日に三島まで出かける。妻の所用と、娘の「映画『ドラえもん』を観たい」という希望を兼ねて。

三島に着いて妻の所用を済ませた後、サントムーン柿田川へ。到着したらすぐに娘が空腹を訴えてきたのでフードコートでその欲求を満たすことに。妻と娘はラーメンと炒飯、自分は「一ツ星」という丼専門店の焼肉丼を口にした。炭火で焼いたカルビ肉がするすると口の中に入り込んでくる。実は自分はそんなに空腹感は覚えていなかったのだが、そんなの関係ねえーとばかりにペロリと平らげる。ごちそうさま。

もともと家族三人で映画を観る、という方向性で考えてはいたのだが「せっかくなら自分が観たい映画があればそちらを観たい」という気持ちも生まれてきた。「なにか自分に引っかかる映画はないか」と調べてみたが「どうしても観たい！」というほどの作品は残念ながらなかった。強いて言うなら、『変な家』か『オッペンハイマー』といったところか。

ただ『変な家』はストーリーの内容はほぼほぼ知っているし、映画にする上での改編はなんだか失敗してそうだし、少し時間が経ったらアマプラで観れそうな作品だし。『オッペンハイマー』は観る上で疲れそうな印象があったので見送ることに。そういったわけで、妻と娘と一緒に『ドラえもん』を観るか、二人が映画を観ている間、ウィンドーショッピングをするかの二択を検討した結果、久々に一人で店内を散策するひとときを選ぶことにした。

GU、ユニクロ、無印良品、TSUTAYAなどなど館内で自分が気になる店舗を歩きまわる。本屋に行けば欲しい書籍は十冊以上あるし、ユニクロではジョギング時に着たいウェアなどが我が購入欲求を高めてくるわけであるが、財布の中身はそこまで分厚くはない。もともと購入しようとピックアップしていた商品の取り扱いがなかった無印良品には悲しい感情を覚えたわけではあるのだが、財布の紐を締める意味では悪くはない。

結局、今回は書店で、出版されてからずっと買わなきゃと思っていた河出書房新社『高橋幸宏 音楽粋人の全貌』とRUN特集の『Number Do』を購入。

あとはGUで、発売されてから二度三度見かけるたびに購入するか否か悩んでいたクラークス的見た目の「リアルレザーモカシンシューズ」（もともとの価格が4990円）が何度かの段階的な値下げを経て990円で売られていたので、同じサイズのものを二足買い。これは実にうれしい。今まで見送り続けていた己のスルースキルのセンスをギュッと抱きしめてあげたい感じだ。

映画を観終えた妻と娘と合流。娘がゲームセンターに移動している間に、館内で見かけた12分300円のマッサージ機で己のカラダのリフレッシュを目論むことに。そんなに期待値は高めないで利用したのだが、相当疲れが溜まっていたのか、やってよかったと思える程度に効果あり。今回利用したマッサージ機、もっと洗練された近未来感ある機体デザインに振り切っていたら、もっと満足度が高かったかも。そして、自分の欲しいものリストには、やはり「マッサージ機」を加えなければいけないことを再確認した。

小学生の娘が、しゃぶしゃぶや焼肉の食べ放題のチェーン店に喜びを覚えているこの頃なので、今回も映画の半券で10%OFFになるという店舗側の目論見にしっかり乗っかって「しゃぶ葉」で夕食を食べることに。妻も娘もそもそも牛肉にあまり関心がないので、豚肉コースの一択。コスパ良くて家庭の財布的にも良き。娘の自信満々の“映え”かき氷や、自分の盛りセンス炸裂のソフトクリームを口にしながら、至福の食べ放題タイムを一気に駆け抜ける。

自分が住む伊豆下田には、サントムーンやららぽーとのような複合商業施設がないので、たまにこうした場所に行くのは、家庭内のささやかで適度なイベント事のひとつとなる。いつでも行ける距離にこうした施設があるのはもちろん便利ではあるのだが、今ぐらいの少し離れた距離にある方が、ある意味ベストであるのかもしれない。

＊今日のカメラ
Panasonic DMC-LX5（かき氷及びソフトクリームの写真のみiPhone12 pro）