【夫に絶望を感じて離婚届を差し出した話】①
こんなはずじゃなかった……
こんな人じゃなかったのに……
気づいたら、夫に怯えて暮らすようになっていて
いつ、どの辺りから
こんな関係になってしまったのか
もう、よく分からなくなっていた
結婚してからかな
子どもが生まれてからかな
いつから、こんな関係になってしまったんだろう、、、
あ、、、今日も、不機嫌だ、、、
悲しくて、悲しくて、
どうしたら良いか分からなかった
そんなに多くのことは望まない
ただ、笑って穏やかに夜ごはんが食べたいな
だって、こんなに素敵な人はいないって
そう感じたから結婚したんだもん
運命の人だと思ったの
わたしにとってはすごく大きな夢だったから、
それを叶えられたのが本当に嬉しかったの
アホな女だと思われるかも知れないけど
その夢を叶えられたことが唯一の生きる支えになっていた
だから、夫との関係が上手くいかないということは
わたしにとっては絶望でしかなかったの
生きる意味を見失ってしまうほど、大きなことだったの
******
ある日、夫が椅子を投げた。
それはわたしや子どもに向かって投げられたものではなかったけれど
投げて落ちた椅子をもう一度手に取って投げたとき
そう、強く思った。
このままでは、子どもが危ない。
市役所に離婚届を取りに行くことにしたの。
つづく
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