島日記 移ろいゆく
月桃の実が朱色になった。
庭から少し摘んでテーブルの上におく。
数日で、つややかな色はあせてしまう。
しばらく前までは群生地まで採りにいき、洗って干して、ラッピングして売ったり、プレゼントしたりしていた。
今はその気は失せてしまった。
瞬時で朝の空が変わりゆくように、四季があるように、自分の気持ちも移ろいゆく。
朝と夜でも気分が違う。
十年ひとむかしとはよく言ったものだ。
「一度決めたらやり抜く」人もいるだろう。
私は気が多いのであれやこれやに興味が移る。
これから先は興味がわいても身体がついていかなくなる可能性も出てくる。
しかし脳細胞は興味がわくほど活発になっていくらしい。
朝日と夕日を眺めるだけで満足する前にやれるだけやっておこう。
noteも長くなるとマンネリ化してしまう。
意識して移ろいを求めないと自分でも愉しめなくなる。
愉しめなくてはnoteを書く意味がない。
最近はスケッチのあるnoteに惹かれている。
絵画ではなく、もっと気軽に。
風景描写を文章ではなく線や色で描けたらいいなと。
写真も面白くなったが、スケッチはもっと愉しいのではないか。
黙っているといつになるかわからないので言葉にした。
スケッチの基本の本を購入し、やる気を奮い立たせているところだ。
気が多くて、移り気な性格を持て余すこともあったが、今となれば結果オーライ。
残りの時間はどれだけあるかわからないが、移り気大歓迎としよう。
昨日より少し緩んだ気持ちのいい朝に。
移ろいゆくという言葉がぴったりの季節に。
今日も訪問くださってありがとうございます。
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