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要件定義の秘訣:ステークホルダーの整理

プロジェクトで失敗する原因の多くは、スコープを見誤っている事にある。
そもそも、スコープを明確化できてない事が多い。
プロジェクトのスコープを洗い出す手法論を持ってない、その手段を知っている人が少ない。
不十分な要件定義も不十分なスコープ定義も同じ様なものだ。


PMBOK

PMBOKの話で言う所の9つの観点。
1.スコープ(プロジェクトの目的と範囲)
2.時間
3.コスト
4.品質
5.人的資源
6.コミュニケーション
7.リスク
8.調達
9.統合管理
の一番目のスコープの話です。

スコープ定義のやり方

先ずは、スコープをどう定義するかで言うと、ほとんどの人の間違いは、機能、サービスを切り口にスコープを定義しようとしている。
そうではなくて、利害関係者(ステークホルダー)別に目的の洗い出しする事が大事です。
機能やサービスベースでの洗い出し方の悪い点は、
1.利害関係者の目的がはっきりしてないので、後々、仕様変更が発生する可能性が高い
2.利害関係者の目的がはっきりしてないので、利害関係者の協力が得られにくい
というのがあります。
逆に、利害関係者で定義すると
1.最初に利害関係別に目的を明確化するので、利害関係者全てがWIN-WINになるための要件が明確になるため、要件定義がスムーズに行える
2.利害関係者の目的が明確なので、非常に協力的になる

スコープ定義の際に参考にしてみてください

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