50音順番投稿その15「そ」

そ、といえば、今はこれしかありません。

「そわか」です。

そ:掃除
わ:笑う
か:感謝

を表した言葉ですが、今回はもちろん掃除についてです。

今の私は目覚めました。完全に掃除に目覚めています。

しかも、道具に頼らない、自動化しない掃除にハマっています。
明らかに掃除をすることによって自分が変容しているのは実感します。
実感=変容かどうかという議論はあると思いますが、勘違いでも一時的でも構いません。

人間は習慣によって性格も人生も形成されると私は思ってますので、とにかくいろんな習慣を特にここ最近の数年間積み重ねてきたのですが、習慣が増えすぎて溺れそうになっていました。

掃除に関しては、トイレと玄関だけは毎日、他は週に1回床の拭き掃除と、畳の部屋はロボット掃除機に任せていたのです。
そして、年に1回大掃除と称して全部の部屋を掃除していたのですが、
「本当に掃除」をしてみると住み始めて今まで綺麗にしていなかったところがいくつも出てきました。

きっかけは読んだ本や身近な人から勧められたからですが、その前から色々と自分の周りの整理というか断捨離したり、音声を聞いたり動画を見たりして今まで溜まっていたストレスが緩和されたから、というのもあるかもしれません。そうじゃなかったら「掃除」というキーワード、言葉が引っ掛からなかったのではないかと思います。

掃除を習慣化するには今まで本当にできなかったのですが、「いろいろな習慣化」をしてきたことが、「掃除でも習慣化」ができた要因でもあったと思います。

今の掃除は、以下の順番です。
・朝起きた後に、部屋中の窓を開けて空気を入れ替える。
・自分の体のメンテナンスする。
・寝室にしている和室をホウキで掃いて、ゴミを塵取りで拾う
・「水拭き」で、家中の床を拭きまくる。

・玄関を水拭きする。靴箱の上、扉、玄関のドア(たまに)を拭き掃除する
・トイレ掃除をする。便器の中は手でゴシゴシ洗う
・洗面台、台所のシンクの水を拭き取る
これが朝にやる掃除の流れです。だいたい全てやって1時間弱ぐらいです。

その他に
・風呂は入浴後にハンドワイパーで壁、床の水気を拭き取る
・鏡は歯磨きの後や入浴の後に必ず水拭き、乾拭きする。
・棚の後ろ、衣装ボックス、押し入れなどは週に1回ぐらい水拭きをする
・部屋の水拭きをするときは襖の敷居も水拭きする
・掃除をしていて見つけた新たな汚れているところはルーティーンを中断しても綺麗にする。
・ベランダは数ヶ月に1回で十分

という感じです。
窓やガラス、エアコンなどは汚れは拭くものの洗剤使ったりするのは年末1回でいいかなと思います。

この掃除を始めると、
・空気の流れが良くなる
・間違いなく「生活していて気持ちよくなる」
・掃除をした後に、「整理整頓」したくなる
・断捨離したくなる、ゴミを早く捨てたくなる
・帰宅時、起床時に気持ちがいい

と、なります。全く別の部屋に住んでいるような気分になります。

これは自分の安全な空間である居住空間を「整える」ことで、自分の心の中も「整えられる」という相関関係によるものだと思います。
今まで全然知りませんでした。だからそこまで汚部屋とは言わないまでも、寝室の和室にも溜まっていた埃がたくさんあったし、捨てていないゴミもたくさんあったし、棚の裏側はゴミだらけで、洗濯機の裏側の埃と汚れもずっと気にしていましたが、ほっといてました。

だから、自分の部屋を徹底的に綺麗にすると
・余計な気が散らなくなる
・未完了のものが少なくなる。
・もっともっと整頓したいもの整理したいものが出てくる

また、掃除機を使わずに体を使って拭き掃除、掃き掃除をすることで
・いい運動になる
・新たな汚れを見つけることができる
・拭き掃除をしていると拭き掃除に集中するし、余計な思考(エゴ)が出てくるが、だんだん小さくなってくる
というものすごいいい面があります。

思考を鎮静化させるということは、今年途中まで数年やっていた早朝散歩や縄跳びなんかでも同じような感覚を覚えてました。今は朝通勤時か昼食後に散歩しています。

こんな効果があります。今はこの朝の掃除が何事よりも最優先させている感じです。例え二日酔いとか寝不足、風邪だったとしても朝の掃除だけは出張や旅行以外で家にいる時は毎日行います。

明らかに掃除を本格的に始める前と始めた後では
「イライラしなくなった」「落ち込みも少なくなった」「不安や絶望感も少し減った」「自分はダメだと思うことが少なくなった」「自己肯定感が上がった」などといいことだらけです。

このぐらいの掃除は、なかなか時間を作ろうとしないと実施できないかもしれません。私も一番最初の本格掃除をした時は床掃除だけで2時間もかかりました。トイレやシンク、洗面台などを含めるフルコースだと3時間半ぐらいかかって午前中が終わりました。それだけ汚かったんだなとびっくりです。

だから、まずは「掃除をする習慣」を作る必要があります。
掃除をしているとしばらくはネガティブな感情や思考がとても出てきたりすることがあります。これはエゴが「汚い部屋に住んでいる自分」が現状なので現状に引き戻すために、過去掃除をしてこなかった自分や、昔の綺麗だった部屋のイメージを思い出させて、揺り戻しを図ってきます。
「嫌なものは見ちゃいけない」って
私も最初は非常に苦しみました。気持ち悪くなるぐらいでしたし、自暴自棄になりたくなるぐらいの嫌悪感も抱きました。
でも、これはエゴの元に戻りたい引き戻しであり、好転反応だとわかる前に、毎日やるって決めて毎日やっていたので、部屋はどんどん綺麗になり、エゴの抵抗も少なくなって「綺麗な部屋に住んでいる自分」になれたので、エゴが出てこなくなりました。

そして、最初に書いた「そわか」の「か」感謝=家に対する感謝、部屋に対する感謝、汚くしてても散らかっていても文句も言わず受け入れてくれていた感謝が溢れ出てきました。

成功者でも大金持ちでも経営者でも多くの人が掃除や整理整頓を行なっています。オートバックスの創業社長鍵山秀三郎さんや斎藤一人さん、小林正観さんなどたくさんの方が掃除(トイレ掃除)について語っています。

これはやってみた本人にしかわからないことなので、まずは目の前のゴミを拾う、脱ぎっぱなしをやめてみる、コロコロで周りのゴミを吸い取ってみるから始めて、休みの日は少しだけ時間を使って床の見えているところだけ拭き掃除をしてみる、からトライしてみてはいかがでしょうか。

しばらく続けることができれば間違いなく信じられない効果を実感すると思いますよ。

この文章で何か少しでもヒントになることが見つかったらそれだけでもとても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?