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家族で大移動の1週間。神話の国、島根へ

ほぼ旅日記。書いている内容の振り幅が大きくて、我ながら書き留めておいてよかった。桜が満開〜〜! 気持ちのよい季節になった。

そして、noteがサービス開始10周年

10年前の自分は、広報へキャリアチェンジをした年で、子どももまだ1人だけだった。習慣もくらし方も、すべてが変化している。

そんな10年の重みを感じる。関わってくれた、すべての皆さんに感謝しながら、今日も日々を記録するぞ。未来の自分のために。


3月28日(木) 風呂場で夕飯

昨日から、11歳娘の友だちが泊まりに来ている。

リビングにキャンプ用のマットを敷いて、夜遅くまでふたりでお喋りしたり、ゲームしたり。朝も遅く起きて、宿題をして、謎のお菓子作りをして、お喋りして。大学生のような、気ままな暮らし。

そんな2人を横目に、うるさい大声を出すなと注意しながら、別室で仕事に励むわたし。不思議な未来が実現したものだ。まさか、こんな働き方をすることになるなんて思わなかった。

今日はワンオペで、仕事を一次離脱してお迎えへ。雨が降ってきたけど、もうオンライン会議もないし人と会う予定もないから、気にならない。

朝の送りで雨に降られると化粧が落ちるから、気になる。いやだ。今週はぜんぶ雨の中、オットが行ってくれたけど。

「100%勇気」を熱唱しながら帰ってきた。そのままお風呂場へ直行して、2歳息子、5歳息子、11歳娘、友だちの4人で入ってもらう。私は、その間にご飯づくり。

友だちが来ていると、子どもたちだけで世界が完結していて、とてつもなく楽だ。

娘のリクエストで、今夜はうどん。息子たちは先に出てきたが、娘たちはなかなか出てこない。うどんが伸びるだろ〜〜!!!と叱責した結果、お風呂に入りながら食べることになった。

定食屋のように、風呂場へうどんを運ぶ。そのまま風呂の蓋をテーブル代わりに、女子2人はキャッキャと食べて、さらに1時間以上入っていた。楽しそうでいいな、おい。

3月29日(金) 兄との再会

朝から台風のような暴風雨。今日が保育園最後の日なのに、みんな送りが大変だろうなと思いを馳せる。保育園は親にとってもパラダイスで、まさか翌日から即学童and弁当ライフになるなんて、と6年前は頭を抱えていた。

毎週通ってる鍼をやってもらってから、仕事。タイに駐在している兄が一時帰国していると急に連絡が来たので、ランチは娘も一緒に近所で鮨をつまむ。

日本は安すぎる、バンコクで食べたらこのお寿司も6000円はする。帰国したらどこに住もう。ばあちゃんは元気か。従兄弟はどうなった。そんな、脈絡もない話をひたすらしていた。

戻ってからは、またしゃかりきに仕事。夜は鍋。オイシックスのミールキットの鍋は、普段やらない組み合わせを色々と試せて良い。今回の常夜鍋はかなりのヒット作だった。

3月30日(土) 神話の国・出雲と雲南へ

今日から、島根に帰省。朝5時に起きて羽田空港へ。家族5人での大移動なのでタクシーを予約しているが、毎度遅刻してしまう。申し訳ない。

とにかく色々と詰めて、タクシーの中で喧嘩する姉弟をなだめて、なんとか無事に飛び立てた。毎回懲りずにギリギリのスケジュールで行動してしまう。これは、もう直らない。

出雲空港に到着したら、一路、出西窯へ。大好きで、帰省するたびに買い込んでいる。

お花が美しい季節

出西ブルー。
最近よく出ている、緑の釉薬も好き。

どんな料理にも合う
緑、かわえええ

その後は、ブランチ兼ねて出雲そば。風月庵。

オットも初めてだったらしいが、すごく美味しかった。11時開店の10分前に到着したらすでに並んでいるひとがいて、開店の時は、すでに満席だった。座敷席もあるので、子連れも安心。

釜揚げそばと割子そばのセットを頼んだ。釜揚げもきちんとコシがあって、美味しい。子どもたちはラーメン

腹ごしらえをした後は、古道具屋・ハルジオン。軒先で出店していたお菓子のお店のグラノーラを買ってつまむ。

自宅兼お店? 店番していたお子さんが可愛い
田んぼの中に突如現れるお店


そして、奥出雲葡萄園。試飲もできるし、中庭では美味しいピザも食べられる。運転手のオットを尻目に、ソーヴィニヨンブランを頂く。すごく良いお天気で、子どもたちは葡萄畑の隣の芝生でゴロゴロと遊び回っていた。

ハンドモデル・娘
オットの故郷の雲南市は、ヤマタノオロチ伝説が残る場所。マンホールが良い
湯村温泉。野湯もあって雰囲気が大好き
この週末で満開になった桜

葡萄園の後は、湯村温泉近くの古民家で暮らす友人の家へ。古民家へ憧れる私たちに、しばらく空き家だったお宅で暮らす時の苦労を話しつつ、家中を案内してくれた。この辺りは棚田が残っていて、本当に景色がきれい。

夜は義兄家族もやってきて、大騒ぎ。義兄が怪獣ごっこをしてくれて、従兄弟たち全員で怪獣を倒すべくはしゃいでいる様子は、とてつもなく微笑ましい。

2歳息子は、義兄を蹴飛ばして一目散に部屋の外へ逃げ出し、決着がつくと「もーいっかい!!」と言いにくる卑怯ぶりを見せつけていた。

3月31日(日) 旅するキッチン・WATOWA

甥っ子の野球の試合を朝一番で家族で応援したのち、ずっと行ってみたかった、温泉津(島根県大田市)にあるWATOWAへ。

マンホールは交易船。温泉津は、石見銀山のお膝元で、銀鉱山と朝鮮半島や中国との交易を担っていた港がある
町はこんな感じ。有名な郡言堂、森山窯もあるよ
すごい代物が、そこかしこにある
風情のある町並み、ここ数年で新しいお店も増えている
ここが、WATOWA!手前はランドリー、奥にキッチンと飲食ゾーン、さらに奥にゲストハウスがある
SUKIMONOさんが手がけた椅子。一つひとつ木の形に合わせて作っていて、愛おしい
タイルの色合い、好き

ここは「旅するキッチン」とだけ情報を聞いたことがあったのだが、シェアリングキッチンがあって、期間ごとにいろんな料理人の人が出店している。

この日は、長野県からやってきたご夫婦が提供するネパール料理。2週間前からやってきて、この日が最終日だったらしい。

ダルバート、単品でも混ぜてもずっと美味しい

ご主人が赤子をおぶりながら接客して、気さくに色々と話をしてくれた。こんな時に、本当に相手へ関心があるからこそ、うんうんと聞き上手で仲良くなるオットがすごいなと常々思っている。

マルシェのようなものではなく、こんな風に一定期間お試しも兼ねて出店できる飲食店って、すごく良いな。地域も活気づくし、本格的に移住しようと思う方も増えるかもしれない。

そのあとは、すぐ近くの温泉・薬師湯へ。昨日行った湯村温泉に、トリートメントとメイク落としを忘れたことに今さら気がつく。旅の初日から忘れている……絶望。

ジブリ感がただよう。風呂上がりには、上の階のテラスで涼むことができる。ブランコもあるよ

近くに、森山窯と椿窯、好きな窯元が2つあるので寄ってみたが、さすがに日曜なので誰もいなかった。無念。

夜はお義父さんお手製のシメサバをつまみつつ、不良嫁なので、手伝いもそこそこに、配信が終わってしまう先週の『光る君へ』を慌てて見る。

肉厚で脂のノリもちょうど良くて、絶品

4月1日(月) 焼きさばを知っているか

今週は、1週間フルリモート勤務。今年からオットが島根と東京を定期的に行き来する生活になりそうなので、どんな状態になるのかを家族で体験してみることになった。

子どもたちは、全員コミュニティナースカンパニーが運営する「地域まるごと子育て縁」に通う。オットが1人で下の子ども2人を連れて、1ヶ月奥出雲葡萄園で修行した時も、お世話になった場所だ。

家の前の商店街にある、魚屋さんが絶品で、滞在中に何度もお世話になることになる。雲南名物の焼きさば。

太巻きは卵と生姜も入っていて、バランスが絶妙
店先で女将の方がにこやかに焼いている。肉厚さが伝わるだろうか!ものすごく良い香りがただよっていた

夜は市役所の方を中心とした歓迎会にお呼ばれ。とはいえ、徒歩1分のお店なので、私はすこし残業をしてから合流した。

宴が終わった時、まだ料理がたくさん余っていたので「持ち帰りなさい」と言われて、大量に持ち帰らせてもらう。最高だ。

4月2日(火) 花見モーニング

朝起きたら、昨日買ったさばのバラ寿司をおにぎりにして、河川敷へ。朝ごはんを兼ねてピクニック。豊かだ〜〜〜

えっちらおっちら、食事を運ぶ
川沿いの桜って、色のバランスが完璧だ
桜の名所・斐伊川の願い橋から

今日は仕事終わりに、オットの雲南市でのチャレンジを後押ししてくれた方々とのホームパーティにお呼ばれ。

東北食べる通信で購入したものが届いたから〜と娘に帆立をさばかせてくれた。

行ったら、ご馳走が待っていた。うつわも素敵
帆立をこんなに味わい尽くしたのは、初めてかもしれない
そのまま食べてよし、焼いてよし

古民家を改装したご自宅が、素敵すぎて、うっとり。侘び寂びってこういうことだよねの広い土間、立派な梁、小上がり、お風呂トイレ付きのゲストルームまであった。

子どもたちも、家中を走り回って、汗だくで遊び尽くしていた。

敷地内では、いろんな草花や果実を育てているらしい。もうそれだけで羨まし〜と素人は思うが、特定の季節に一気に実がなるのが、大変らしい。取るのも加工するのも食べるのも追いつかないと。

なかには、収穫にきて加工したものを送ってくれる人もいるらしい。それが、最高!と。お互いのニーズがかみあってて、とても良い仕組み。どの田舎も困っているだろうから、もっと繋げられると良いが、難しすぎるのも分かる。

4月3日(水) 大事な人にチェーンメールを送るな

今日から下の子どもたちは、地元の保育園へ。年度はじめなんて、新入園児の対応でバタバタしているだろうに、受け入れてくださって、本当にありがたい。

前回、10-11月も約1ヶ月お世話になっていたので、2人ともすぐに馴染んで大はしゃぎしていた。

わたしは、今日もしゃかりきに働く。娘の友だちのLINEグループに、わたしもぶち込まれているのだが、めちゃくちゃ連絡がくる。

通知はオフにしているので、ふと見るとすごい溜まっている。もちろん見ないのだが、チェーンメールがすごく来ている。

「大好きな友だちに送ろう」とか「送らないと怖い奴がやってくる」とか、あの手この手で送らせるやつだ。古から不幸の手紙はあるが、だれが得をする仕組みでこんなに脈々と出回っているのだろう。

さすがに現代的にアレンジされている。ご丁寧に、やり方が分からない人への操作方法まで書かれていて、ありがたいね。

大好きな人にチェーンメールを送るのはやめよう

子ども向け雑誌の巻末にあるような「夢が叶うネックレス」とか、だいたい信じるタチだったわたしに、言えることは何もない。

今日はオットが地元の歓迎会にお呼ばれしていたので、温泉だけ一緒に入りに行かせてもらって、夜は子どもたちとゴロゴロ過ごす。久しぶりの何も予定のない夜、ゆっくりできた。

と、言いたいところだが、寝る直前になんでもないところですっ転んで、尾骶骨を強打して悶え苦しんだ。子どもたちが駆けよってきて「大丈夫ー!?! ままー!!」と叫んでいて、ドラマだった。


後半に、続く!


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