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入院生活が教えてくれたこと 7回目~海の見える病院のスタッフ~

私が入院した鴨川市にあるK病院は、スタッフもフレンドリーで楽しい場所だった。お世話になった看護師さんたちは、全国各地から来ていて、なんでこんな過疎化が進んでいる千葉県の奥地の病院を選んだのか聞いた。

「見学に来て、他の病院は息苦しさを感じたけど、この病院はみんなが楽しそうに働いていたからここに決めた」
そう教えてくれた。

医療面ではきちんとしているのだけど、この病院はどこか風通しがいい。
私が入院したのは5月、看護師さんの免許は就職してから5月に届く。もちろん看護師の試験は前年度内にあって、合格を確認してから採用される。4月に就職しても最初は先輩たちの指導のもとで、医療業務を学びながら、注射とかそういった患者さんの体に直接携わることは免許が届いてからだそうだ。

そのため、私の注射・採血は先輩看護師さんが横について新人看護師さんが看護師免許が届いて初めての患者に行うものだった。一応、新人が行ってもいいかは聞いてもらえた。
もちろん看護学校・大学の中では看護師同士で注射などの実習はしている。
慎重にやってくれるので、正直先輩の○○さんより痛くなかった。

ただ、私の血管は看護師さん泣かせでどこの病院に行っても迷惑をかけた。採血はまだいいのだけど、点滴の針をさす場所が見つからない血管なのだそうだ。上にあげた漫画はかなり古いマンガだけど、注射のしにくい患者さんへの恨み節から始まる。今はナースキャップもつけてないし、動きやすいように下は男性も女性もスラックスである。

腕だとどうしても血管が見えやすい曲げるところに刺すから
少し動くだけでこの機械がピーピー鳴る

2023年、どうにも我慢できない痛みに耐えかねて深夜2時に救急車で病院に行ったとき、担当の外科医はS先生。2023年5月にI市に戻ってきて入院した国立病院の先生だったから、私の血管に看護師さんたちが苦労していたのを知っている。
この時は胆石での入院だったのだけど、緊急手術になり、手術を終えて目が覚めた時に点滴は私の手の甲に刺さっていた。


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