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夏フェス▶︎定点観測▶︎気候変動

親友から「友達のフェスでドラム缶風呂をするから手伝って」と言われて、軽い気持ちでキャンプフェスの「ONE MUSIC CAMP」に参加したのが2015年の夏だった。

▲2015年のドラム缶風呂

大盛況だったドラム缶風呂から月日は8年も経ち、無邪気な小学生だったフェス主催者の友達の子は敬語を話す高校生になっている。8年前は空き時間に無許可でステージに上がって写真を撮っていた私も今は深夜帯のメインDJだ。また、2018年からは会場にあるプールでもDJも担当させてもらっている。

開催日が毎年8月最終の土日なので残暑は厳しいが、会場の三田アスレチックは電波も入らない山奥のため朝夕は涼しい。また、お昼の2時〜3時は泳ぐ隙間がないほど混雑するプールも、日が陰り肌寒くなってくると数える程しか人がいなくなる。

そのため、タイムテーブルより1時間巻きの撤収がプールDJのルーティンだったのだが、今年は6時を過ぎても気温が下がらずお客さんか大勢残っていた。日々ニュースで目にするが他人事として捉えていた「地球温暖化」が可視化された瞬間だった。

同じ場所に同じ時期に集まっても、そこは去年とは全く違う場所だった。地球も我々人間も全ては諸行無常である。永遠に変わらないものは何一つない

プールが盛況なのはありがたいが、5年後や10年後にフェス自体が開催できるかが心配だ。

▲ピークタイムのプール


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