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中小企業を取り巻く環境はどんどん悪化してるやん。それこそ悪化の一途やで。 #376

それを分かって欲しいねん。


そんな状況に対応して生き残るために、
必要なのが正しい知識やで。


経営に必要な知識って、かなり幅が広いやんか。
そやけど幅が広いからって、全てを自分で完璧に持つ必要はないねん。


社長と経営幹部が協力しあったらええねんで。
そやけど、社長がある分野について全く知らんって言うのはダメやんか。

必要とされる全ての分野について、浅く広く知る必要があんねん。




中小企業を含めて、以前は経営がかなり楽やったやんな。


その秘密の一つが物価やねん。


以前は、物価が上がり続けたやん。
インフレってやつや。

この状況やと、企業は同じ人数で同じ数だけ商品を作って売っても、去年より売上が上がんねん。
全く何の努力もなしに売上が上がっていくやんか。
経営者にとって、ええ時代やで。



1998年以降は、物の値段が下がりだしたやん。
これ以降、ドンドン経営が苦しくなってくねん。


1998年までは、物を作ったり売ったりする会社やお店よりも、その商品を買いたいという人が、多かったんやで。

どうしても欲しかったら、多少高くても買ってたやんな。

物の値段が段々と上がっていった経営者は、幸せな時代やで。


この商売が儲かんねん。
って、なったら
ドンドン物を作る人、売る人が増えてくやん。
買う人より、作る人、売る人の方が多くなるねん。

今や、たいていの物は、どこでも手に入るやんな。


今まで通りでは、物が売れへんねん。
そやから、値段を下げて売るやん。
これで売れるようになるねん。


そやけど敵も黙ってへんで。
同じように値段を下げるで。
値下げ競争が始まって物価が下がるようになるやん。



この状態がハッキリと数字に現れたのが1998年やんか。


お店や会社の数が増えへん状態で争うことを「競争」って言うねん。
争っている店がその地域に1つ増えたら、どっかが1つ潰れる。

競争状態である場合は、価格が下がって売上が下がるやんな。


競争状態やったら、この状況は毎年強くなってくねん。
何もせえへんかったら、売上は下がり続けていくやん。


売上を上げるには、どうやったらいいのか・・・。

競争状態でも、売上を伸ばす方法はあんねんで。


そやけど、
すぐに売上が上がるとは限らへんねん。
売上が上がるまでに時間がかかる場合が多いんやで。


そやから売上を伸ばそうとする前にやるべき事があるやん。

今の売上で、
十分に利益を出せる、
会社にする事やで。



利益が出てたら会社は存続するし、気持ちにも多少は余裕がでるやんな。
この状態になったら時間ができるやんな。


ここで初めて売上を伸ばすための手順を開始したらええねんで。


競争状態になったら、新しい会社やお店が出来ると同じエリアにいる同業のどっかが潰れるねん。
新しい会社、新しいお店が潰れる事の方が多いやんか。


何もせえへんかったら、必ず売上は下がるねん。
これが「競争」やで。
この競争が、さらに進んだら「寡占」やねん。
簡単に言うたら、中小企業が潰れて大手企業だけ生き残った状態やで。


製造業は、価格競争になったら体力があるところが勝つねん。
飲食店や小売業やったら、近くに大手のお店が出来たら、たいてい小さいところが潰れんねん。


中小企業が潰れて大手が伸びる。
それの繰り返しの結果が寡占やで。
2005年から業界によって違うけど、日本も寡占状態に入り始めたやんな。


参入するのに、とんでもなくお金がかかるとか、
参入するのに、非常に高い技術が必要とか、

こんな業界やのうて、多少のお金で参入できたり、素人が少し勉強したら始められる業界で寡占が始まったやん。


今までは、中小企業は規制に守られてきたやんな。
この規制が段々と緩和されてきたやん。
その結果、さらに競争が激しくなったんやで。
そやから経営により技術が必要となってきてるねん。

中小企業は確実に体力を削られるねん。
その結果、多くの中小企業が消滅しつつあるねんで。

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