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観光業の新しい形とビジネス視察のあり方

今日はミャンマーの観光業界とビジネス視察について思うことがあり、まとめました。

コロナの影響で、世界中の観光業は大打撃・・・。
ミャンマーでも多くのガイドが職を失っていると聞いています。

私のfacebookにも、ガイドをやっていたんだろうなあ、というミャンマー人男性から、
「日本語の通訳ができます。仕事ありますか?」

と唐突すぎる仕事の逆オファーが来た。笑

仕事を作りたいのは山々・・・ですが、現状日本語の通訳は事足りてしまっている。
どうしたものか、、、
どうやったら彼の能力を活かした仕事を今この状況で作れるのか?

考えているうちに、

日本人に来て欲しい観光業界と、
ミャンマーに行きたくてしょうがない日本人やビジネスマンの新しい形として、
新しい、というよりアップデートされた形を作っていきたいなあと。

旅をしたい人・ビジネス視察をしたい人・本物の情報を知りたい人は一定数存在する。

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旅好きな知人と、旅について語っていた時。
知人は「どこが一番早く、海外に行けるのか?早く移動がしたい」

と言ってました。

私もですが、世界中の旅人や冒険家、旅好きは、今か今かと、各国の渡航規制がなくなることを待っているはずです。

そんな時に、観光業界・観光に携わるガイドが今一番やるべきは、
各国の渡航制限解除された段階で、過去顧客や、旅好き、旅人が、「ミャンマー」を選んでもらうための努力や情報発信をすることだと思う。

情報発信は、各社ライバルも多いので、やっていることが「当たり前」な感じはしますが、
さらに踏み込めば、
「過去の顧客リスト含めお客さんとダイレクトにつながる」こと。

マレーシアのよく行っていたお店は、店員からWhatappでお店の新メニューや、営業スタートのお知らせを送ってきてくれたり、

今の様子を送ってきてくれたり。

スタッフと顧客がダイレクトにつながる温かみのある集客をしているお店もあります。(もちろん一部のお店だけだと思いますが、参考になるはず!)

もし今、観光業に従事していたり、現地スタッフの職がなくなっているのなら、過去のお客様や見込み度の高いお客様と、オンラインでダイレクトにつながることで、
いざ、渡航制限が解除された時に、真っ先に来てもらえるんじゃないか、と期待してます。

今、旅に出たい人はウズウズとしているはず。
どの国が観光できるようになるのか?待ち望んでいるはず。

そういったお客さんと、「ダイレクトにつながる」もしくは、そういった場を小さくても作る、のは私たちの役割なんだと思います。

さらに踏み込めば、現地のリアル情報を発信すること

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ミャンマーは、日本企業進出ブーム!らしい。(今は、第4次ブームとのこと)

ミャンマーに進出したい起業家や大手・中小企業は、視察をしたくてたまらないはずだ。
現地のニーズを知ることや、自分の企業にとって良いのか悪いのか、実際の現地はどうなのか??etc

これまでは、日本からはるばるミャンマーに飛んで、現地視察をしている人も多かったはず。
威張れないけど、私もその一人で、マレーシアから2ヶ月に1回足を運んでリサーチしたり、ボランティアしたり、家探したり。

LCCや成田からの直行便もあり、ミャンマーは比較的アクセスもしやすい土地となり、何度も現地を確かめに足を運ぶ方々も多かったはずだ。

でも、今はどうか?

長期滞在者であるならまだしも、気軽に視察なんてもってのほか!

一度入国したら3週間の隔離。相当の理由がなければ、短期で来れる見込みが立たない。
なので、現地滞在者(私もですが)や、現地を幅広く知るガイド、企業、がホンモノのリアルな情報を伝えていく必要もあるはずなんですよね。

最初はお金にはならないですが、渡航制限が長く続けば続くほど、現地ビジネスの代行やリアル情報には価値が上がっていくものだと思います。

観光を超えたリアルを伝えるメディアとしての活躍の場も観光業界にはあるのではないでしょうか。特に日本語が話せるガイドさん。

顧客とダイレクトにつながるガイドの価値が上がるのでは?

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観光業としても、ビジネス視察代行としても、顧客とダイレクトに繋がっているガイドや現地の人が、「ホンモノの情報を伝える」という意味では価値がかなり上がっていくはず。

それが、メルマガでも、YouTubeでも、インスタでも。

観光に関しては、上にも伝えたように、
ミャンマーの渡航制限が解除された段階で、真っ先に来てもらえるくらい、
信頼を今のうちにダイレクトに関係性を作っておいたり、
ミャンマーの良い面、ベネフィットなど、テキストや動画を通して伝えていくべき業務だとは思います。

ビジネス視察の代行は、観光とはまた視点が違うものの、「リアルを伝える」という面では、変わらない。

何れにしても、少なくとも顧客との信頼関係は必須だし、
その情報の信憑生など、リアルを本気で伝えられるスキルは、今まで以上に必要になるはず。

イメージとしては、全員がメディア編集長になる感じかなあ。

自分の目で見ていない分、臨場感持って、自分ごととして、まるでそこにいるかのように!!伝えられたらベストですね。私もそんな伝え方できるように、日々特訓中。

観光はまだしも、ビジネス視察の面で言えば、
日本側も、500%信じきる!という姿勢がないと、
いざリサーチを代行しても、現地でビジネスを展開する、までは至らないでしょう。

そもそも、日本人のビジネス視察は煙たがられていたらしい

この記事を読んで、私自身も本当に反省しました。。。

ごめんなさい。

20才くらいから、ホンモノの
「リアルの世界を見たい」という思いがあったものの、現地に行って何をするでもなく、ただ見て終わり。

何も生み出していない。

上の記事で書かれている「0→0」人間だった。
(むしろ「マイナス→0」人間とも呼べるかも)

日本人の視察は、
・何度も来るけど決定できない
・すぐ帰る

でも、一度決めたら長く根を張る。

という特徴と聞いて、大きく頷いた。笑

全企業とは言わないけれど、

視察メンバーは、
「決定権を持った人の”目”の代わりになってるだけ」

という印象がある。

私自身も、視察してレポートして、状況説明をして・・・
という経験は前職でも、今でも、たくさんありました。

これだと正直、本社側から視察をわざわざ経費をかけてする必要はなくて、
決定権を持つ人の目の代わり且つ、
リアルな状況や情報を現地の人が伝えれば良い、
という話になってしまう。

視察不要論。。笑

どこまで信頼を仕組み化できるかは、不透明ではあるものの、
これから視察どころではなくなってしまう時代に、

観光業だけではなく、現地在住者やローカルの方々への視察代行はニーズとしては高まっていく可能性は秘めていると思います。

そもそも、従来の視察のあり方には、違和感がたっぷりあった。

現地視察後、日本のオフィスで、
現地の人抜きに、現地に関する物事を進めていくのは、結局は現地のニーズや需要を度外視したやり方だよなあーと、ちょっと疑問に思ってる。

結局、日本人が、日本人のための現地ビジネス、になってしまっている気がしてならないのだ。「ミャンマーと」ビジネスをする、という関係性はなくなってしまっている気がする。

現地ビジネスを本気で何かしたい、と思うなら、
日本人と現地の人と関係性を深めることは必要不可欠だと思う。

現地「と」ミックスだからできる新しい形

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各国渡航が制限されている今、現地と繋がろうと思っても、物理的に分断されてしまっているのは、自分自身でコントロールもできないので、しょうがないことかもしれない。

でも、精神的な分断・意識的な分断は避けたいのです。

なんとなく分断されてしまってるなーと思った出来事あったので、
以前こちらの記事に書きました。

見出しで「と」と強調させてもらったのは、
関係性を大事にしたいな、と個人的には考えているため。

これまでのように、日本企業や人が来て、
日本のやり方を植え付ける方法や、
日本のやり方を広める、
といったやり方はもう通用しなくなっていくのではないか、と思ってる。

多分、今からは、
現地の人材と日本人と、5:5でミックスされた形が理想的になるはず。

では、オンラインでどう現地とつながるか?

私も、地方の人材と繋がるのに、ミャンマーにいてもオンラインなので、試行錯誤中ですが、

理想を言えば、
現地は現地に信頼して任せてしまう「対等性」を築くことだと思う。

オンラインだけで、信頼を築き、同僚並みに対等に接することは、本当に難しいのが現実で、私もなんども失敗しましたが、

現地側からは、
・信頼できる情報を日々発信していくこと
・価値提供をすること
・ダイレクトに繋がっていくこと
・受注を待たない!!

の努力は怠ってはいけない。(自戒を含め・・・)

観光・ビジネス視察が、今後いつ復活するか分からないことを考えると、

・日本側は現地を信頼して任せる
・現地は、信頼される努力をする
・お互い対等である

という意識は忘れないでいたい。

途上国は受注を待ち、先進国は安い人材を探し回る、という南北のおかしな構造ではなく。

コロナによって、物理的には分断されてしまっているものの、
気持ちまで分断される必要はないはずです。

自戒も込めて改めて、、、、の記事になりましたが、
こんな時代だから、ミックスされた組織づくりや新しい信頼と対等性によって、
現地ビジネスの形がこれから生まれるんじゃないかと思います。

私も日々アップデートできるように頑張ります。


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