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初めて本音を伝える

やっと、彼に会えた。
彼の帰省に付いて一緒に広島に行き、6日間の旅の後、ひと足早く卒業研究のために先に帰った。あれから2週間と少し、ようやく彼が帰ってきた。

彼と広島で別れてから今日まで、ただでさえ忙しい日に加え、将来について考えはじめた。「彼が帰ってくるまでに、自分の将来について自分の言葉にすること」を目標にしていたけど、そんなの全然上手くいかなくて、電話越しに現状に対する思いや考えを、涙と共になんとか伝える日が続いた。

私は理系の大学生で、大学院進学を当たり前だと思っていた。でも、2週間と少しの間で現実を見つつも、自分を見直して、当たり前を覆す決断をした。
大学院進学を辞めること。
そしてフリーランスという働き方も考えること。

これは彼に言ってもらった道のひとつだった。常識や一般論に囚われている私には絶対に出てこない道。それでもいいんだ、どうにかなる。そんな風に思えて、いろんな道があることを教えてくれた。

◇◆◇

彼と会って、改めて話した。

そこで気づいた。私は大きな成長をしていた。
人に悩みを相談できるようになった

本音を言えないことはずっと悩みでした。
“話せないこと”が辛くて、言葉を涙に変換して消化する日々でした。

どんな形でもいいから、単語でも、なんてもいいから言葉にして

そんな彼の言葉もあって、彼になら話してもいいと思える関係を築いてくれたおかげで、少しずつ声になるようになった。自分の高校生の時のトラウマもようやく話せるようになった。

初めて誰かに、本音を話して思った。
すごく心が軽い。
話している時はまだ怖い。嫌われたらどうしよう、なんて考える。でも、一度話始めれば言葉はするすると、声に変換されて彼に届く。そして、私の声に対して、目を見て答えてくれる。
彼の言葉選び、伝え方も素敵なんだよね。
オブラートに包むこと、しっかり包み隠さず真っ直ぐに伝える、それがきっと上手なんだ。
彼の答えがあって生まれる安心感なのかもしれない。でも、まず、話せただけで軽い。

“ みず ”という人間をしっかり見てくれて、そこを好きだと言ってくれて付き合ってくれていることは、言動すべてからひしひしと感じている。本当に嬉しいこと。
だから、私が相談をしたところで、「そんなに考えられて凄いね。普通は無理だよ。」なんて答えてくれる。みずちゃんってそういう人でしょ、知ってたよ。ってね。

いろんなことを考え出して、悩んで、頭がパンクしそうで苦しくて、枕を濡らす日々が続いていた。

でもね、話せるだけでこんなに軽くなるんだ
ということを知ってしまった今、もう、1人で抱え込む何でできない気がする。


◇◆◇

noteはみずの頭の中そのまんま
言語化できたものをストレートに綴っている
彼に伝えているのは、noteの一部分
でも、一部分だけじゃもったいないような気がしてきた
もっと伝えてみたい
その反応知りたい
どんな答えがかえってくるのかな

なんて、考えるくらいには話せるようになりました。
本当に彼には感謝してもしきれない。

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