低い自己肯定感となった背景は複雑に絡み合っていると思います。
「しごと」と並んで、わたしの中に大きな劣等感を生んでいたのはの「お金」でした。

稼げないわたし

公園設計会社に15年勤務しました。
就職したのはバブルがはじけた少しあと。
　”去年まで社内旅行で海外に行ってた”
　“去年はボーナスももっと多かった”
先輩方からこんなことを聞くような、景気下がり始めの頃でした。

社会人1年生の冬に起こったのが阪神淡路大震災です。
会社も社員も結構な打撃を受けました。
そして仕事も公園改修など震災関係の仕事になりました。
まだ若かったので詳しい状況はわかりませんが
震災の影響なのか、大きな仕事は少しずつ減っていき
会社の業績は悪化しているようでした。
営業さんが辞め、事務方がいなくなり、ボーナスがなくなりました。
そうなると若い社員も少しずつ減っていきました。
お給料がどんどん削られ始めました。

一人目を出産して戻った時には残業がない上にお給料大幅カット、その支払いも遅れがちな状況。
高額な0歳児の保育料を支払うと半分なくなる状況でした。
半面、キャリアアップしている夫のお給料は右肩上がり。
入社した時は夫と変わらない稼ぎがあったのに…
子育てしながら、仕事をして、バタバタとうちのことをこなして手元に残るのが数万円。
それでもその仕事は好きだったし、両立している満足感もありました。
いつかは改善されるとも思っていました。

二人目が生まれ、子育て＆仕事の両立は忙しくなりました。
だんだんと夫の手伝いは期待できなくなりました。子どもが病気になってもなかなか休めず、朝も早く夜も遅い。なのでほぼひとりでの育児と家事。
会社はそんな私の状況を理解してくれて、急な休みや時短勤務なども受け入れてくれました。
でもお給料は全く戻らず、二人分の保育料でほぼなくなる状態。
時々、なにやってんだろう？と疑問に思うことはありましたが、子育てと両立できるのはこの会社のおかげと思ってたし、仕事も会社も好きでした。
忙しいながらも、子育てと仕事のバランス、夫と私のバランス（稼ぎは夫、うちのことは私）はとれていた時期だと思います。

三人目が生まれ、より大忙しになりました。
そしてお給料は据え置き。夫の手伝いも難しいまま。
子育て出費は増えて、忙しさもアップして、仕事の対価は低いまま…
自分の時間もお金もない状況に、だんだんと息苦しくなってきました。
3年がんばりました。
が、長男が5年生になり、少年野球の手伝いで土日もつぶれるようになり始めると、さすがにもうムリでした…

振り返っても、ものすごくハード。
育児に家事に仕事。
ほぼ休みなし。
加えて、低いお給料。

もしこの時にお給料がもっともらえていたらどうしたか。
きっと仕事を続けていたと思う。
有料サービスや便利な家電を活用していたと思うし、
なにより夫に主張していたと思う。
「こんなにたくさんのこと、ひとりでできない！」

なぜそれができなかったか。
一番は少ない稼ぎに負い目があったから。
稼ぐのは夫、育児と家事は私だと思っていたから。
夫は稼ぐためにもっと大変な思いをしているかもと思ったから。
稼いでくれてるのに負担かけたくないと思ったから。

だからひとりで抱え込んで、無理になって離職した。
そして辞めた自分を別の自分が責め続けてきた。
つまり私の中で「稼げない自分」は「仕事を辞めた自分」の原因でもある訳です。

お金のメンタルブロック

「稼げないこと」が劣等感を生んでいると自覚し始めた時
「お金のメンタルブロック」があるらしいと知りました。

　お金に対して持っている思い込みが潜在意識でお金を遠ざけている
　その思い込みである「お金のメンタルブロック」を解除すれば
　お金は自然と流れるようになる

というものです。
「稼げない私」にはきっと「お金のメンタルブロック」がある！
不思議な縁で知り合った方のコンサルを受けることにしました。

ブロック解除のコンサルを受けてみた

お金のイメージやお金にまつわる思い出を話すうちに
悲しくなって涙がでました。
いつもは忘れていて、全く気にしていなかったこと。
母親から言われたひとことがずっと心に引っかかっているようでした。
確かにお金の流れをブロックしている潜在意識はあるかもしれません。
それが勝手な思い込みなら、意識することでなくなるかもしれません。
その方いわく、
すぐに変化するわけではないけど、必ず変わりますとのことでした。
コンサルを受けてすっきりしました。受けてよかったです。
もともと信頼していた方だったことが一番大きいかもしれません。

その後どうなった？

コンサルを受けてから5か月ほど経ちました。
ここ数ヶ月、お金の出入りの勢いがすごいです。
動くお金の額も全く違います。

今のところ、ほぼ出て行くお金の流れです。
でも今までにないところから入ってくることもあります。
お金の流れが大きくなったことは確かに感じます。