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【ミャンマークーデター】6月中旬の市民生活と応援したいお店

4月中旬頃から、経済活動が戻り始めたように見えるヤンゴン街中です。

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爆破事件、拘束、検問、国軍による強奪など治安的な課題は多々ありますが
やはり、市民生活では経済活動は欠かせません。

今回は、政治・情勢から少し離れてコロナ第3波・クーデター中の経済活動、(個人的な)オススメのお店についてをご紹介します。

*6月中旬での生活情報となることご了承ください。

1、市民生活

まずは、ヤンゴンが今どのような市民生活なのかお伝えしたいと思います。

<街の様子>

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ヤンゴンでの一般的な生活では、タクシーやバス、人通りは4月中旬頃から戻り始め経済活動もほぼ再開してきました。

しかし、爆発事件・事故(爆弾を作っている最中に爆発)などが続いています。

先日も、タムウェで大きな爆発で一般市民の死傷者も出てしまいました。

また、軍関連施設・軍基地の前にはバリケードや土嚢があります。

治安も、安泰とは決して言えませんがその中でも経済活動を再開させなければ自身・家族が飢える・・・というジレンマがあります。

<抗議活動>

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クーデター後からほぼ毎日行われていた「なべ叩き」は今は行われていません。

ちなみに、鍋叩き(金属を叩く)は、悪霊退散の意味があります。

また、日中の抗議活動も
フラッシュデモという短時間で小走りで行うデモが不定期に行われます。

抗議活動が減ったのは、拘束されるからという理由が大半ですが、密告者(ダラン)の存在もいます。

最近では、「ピューソーティ」という国軍に日給5000チャットで雇われている人たちがいます。

ピューソーティについて

こういった存在によって自由な発言や抗議行動も抑制されるようになりました。

ですので、以前のように大きな抗議活動は行われず、SNSでの発信も激減しました。

発信が減っているのは決して軍事政権に妥協したからではなく、身を守るためでもあります。

<企業活動>

企業登記数は、

1月1400件
2月200件
3月160件
4月250件
5月700件

と、3月を底に増えてきました。

撤退・事業縮小はあるもののオフィス出勤、飲食店の再開など回復傾向にあります。

<飲食・小売>

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5月頃から店内飲食が解禁になり、6月頃には21時まで営業するお店が増えました。

(現在は22時〜4時が外出禁止令)

街にも人が増え、経済活動が戻ったように思いますが、

「消費するため」というよりも、
「働くため」の外出であり、

昨年と比較して、消費が増えているわけではなさそうです。
(3月よりは回復傾向)

<オンライン決済の普及>

コロナ前までは、現金決済が中心でした。

コロナの影響で「お札から感染する」という見方が広がり、

オンライン決済アプリでの決済が一般のお店でも使える場所や使う人が増えました。

クーデター後、現金不足が深刻になりクレカ払い・決済アプリで支払いたい方が増える一方で、

受け取り側(お店側)は、「現金受け取りをしたい」というアンバランスが生まれています。

特に物件など大きなお金が動く場合は、最後の商談時に、折り合いがつかないこともあります。

最近は、物件売り出しの広告に
「送金50%、現金50%」
「送金100%でOK」

などの記載が増えました。

そのくらい、現金確保・現金節約に必死です。

お店も、現金のみのお店と
クレカ・送金アプリOKのお店と
二極化してきているように思います。

また、現金払いなら
「10%割引」
などもあります。

逆に、クレジット払いは10%上乗せというお店もあります。

(マーケティング的に・・・”上乗せ”は成約率下がるので、”現金なら割引”の方が購買欲も上がると思います。)

ここから先はヤンゴン在住者向けにはなりますが、

コロナ・クーデターの災難が続く中でも、営業されているお店、応援したいお店など紹介させていただけたらと思います!

ミャンマー(ヤンゴン)に滞在のご友人、ご家族、スタッフの皆様にもぜひ。

2、応援したい&好きなお店


個人的な趣向で恐縮ですが、
ご紹介させていただきます!

Tasty Bistro

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ヤンゴンの中心部にあるホテル敷地内のミャンマー料理店です。

こちら

知人の親戚が開業したとのことで朝食に行っていました。

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インスタントのモヒンガー販売から始まり、4人の女性陣で経営されているそうですがコロナ&クーデターのダブルパンチの中、

若者に仕事作りたい、
スキルを身につけてもらいたい、
という一心で開業されたそうです。

ホテル敷地内の立地にも関わらずどこで収益上がるんだろう???
と思うくらい値段も全体的にリーズナブルで

利益よりも雇用やスキル獲得のためのお店だと思います。

冷房が効いた室内と、開放的な外の席あります。

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Wifiもあり、ちょっとした仕事も気分転換しながら気持ち良さそうです。

さらに、料理も安心安全な無添加の美味しいミャンマー国産で
自家製ヨーグルトやモヒンガ、パコックという町からの蜂蜜ミャンマーのお茶、麺などがあります。

朝食、ランチ、打ち上げ、飲み会、おひとりさまetc
ぜひ行って見てください。


Petit Rangoon

パリ帰りのミャンマー人パティシエの
タルトケーキ・クロワッサンのお店です。

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弟さんは日本語話せてデリバリーしてくれます。

甘すぎず、見た目もとても可愛いので
プレゼント・ホームパーティには最適です。

テイクアウトのみ・オンライン決済可能です。

因みに、今月の新作は、マンゴータルトです。

Cafe Kalaw Coffee

シャン州のカローという地域のコーヒーです。

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ミャンマー在住の方は
取り寄せ可能です。

昨年夏に滞在したカローという場所にあるとても素敵なカフェのコーヒー豆です。

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自家製で焙煎したてをデリバリーしていただけます!

お家時間・リフレッシュ時間・仕事のお供にぜひ。


Kombucha(コンブチャ)

お茶を発酵させてつくる
植物性の発酵ドリンクのことです。

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*昆布茶ではありません。

デリバリーOK、KBZのみオンライン決済可能。

全てミャンマー産で作られた健康ドリンクです。

Green Hill

メルキュールホテルにある
オーガニック食材や
日本食材が販売されているお店です。


有機野菜の販売をされています。

ミャンマーの農民生活向上のために有機野菜の販売をされています。

シャン州のオーガニック野菜や手作りプリン、クッキー、パウンドケーキなどのミャンマー産食材だけでなく、

冷凍食材、日本のお米、カップ麺系、インスタント系もあります。

最近、市内のマーケットで在庫薄になっている納豆もあります!

お買い物の利益は農家さんに還元されます。

Shwe Sa Bwe

コースのミャンマー料理やフランス料理などがあります。

地方の若い子のスキルアップやトレーニングをするために開業されたレストランです。

少し高級なレストランですが、(3000円くらい)空間・食事もとても素敵で、大事な日、記念日、会食、観光にはおすすめです。

トレーニングを兼ねたレストランなのでお客さんがいなければ教育にもなりません・・・。

食事しながら、スタッフさんの教育につながっていきます。

たまにの贅沢兼ねて行って見てください。

Origin Coffee

ミャンマーコーヒーのお店です。

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食事は少し高めですが、Wifi爆速、広々ソファ席ミャンマー国産コーヒーのこだわりあり。

クレカ・オンライン決済可能です。

コロナの時期は、一般客の来店をやめて、医療従事者へコーヒーを配りに行っていたそうです。

建物もおしゃれでセレブ感あり。

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高級店と思われがちですが、実はチェーン店系のコーヒー屋よりもお手頃です。


本日はミャンマーのオススメのお店・応援したいお店をご紹介させていただきました!

お金は天下の回り物と言われるように好調な時も、不調な時も、回っている、回していく、という意識が

ミャンマー経済を少しでも上向きにする一消費者としてのアクションでもあると思います。

オンライン決済のお店もありますので気分転換、応援兼ねて行かれてみてください。

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