喫茶蛍

珈琲が好きな僕のゆらゆらした湯気のような重くて苦くてたまに甘い、そんな世界を楽しんで貰…

喫茶蛍

珈琲が好きな僕のゆらゆらした湯気のような重くて苦くてたまに甘い、そんな世界を楽しんで貰えたらと。

最近の記事

僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol2

春が始まり、緑が深くなって、夏も心の何処かに居る。そんな季節ですね。 食卓が変わってテーブルもクロスも違う、でも珈琲はかかさないのが僕の生き方なんだと思う。 語尾が乱れてしまいました☺️すいません☺️ 福井への旅を写真に収めれて満足、恐竜にはしゃいでたのは4月の想いで。 静岡にも旅を、、今回は普段撮らないような花にフォーカスしました、4月から5月にかけてはそんな撮り活もいーのかなって。とっても楽しかったや。 #フィルムカメラ

    • 僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜

      カメラに興味持ったのは、スマホのカメラに疑問を持った時。それと当時付き合っていた子を綺麗に写したかったから。 だから僕のカメラへの目覚めはそのくらいの熱量、一眼レフというのを適当に見繕って、買って満足していた、宝を持ち腐っていたのだ。覚束ない技術だった、今もそうと言われればそう。でも過去の自分じゃ絶対に撮れない物を今は撮れる、そればかりは胸を張って言えること。同時にすごく過去の物にも興味が湧いた、 カメラ屋さんで買った写ルンです。奥ゆかしい気持ちになる、昔をなぞるような質感

      • 暖かな風が感性を運んできた。

        日柄も良くて、太陽と風が喧嘩をするように暖かさと肌寒さで衣替えを迷わせる。 その真ん中にある暖かな風は色んな物をのっけて旅をしてる、僕の思いも少しのっけていってほしい、肌の寒さに耐えかねて服を重ねる、顔の半分をダウンに埋めて「あったけえ〜〜」と声を出す。簡単なもので脳がそれを信じ込むだけでわりとほかほかしだす、簡単なのは僕の方かもしれない、 心の寒さに耐えかねて肌を重ねる、思いを半分相手に押し付けて自分のエゴであろう思いを声にだす、好きじゃないよ、君は俺をみて将来を感じないよ

        • 緋い季節へ

          蕾が花開く暖かさ、花の粉が舞う。 誰かに届けと宛もない花の粉はまた誰かの鼻を刺激する。 「クシュンッ!!誰かが噂話をしてる、、」 ほとんど迷信のような話だがあながち嘘でもない気がする、誰でも人は好奇の的で噂話をされない人なんているのかどうか怪しい話。 くしゃみをする度、もしかしてあの人だったらと過る、嬉しいなの意味、でもあの人だったら、少しの戸惑い。どっちに転んでもいい意味と悪い意味の解釈があると思う、思い出してくれただけで嬉しいのだが、やはり悪い意味を少し考えてしまう。

        僕の見えてる世界〜Nikon f401s〜 vol2

          僕の見えてる世界~Kodak EKTAR H35~ vol2

          色んな場所を歩く、 携帯も触らずに、 おのぼりさんのように辺りをキョロキョロして、いいなあと心が指したらファインダーを覗く。 うん、好き。レトロな食品サンプルが淡い光に当てられる。 ユニバーサルスタジオジャパンに行った時🌍 空とのコントラストがお気に入り。 街角でもたまに止まってみる、世界は好奇心を煽るものばっかり😮‍💨😮‍💨 ファインダー越しの時は、もっと、こう、、、 まあこれはこれで可愛いかも。 沢山撮れる分、現像するまでに何を撮ったか覚えたりできないし、でも

          僕の見えてる世界~Kodak EKTAR H35~ vol2

          寒空と手のひらの温度

          「あーさむ、」 マフラーを首に巻いて白い息を吐くように言葉も溢す、朝は少し雲がかかっていて暗いなあくらいの印象、雪でもふるんじゃないかっていうのは昨日から小耳に挟んでいた。 (降らないじゃん…) 僕は童心のままに雪が降ってほしいと思う、僕の住んでる地域柄、年にあるかないかくらいのほんのりのイベント、大人達はやれ降るな、とか車があ、とかネガティブなことを口に出す。雪の白さをもっと楽しんでほしい。 前の冬は雪の降る所にいた、辺りは真っ白で雪玉を投げ合ったり大きな雪玉を2つくっつ

          寒空と手のひらの温度

          流れ星に乗って

          何処にもいけないのも人で、 何処にでも行くのも人。 【星に乗ってみたい】 いつか叶うのかな、 この願いは時間がかかりそう。 時間は問題を起こすし解決もする。 流れる時間の中で沢山試行を錯誤する、 廃墟ではその2つが解る、 人が作った物が壊れて、自然はそこに覆い被さる。時間で治る物と治らない物と。 人はどっちでもあるんだよね? 体は傷付いても時間が治す、 心は傷付いても時間は問題を起こしたり解決したり。 いつか治る!!けど、その時思った事象を風化させるのは少し違う気がす

          流れ星に乗って

          晴れたよ、ばあちゃん。

          「家族の中で、雨男と雨女が多いね」 そんな言葉を聞いた、僕はその中でも生粋の晴れ男だという自負がある。そしてそれとは反対に、この子が用事があるときは絶対に大雨や台風がきたりすると言われてる子がいる、少ないながらも晴れの属性を持つのは僕とおばあちゃんらしい。 おばあちゃんが亡くなったのは、先日のこと、病院にいっては胸が詰まる思いを重ねていた、電話があればいくし、家族で集まっていた、その時を覚悟しながら、その時はやってきた、僕は寝ていた、体を揺すられ目を醒まして、その報告を受け

          晴れたよ、ばあちゃん。

          漆の簪

          和を憂いて、日本の文化に袖を通す。 たった一夜でも男は夢を見るし、女は夢そのもの。 そして男は贈る、物を、金を、愛を、そして約束を。 形を成さない言葉という約束を信じて、只のそれが生きる意味になる。 「生きてまた会えますか?」 そんな不安を紛らわしたい、だから簪を贈る。 「貰ってくれるかい?」 その時代のなかではそれが生きてく意味に成ったりする。 漆で塗られた髪留めに意味を持たすのはそんな2人だけが知り得る小さな幸せの話。意味なんて通じたらいいって思ったりするんです

          じゅういちがつのじゃず

          「JAZZ演奏ってその場の雰囲気で合わせていくのがほとんどなんだって!今流れてるのも即興なのかも!」 生演奏があるレストランで友人が教えてくれた、ドラムやトランペット、ピアノの音が入り交じって会話を邪魔しない程度の音のなかで(あ、今のリズムすきかも)と節々で心がリズムに乗る。 これが全部奏者達の息を合わせながらするというのだから驚きだ、いや、この音のなかで誰が指揮をとるでもなく各々が奏でたい音を勝手に名曲と名を打つのだろうか。食事も会話も演奏も満足に店をでると、都会の街並みは

          じゅういちがつのじゃず

          親友は撫子

          古都、京の都。 往来を通りすぎるのは和を纏った人の群れ、貸し着物屋さんが繁盛している。 お晩です、着物が良く似合う御嬢さん。よくみたらいけねえ、あんた俺の親友ちゃんじゃねえか。見間違うのも無理はねえ、世界観を纏っちまったらもう、あんたが一番撫子だ。 親友が和を決める大きな場に歩を進めていた、その一報に驚いたけど、こころのどこかでそんなのは当然なんだとも思っていた、昔からすげえんだ、友達贔屓といわれればそれはそうでしょ?俺が信じてるのは俺が観てきた者だけ。俺が俺の親友を誇

          親友は撫子

          俺は貴女が好きだよ

          届く宛のないラブレターを綴る 僕は後悔をしまくってその都度溜まる鬱憤みたいなモヤを文章にする、これは誰に送るでもない憂さ晴らし。 いつから惹かれていたのかも鮮明で、毎日くる連絡に胸を高鳴らせてた、そんな日々を繰り返したって僕の言葉を巧く躱す君に本当の意味を伝えるのは無理だと悟っていた、それでも連絡が続く度に少なからずの(もしかして?)が頭に張り付く、それは自意識過剰だと思いながら自制していた、猫の様に気紛れな君に僕は踊らされていたと思う、君が笑えば僕の世界は平和で君がしょ

          俺は貴女が好きだよ

          僕の見えてる世界~Kodak EKTAR H35~

          ポケットに1つカメラを入れて外を歩く、 切り取る世界はいつも完成された未完成。 だから少しだけ僕の感性を共有させてください ハーフサイズのフィルムカメラで撮った外は好きなノスタルジックを感じさせてくれる。 角度が違えば見えるのも違う、 個人的に真下からのアングルが好きです。 人が作った物が自然に侵されていく、 人がパッといなくなったら、、というのを想像して、気持ちはまたノスタルジックになる。 日の当たる場所では何を撮ったのかわかる、逆に暗がりだと本当に何も写らない、

          僕の見えてる世界~Kodak EKTAR H35~

          「僕は貴方の…」

          4年程前、喫茶店に勤めていた、一人の従業員は接客業が初めてでまだ青さが残る子犬のような懐つっこさを持つ男の子、次第に立派に仕事をこなすようになってそれを「よく頑張ってくれてるなあ」なんて見てるのが僕だった、人手が足りず「友達とかで働きたい子いない?」と猫の手でもいいやくらいの気持ちで聞いた、彼が連れてきたのはこれまた接客業が初めて、そしてなにより人見知りがとにかく激しい子だった。 その子は高い背丈を感じさせないほどに背中を丸めていた、「酷い猫背だね」なんて笑っていた、真面目

          「僕は貴方の…」

          残した言葉、想う事。

          初めて勤めた会社を思い出す、 とっくに離れてるけど、最初を形成してくれた、飲食店が初めて、僕は「いらっしゃいませ」すら言葉にだせない青二才だった、和食の世界で料理長の下について働いていた、なんと言うか職人って言葉がよく似合う、言葉遣いを正され洗い物をこなして瞬きの間に1日は過ぎていく、盛り付けをしてみろとポテトサラダを盛ってもこんなのお客さんにだせるか!!と叱咤され、通ります!と声をだしながら料理長の後ろを通って背中を平手で殴られ血走った目で「儂が刺身をひいとるじゃろ!!」と

          残した言葉、想う事。

          今、扉の前。

          重厚な鉄の扉の前に居る、まだ開いていない扉から圧力を感じる、この扉を開けたら何かが変わる気がしてノブに手を掛ける、すぐ鍵がかかっていることに気が付く、まだ開かない扉に「今じゃないよ」と言われた気がしてノックをすることも億劫にその場を立ち去る。 僕は珈琲が嫌いな喫茶店の店員、珈琲が嫌いな事に必要なら理由も並べるが確固として思うのが顔が歪むほどに苦いからに限る、それでも上司は「お客さんに出すものだからしっかり作れ!」と珈琲の淹れ方を教えてくれた、毎日淹れては上司に飲んでもらう珈

          今、扉の前。