記憶の競技とても楽しい これから始めたい方へ

 本当はもっと早く書きたかったけれど、先延ばしにしていた記事を今回は書いていきます。既に2024年が始まって1ヶ月が経とうとしています。毎年、この時期になると「今年は既にこういう予定が立っているから、このテーマに沿って行動するようにしよう」と大まかな一年の行動指針を決めるのが私の習慣です。一年の計は睦月にあり、というわけですね。今年のテーマは「なんちゃってクリエイター・挑戦家になる」です。「なんちゃってクリエイター」というのは、昨年街頭インタビューを受けた時に設定として私に付与された属性です。おそらくこれを考えたカメラマンはそんなに深く考えていたわけではなく、私の髪型を見てそう決めただけだと思います。でも、個人的にはかなり気に入っていて最近は「なんちゃってクリエイターならどう動くだろうか」と楽しみながら色々なことを決めています。そして2つ目の挑戦家になるというのは、できそうなことなら無理をしない程度に飛び込んでみようという思いが込められています。既に今回の記事のメインの話題にしようと思っているメモリースポーツを始めたり、WAISという知能検査を受けてみたりする他にも色々なことをしようと計画しています。今後Xなどで紹介することもあると思うのでよろしければ覗きに来てください。

 さて、メインの話題に移っていきます。記憶の競技についてです。皆さんはメモリースポーツという言葉を聞いたことがあるでしょうか。その名の通り、メモリー(=記憶)を競う競技です。私は今月の初めから、ご縁があってメモアカという会社のメモリーアスリート養成プロジェクトに参加しています。このプロジェクトで参加者はMemory Leagueという記憶の競技ができるウェブサイトで世界ランキング100位以内を目指します。このサイトにおける競技人口は約3700人なのでトップ約3%に入るのが目標ということですね。裏を返せば登録するだけで上位3700位を名乗れるお得な競技という言い方もできますが。
 私は以前から頭を使うことが好きで、それが競技になっていることに魅力を感じて参加を決めました。ただ、競技に関する知識はゼロからのスタートです。まだやっと競技を始めてちょうど4週間のビギナーですが、成長することに対する喜びを感じています。
 今回のプロジェクトは非常に力の入ったもので世界トップランカーの山口選手や平田選手からマンツーマンでレッスンを行なってもらう機会がありますし、毎週行われる授業も2時間みっちりと両選手から競技の手ほどきを受けることができます。今回この記事を書こうと決めたのはこのプロジェクトの凄さを自分の中で改めて感じていたことと、一緒に競技をできる仲間を増やしたいという思いがあってのことです。
 Memory Leagueの登録は非常に簡単で、https://memoryleague.com  (下記のリンクです)にアクセスして、右上のSign in or registerのアイコンをクリック。メールアドレスを入力したら、URLが書かれたメールが届くのでクリックしてユーザー名等を決めるだけです。恐らく5分もかからないでしょう。

これだけで競技に参加することは出来るのですが、無料のアカウントでは1日5回までにプレイ回数が制限されているので注意です。12ヶ月4000円弱なので、しばらく触ってみて継続してやりたいと思ったら有料会員になるのをおすすめします。それからユーザー名についてですが、私は夜沈という名前でやっていますが、対戦などで名指しできる手法があるので英数字にすることを推奨します。ヨーロッパのプレイヤーが多いのでなかなか漢字だと名指しで戦いにくいと聞きました。

 なんとなく興味はあるけどどのように進めたらいいのかという人もいると思います。大まかな流れとしては記憶の技術を学ぶ→実際に使ってみる をぐるぐる回すのが良いかと思います。
 私が今習っている手法はストーリー法と場所法の合わせ技です。これがどのようなものか説明します。まず、下準備として自分の中で簡単に思い浮かべられるような場所でルートと呼ばれる通り道を作ります。この時に、印象に残りやすいものを順番に辿れるようになっておきます。その場所のことをプレイスと言います。トランプの順番を覚えるなどする時や他の競技の練習をするときの利便性で1ルート26プレイスのものをいくつか持っておくといいと思います。覚える時はプレイスに2つのものでストーリーを作って、それを置いていきます。例えばショートパスタ、塩、かぼちゃ、ニンニクを順番も含めて覚えるとしたら、「駐輪場に入ったらペンネが落ちていて、それで塩の砂漠で井戸を掘っている」、「エレベーターホールにはジャックオランタンがあって、追いかけてくるニンニクから逃げている(ジャックオランタンの口の形から吸血鬼的なイメージを膨らませました)」。あとは、ルートを順番に辿るだけで、ショートパスタ、塩、かぼちゃ、ニンニクが簡単に思い出せる、というわけです。

 おそらく競技をやるにあたって、1番簡単なものはimagesと言われる画像の順番を覚えるものです。その分他の競技でも使える基本ともなるので初めてやるならこれに挑戦しておけば間違いはないです。2つづつストーリーを作ってプレイスにおいていき、覚えたらプレイスを順に辿っていきます。26枚のイメージを1分で覚えられると最高のレベル10になれます。こう聞くとかなり大変に思うかもしれませんが、私は1週間で達成しました。やってみると簡単とまで言うつもりはないですが、少なくともこの手法を使うことによってかなり覚えられるという実感が湧くと思います。

自己ベストを記録した時の画像 順番を覚えていきます


 ランダムに並べられたトランプの順番を覚えるcardsと数字を覚えるnumbersは「変換」という作業が入る分、imagesやをwordより難しいです。やる順番はimages→words→cardsとnames→numbersがいいのかもしれません。少なくとも私はそのようにしています。
 それから、やるたびに反省点をかけるようなスプレッドシートをあらかじめ作って置けると継続のモチベーションになります。成長を感じられるのはもちろんですが、自分の間違えやすいプレイスやイメージのデータを蓄積できるので強化するときの足がかりになりやすいです。

私は結構いっぱい書くたいぷだけど、コメントなくてもよき

 さらっと書いてしまいましたが、記憶の競技の話聞いてみていかがでしたか。やってみたいという方がいるととても嬉しく思います。私も始めたばかりですが、わからないことやコツなどお互いに共有できる仲になれたらそれはとても嬉しいことです。答えられるかわかりませんが、質問などあれば気軽にX等でDMしていただいて大丈夫です。記憶というと難しそうとか、何にもならない勉強みたいなものなのかなと思う人もいると思います。でも、記憶の競技で必要なのはイメージを膨らませて豊かにするということでもあると感じています。日常の中でもおもしろいなと思えるものが増えたり、音楽をより主体的に聞いて楽しめるようになったり。ある意味で世界が一変してとても楽しい遊び場になる、という側面もあると思います。本当に、楽しいです。
 また、記事を書くつもりなのでよろしかったら遊びに来てください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?