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和食展 たべる=いきる

海外にいると、無性に和食を食べたくなることがある。寿司とかラーメンとかじゃなくて、シンプルな白米と味噌汁。そんな時、自分は日本で生まれ育ったのだと実感せざるを得ない。

現在、国立科学博物館で開催されている特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が面白そうだったので行ってきた。和食をいろんな面からアプローチしていて改めて知った和食の奥深さは想像以上だった。

例えば、日本の中だけでも水道水の硬度がちがう。米だってごはんだけじゃなく、餅になったり米ぬかになったり。そしてその土地にあったお酒ができたり、調味料が作られ、食べ物を発酵させたりする。
そうやって私たちの食文化が作られてくる。

ごはんを食べるということは尊い行為なのだと思った。私たちは痩せなければとカロリーを気にする一方で、何も考えずにテレビを見ながらお菓子を食べたりしている。

でも食べるということ自体、生きるエネルギーをもらっているのだ。そのエネルギーとは栄養という面だけではなく、自然の恵みをもらいながら、いつ、誰と食べるかによって明日の元気につながっていく。

この特別展を通して、食べることは生きるというということを教えてもらった気がした。食べることによって自分が何を得ているのか考えながら食べてみるのもいいなと思った。

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