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美味しくなって新登場

食品売り場でよく見かける言葉に、美味しくなって新登場や、美味しくリニューアルというものがあります。
信用している人は余り多くないとは思いますが、その美味しさは買い手の感覚ではなく売り手の主観です。
そしてリニューアルを宣言するということはランニングチェンジで静かに変えられるほど些細なものではないことを表しています。

どう表現するかはコピーの腕前次第ですが、プラスの表現の裏には別の意味が隠れています。
サクサク感UPは粉の量を減らしつつ膨らませただけかもしれませんし、特定の具を大きくして他の具を減らして帳尻を合わせているかもしれません。
食べやすいサイズと称してサイズダウンをした例もあります。

世の中は物価高、原材料費の高騰、人件費の高騰と値上がりの傾向にあります。
値段が上がるのを悪いこととは思いませんが、価格を維持したままできることには限界があります。
不景気な環境下でリニューアルされるということはどこかのコストを抑えているものだと考えた方が良いでしょう。

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