morishiho

あこがれたりしゃべったり書いたりするのが好きです。

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最近の記事

小豆島の思い出

妹と二人で行った小豆島 椿の道のベンチ 来ぬバス 独身時代、もちろん子供もいない、 身軽で自由だったころに、 妹と深夜バスに乗って香川県に行った。 なにかの雑誌でうどん特集を見たのだ。 香川ではなぜかベーグルを買いこみ、 袋に入ったかき氷を齧りながら歩き、 うどん屋をいくつもはしごし、 朝ごはんもおやつも昼ごはんもうどんみたいな。 小豆島に渡って宿に落ち着いたんだっけかな。 小豆島はオリーブで有名なのに、 船を降り立てば胡麻油の匂いでいっぱいで、 なんで?って言いながら、

    • 春なので

      あっという間に四月だ。 このところ頭の中に流れている音楽は、 『春なのに』という柏原芳恵の昔のヒット曲。 子供のころ、いったいなにがあったんだろう、と思っていた。 というより、わからないことがあるんだというのを知らされた感じ。 制服を着てすごくかなしそうに歌っている若い女性歌手の姿は、 やっぱり忘れられない。 近所のお姉さん友達はみんな真似っこをして、なり切って歌っていた。 だからお姉さんたちの歌。 で、とっくに大人になってからも永遠に追い越せないまま、 毎年春になるとやっぱ

      • 雪が降った。 その辺の十代くらいにはテンションがあがる。 いいものだ。 『スノウ・クイーン』というなつかしい曲を聴く。 聴きながら思い出したのだが、 年末にツタヤの宅配DVDで、 これまたなつかしのアニメ『雪の女王』を観た。 (DVDが送られてくるっておもしろい。) とにかく主人公の女の子ゲルダがすごくて、 ものすごくて、ものすごかった。 あの子の手の冷たさは、 雪の女王に勝つためにますます冷たくなっていって、 着ているものもどんどんどこかに忘れて来て、 どんどん寒くなるのに

        • ファミレス

          こないだママ友3人と、 久しぶりにランチ会をしたのだけど、 なんのために生まれてきたんだろうって思わない? って言ったら、 想定外に空気が固まってしまった。 わたしはびっくりし、 一人はあきらかに怪訝そうな顔をし、 一人は困ったようにほほえんでて、 一人は少し考えたあと、 今こうやってランチをするためだよ! と言った。 で、わたしはあせって、 ますますわけのわからないことを言って、 それをまぎらすためにまたへんなことを言った。 本当に、 ごめんなさい、 ありがとう、 ゆるして

        小豆島の思い出

          『バベットの晩餐会』を久しぶりに観た。

          2024年の映画館はじめに、 「午前十時の映画祭」で『バベットの晩餐会』を観た。 最初に観たのはいつだっけ。十代後半くらいか。 ビデオ借りて観た時もあるし、 テレビで流れているのをたまたま観た時もある。 友達のお姉ちゃんの「一番好きな映画」だった。 別の友達のお兄ちゃんの「人生観が変わった映画」は、 『ゴースト/ニューヨークの幻』だったな。 いずれにしても、映画館で観たのは今回が初めてかもしれない。 記憶があっていれば。 『バベットの晩餐会』、やっぱりよかった。 なんという

          『バベットの晩餐会』を久しぶりに観た。