MRKN5803のコピー

これがブライダルカメラマン森永健一のコンセプトその1です。
気持ちは目に見えなそうで、見えますよね。

新婦さんのお父さんが添えた手。強く触ると壊れてしまうからと、優しくそっと触れているのが伝わってきますね。
愛情は言葉で語らなくても可視化できるんです。

そんな瞬間を捉えたいと思ってカメラを構えています。
声や雰囲気、素ぶりなどちょっとした動きも気にしながら撮影をしています。

もちろん、私自身も2人とたくさん話をして打ち解けるということをしながら。打ち合わせもいつも4時間くらいになってしまうことが多いんです。
何を話しているのかを考えると、きちんとした内容を詰めるのが2割。
その他の内容が8割。

これが非常に重要なことなんです。
2人の馴れ初めを聞いたり、どこにデートに行ったとか、趣味とか、私の趣味などなど。とにかく写真に関係ない話をたくさんします。
そして、打ち合わせ後はカメラを持って、付近でちょっとだけ2人を撮影させてもらいます。

これも、森永健一のブライダル撮影には不可欠な要素なんです。
要するに、カメラ慣れをしてもらうということなんです。

ただ、お客さんによっては、半年以上前から何度も打ち合わせが必要な場合があります。その度に撮影をしていきます。

毎回撮影をしていると、単なるカメラ慣れから、2人が話をしている最中に撮影をしても気にならなくなるんです。
あ、また撮ってる。
私がカメラを構えて撮影していても、当たり前の空気作りをしています。

すると、実際の結婚式や前撮りの際に、カメラの前で飾らない2人を出してくれるんです。着飾るけど、気持ちは飾らないって大事だと思っています。

いつもの手の繋ぎ方だったり、2人だけの呼び方だったり、いつものようにふざけたり、ちょっと揉めて喧嘩したり。

このカメラマンの前なら友達のようにいられる。
だから、ふとした仕草に「愛を語るのに言葉はいらない」が出てくるんだと思っています。

2人の会話や、結婚式の場合は周囲の会話や笑い声などいろいろ注意を払いながら撮影をしています。

そんな周囲の音を拾うことで、その場でお願いするポーズのヒントになったり、ちょっとした会話のきっかけにもなるんですよね。

「愛を語るのに言葉はいらない」
言葉に出さなくても感じる愛はありますね。

森永健一ホームページ
Feel So High!
https://www.photomoriken.net/



ブライダルカメラマン&猫写真家のモリケンこと森永健一。 ネコ写真集「あきらめニャければうまくいく」(電波社)より発売中!エキサイトニュース、えんウチ、しらべぇにも取りあげられました。 東京カメラ部写真展4回入選。 ネコフォトエッセイも連載していました。