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島日記 野菜の色いろ

夏野菜がおいしい季節がやってきた。
スーパーに行けば入り口付近に色とりどりの野菜が並んでいる。
島のスーパーは鹿児島から送られてくる野菜なので価格が高い。
でも至る所に無人や有人の野菜の売店がある。

だいたい百円なので、価格高騰の折には嬉しい。
それに季節のものばかり、露路もの、無農薬、低農薬のものが多くて安心して食べられる。

毎日販売しているわけではないが、簡単な作りの、島では無人市と呼ぶ売店が集落毎にいくつもあるので不自由はしない。
通りがかりに車をとめて買って行く。
見逃しても次でいいやの感じだ。
台風の後倒れていたりする。

緑黄色野菜を多く食べるとよいというのは古くから言われてきたが、最近は健康流行りで、細かく情報が入ってくる。

植物は紫外線などから身を守るために、フィトケミカルという化学物質をおのずと作り出すようだ。
それを食べると人間の体内でも同じように、活性酸素を抑えてくれる。

野菜の色はそのフィトケミカルの種類によってわけられる。
大まかに、赤、橙、黄、緑、紫、白、黒。
たとえば赤いトマトはリコピン(カロチノイド)、赤唐辛子はカプサイシンが。
紫のナスはアントシアニンが、橙のニンジンはβカロテン等々。

野菜は色をを意識して食べるのがよさそうである。
好き嫌いがあっても、同じ色の野菜はいくつもあるので大丈夫だ。
ほとんど本来の色だが、白はダイコンのほか、キノコ、ニンニク、ラッキョなど。
黒はジャガイモ、ゴボウ、緑茶等々。

年をとっても肉や魚を食べたほうがよいと聞く。
しかし財布と相談すれば野菜に手がいく。
そうするうちに肉類は欲しくなくなってきた。
野菜生活でも至って健康である。

冷蔵庫にある7種の色の野菜
キャベツは白、タマネギは黄
大好きなゴーヤにスポットライト
アフリカハマユウにつぼみがいくつもでてきた
タカサゴユリが次の出番を待っている
萎れているので立たせた
ムラサキツユクサ
無人市の横で頬を染めていたアジサイ
ノブドウは縦横無尽に


今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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