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もうひとつの編集後記〜12の質問

発売してからだいぶ経ってしまったけれど、
何か書きたいことがあったはず……と、ここ数日、
ずっと思っていて、それを書こうとしています。

なんかね、もしかしたら私はこれがやりたかったのではなかろうか、
と思えるものになりました。今回。

同じ『12の質問』をいろーんな人たちにしてみる、
というのも、前からやってみたいと思っていましたが、
取材のブッキングを始めて、
いくつかの寂しいお返事(取材NG!)を頂戴し、
じゃあ、どうしようかな〜というところからの右往左往が
私としては良い方向に行ったような気がしてましてね。

具体的に言えば、
あるアーティストさんの取材ができないということになって、
じゃあ、別の方に……なんて考えながら、
そうだ、大川直人に電話してみようと思い立ったとき、
何かがキラキラ〜ンと閃きましたのね。

タイトルもすぐに浮かんで、
<大川直人大巨匠が写真で答える12の質問>、
これでしょう! と。

大川氏は快諾。
大川氏のスタジオ(昔、ここでブレスの写真いっぱい撮ってもらった)で
質問に答えていただきつつ、写真を探してもらう作業。
これは楽しかった!
そしてクリエイティブだった!
さすがの大巨匠でした。

まず清志郎さんの写真があったからね。なおさらね。

そういうページも作ることができたし、
同じ質問でも答える人によってこうも変わるのねとおもしろかったし、
同じ映画を何十回も観る人って結構いるんだなとか、
Siriってやっぱり鼻持ちならないわと思いつつヘタヘタイラスト描いたり、
あと、誰にも気づかれてないと思うけれど、
岡村くんの<あなたにとってロマンチックとは?>の答えをなぞって、
そっと次のページに注釈なしの写真を載せてみたり。

デザイナーの青屋くんの力もかなり大きくて、
表紙も中身もかわいくかっこよくしてもらって、嬉しかったなぁ。

こういうふうに毎回、雑誌を作っていけたらな、と思いました。
幸せでした。

その反面、校了したあとはなかなかの試練が待ち受けてました。

まずは激しく体調を崩してしまったこと。
校了のあとは、搬入〜発送作業が待っているので、
倒れている場合ではなぁーい!
いや、まぁ、なんとか、予定の発送日には間に合いましたがね。

それよりショックだったのは、
古くからのつきあいで仕事仲間と思っていた人が、
実はそうでもなかったんだと思い知らされたこと。
これは、前号のラッキーラクーン45のときにもチラッとあって、
またしても、という感じ。

しばらく立ち直れず、ウンウンもがいてみて、結局、
こっちが一方的に<仲間>だなんて思い込んでいただけだったんだな、
それを相手に望んでも迷惑だよね、
気をつけないとな、と、反省もしました。

あとは、発送に関する現実的な諸問題などもありましてね。

前途多難ですわ。

作ってるときはあんなに楽しかったのに〜。

でもまた次の別冊のタイトルを思いついてしまった。
それも2つ。
ダサ〜、って言われそうなやつを2つです。

出せるのかな。わかんないけど。

無理を承知で、思い切って行ったろかな。

強気と弱気が行ったり来たり。

変な編集後記になってしまった。

いやいや、
嬉しい出会いもあるからね、それだけでもスゴいことよ。

これからラッキーラクーン本誌のほうも、
今までとちょっと変わるかもしれない。
変わらざるを得ないかもしれない。
ちょっとした大きな柱を1本、なくしてしまったからね。

でも、作りたい気持ちはまだあるので。
見守っていただけると嬉しいです。

ではまた来週!


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